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(株)PHP研究所 (ピーエイチピーケンキユウシヨ)

企業情報
企業名:PHP研究所
ぴーえいちぴーけんきゆうしよ
ピーエイチピーケンキユウシヨ
コード:569
URL: http://www.php.co.jp
      道をひらく

      松下幸之助1968/04

      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.3
      いいね! tomato
      • 昭和43年に出版された本。
        人として、事業として、国として、人類としての視点でのメッセージが書かれている。
        共通して何度も語られているのは自然と宇宙の理(ことわり)、謙虚で素直な心、目の前の事に真剣に取り組む事の重要性。
        以下、備忘録:いま立っているこの道しかないという覚悟、懸命に歩まねばならない、素直さの重要性、逆境は尊いが順境も尊い、命をかける志を立てよ、私心に囚われない、目が見えない人は手探りで謙虚に歩むから怪我をしない、自然の理、真剣になる木刀の試合、病を味わう心、生の準備は死の準備、日々これ新た、視野を広く、身なりは鏡で直し心の鏡は謙虚な心と素直な心で直す、日に新たが宇宙の理、君子は日に三転する、何故を問うことから繁栄が生まれる、自分の責任の範囲の考え方、直接関係ないところにも責任を負う、真剣に叱られる、眼前の勝利に囚われない、無策の策が良い、とどめを刺さない仕事を恥じる、目あき千人メクラ千人力を尽くす事こそ大事、給与を貰うことはプロになった事、プロの自覚をもつ、敵に学ぶ、敵に教えられる自覚、熱意を持って懸命に、怖いものがある事のありがたさ、慢心しない、現状にあぐらをかかない、仕事に没入する事が成功につながる、敗因我にあり、良き学びの人であれ、勤勉の徳を積みたい、他に頼り求め過ぎていないか、日々の進歩が喜び、等々、立派な人だ。
        >> 続きを読む

        2017/06/14 by aka1965

    • 他10人がレビュー登録、 38人が本棚登録しています
      書店ガール

      碧野圭2012/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 1回目の感想。2015.9.30
        本屋に勤める二人の女性を中心に描いた痛快お仕事小説。本屋の仕事の裏側がかかれていて非常に良かった(一時期興味を持っていたので)。ドラマ版が大して受け入れられなかったのは亜記役がミスキャストだったのかなと本文を読んでいて感じた。もう少し若い女性をキャスティングしていたので、20代後半の女性ならちょっと演じた女優は若すぎるのではないかなあとも。不憫な話である。続編もあるようなのでこの続きも読んでいきたいと思う。


        2回目の感想。2017.8.3

        再読2回目。エンタメ作品としての出来は1作目が一番よくできているなと再読して認識した。読んでいて確かに「痛快だな」と思える。書店で楽しく働く魅力が伝わってくる。この1作だけならドラマ化されても納得がいくなと読んでいて思った。「ハチミツとクローバー」や、「スコーレNO.4」が有名になった理由もこれを読むまで知らなかった。2巻以降もこの後読み進めていきたいと思う。
        >> 続きを読む

        2017/08/03 by おにけん

    • 他8人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      女性の品格 装いから生き方まで

      坂東真理子2006/08

      カテゴリー:人生訓、教訓
      3.1
      いいね! 1212ryoko
      • 女性らしさ、奥ゆかしさ、慎ましさ等を
        持ち合わせる素晴らしさと
        そのためにどうすべきかが具体的に書かれている。

        多少偏りがあるように思うのと、
        ご年配のお上品な方が求められていることは
        こういうことなんだろうなぁ、と
        ちょっと人ごとのように思ってしまう部分もありました。
        万人受けはしないかもしれません。

        ただ毎日の生活にぜひ取り入れたい考え方もたくさんあります。

        ひとつひとつは素敵なことだと思うので
        その中でも自分が大切にしたいと思うことを
        選んで、大事にしていけばよいかなと解釈。
        年上の女性から学ぶことは多いので
        私は勉強になったな、と思って読み終わりましたが
        人におすすめするほどではありません。
        >> 続きを読む

        2014/01/21 by Rie

      • コメント 5件
    • 他6人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      書店ガール

      碧野圭2013/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • 1回目の感想。2015.10.20
        「販売」という職業は自分の売る商品に何らかのこだわりを持っていないと成り立たないと思う。自分は本屋に勤めたことはないが、本屋の店員の仕事ぶりがどういう物か解り易く書いてある文章が読んでいて面白いし、販売の仕事をしていた(アニメの映像・音楽商品やゲームを売ってました)頃の苦労を思い出した。「働いていて楽しくなければこの仕事はやっていけない」販売職の働く理由はこの一言に尽きると思う。この2冊目にはそういう苦労が思い起こされる点で非常に良かった。この続きも読んでいきたいと思う。

        2回目の感想。2017.8.7
        再読2回目。小説だからと思うけれど、この物語の人達は悩みながらも書店で働くということに誇りを持っているんだなという点が非常に印象的。読んでいる自分が単純な性格なのかもしれないが、理子店長が、吉祥寺中の本屋やテナントの店舗をまとめて合同フェアをやるシーンはジーンとくる。こんないい仕事をする人なのに、良い男性には中々巡り合えないのは何だかなあと思う。3も引き続き読んでいきたい。
        >> 続きを読む

        2017/08/07 by おにけん

    • 他4人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      伝える力 「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!

      池上彰2007/03

      カテゴリー:経営管理
      4.2
      いいね!
      • 具体的で明日からすぐに応用できる方法がたくさん書かれています。
        私は読むのが遅いですが、池上さんの本はどれも簡潔にまとめられているため、活字嫌いな人でもスラスラと読めるのが特徴だと思います。
        伝え方を伸ばす方法をまとめた本はたくさんあります。もし、内容が読者に分かりやすく伝えられていなければ、著者は「あなたこそうまく伝えられないじゃないか!!」と言われてしまうかもしれません。
        しかし、分かりやすい文章で多くの読者を惹きつけ、誰にでも伝わる文章を書き続ける池上さんを尊敬します。そんな池上さんが、文章を書くとき、話すときに意識されている具体的な方法を知ることができる大変貴重な一冊でした。
        >> 続きを読む

        2018/01/11 by ヨティ男

    • 他4人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      桜ほうさら

      宮部みゆき2013/02

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋家の次男坊。
        大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身となったため、江戸へやって来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件の真相究明にあたる。父の自刃には搗根藩の御家騒動がからんでいた。

        ひと言でいえば、宮部みゆき時代物上級者向け。
        いきなりでは冗長とも捉えかねない物語の結末までの伏線が、読む側を選ばせる本。
        宮部が何を語りたかったのか。
        他の時代物と同様にクライマックスに近づくに従い、登場人物たちは躍進し、物語は一気に真実へ走り始める。
        その“徐走”を楽しめるか、楽しめないかが、読む側を選ぶと思った所以。無駄は何もないのだが、映像化して短絡的に楽しむ人情話の類ではない。
        宮部は時代物で登場人物を甘やかさない。
        弱者は敗者として、善者はお人好しとして。

        『どれほど人としての正道を歩もうと、志そうと、所詮力なき者は滅ぶしかない。世を統べるのは力であって、善ではない。忠義でも、誠意でもない、無残な物語』
        宮部は作中、人生についてこう述べる。

        また、残酷にも主人公笙之介に、敬愛する父が自刃しなければならなくなった要因をつくった贋作師にこう述べさせる。
        『太平楽に己を恃むところだけを信じている、お前に、真実とやらを教えてやろう』

        澄み切った心だけでは、世間は渡れないのだ。
        だからこそ、笙之介を囲む長屋の住民や、和田屋和香らの人情味に心が洗われるようだった。
        この感覚を味わわせたいがために、著者は長い長い物語を紡いだのだと思うと、脱線気味のそれぞれのエピソードにも愛嬌が感じられ、ふむふむと感じさせられた。

        『未だ人の残酷さを、裏切りの醜さを、嘘の悲しみの神髄を知らず、心底打ち据えられることもなかった』笙之介には、酷な結末になってしまったが、だからといってなんであろう。
        笙之介は居場所を己が力で見つけた。
        門閥や、係累に依ることなく、ただ己が力で。
        著者は、何にも勝る精神の尊さよりも、力や財やそういった現実的な力が人々の心を邪なものに変えていくという現象を、そしてそれを受け入れて尚、峻烈な心を持つものに幸福はやってくるという、寓話じみた結句を読者に投げかける。
        それを右にするか左にするか、上にするか下にするか、それは読んだ人次第だ。
        >> 続きを読む

        2014/08/05 by 課長代理

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 17人が本棚登録しています
      夢幻花

      東野圭吾2013/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 評価の別れるところでしょうが、僕的に言わせてもらえば、東野さんの近著に無い良い出来栄えの長編ミステリに仕上がっていました。
        月刊『歴史街道』誌に、二〇〇二年~二〇〇四年にわたって連載され、それを纏めたものとのこと。
        実に十年近く前の作品になり、“近著”には当てはまらないかもしれませんが…。
        また、掲載されていた月刊誌の性格上、まったくのミステリ調という風にはできなかったようで、伝統文化というキーワードのもとに複雑絡み合った人間関係、明治以前まで遡る家族の因襲などが展開され、それはそれで結果オーライかと思いました。

        かつてオリンピック出場を嘱望されていたスイマー秋山梨乃は、従兄弟の突然の訃報を受け久々の帰省を果たします。
        彼女は心因的な眩暈から水泳競技を断念していましたが、それを周囲に隠していたため、実家への脚も遠ざかっていました。
        そんな梨乃を優しく見つめる祖父・周治。
        競技から離れたストレスから人間関係を絶っていた梨乃は、周治の気遣いに安らぎを覚え、祖母の亡くなった祖父宅に足しげく通うようになります。
        周治は現役時代は某食品会社に勤務する研究員でした。
        とくに花の栽培について研究を重ねていた周治は、自宅でもたくさんの花の栽培をしていました。
        そんな周治を手伝う傍ら、梨乃は周治から黄色い朝顔の写真を見せられます。
        その日も、梨乃は大学の講義が終わった後、周治を訪ねることになっていました。
        お土産のワッフルを片手に祖父宅に立ち寄った梨乃は、居間で殺害され、事切れていた祖父を発見します。
        そして、黄色い朝顔の鉢が消えていたことに気づくのでした。
        祖父殺害の真相に迫る捜査が行き詰まりを見せる中、梨乃は、祖父から他言無用と念を押されていた黄色い朝顔の写真を、ブログにアップすることを思いつきます。
        反応は早く、蒲生要介と名乗る男性から接触があります。
        彼も祖父同様、黄色い朝顔の写真をすぐにブログから削除するよう、梨乃に詰め寄るのでした…。

        一方、関西の大学で原子力を研究していた蒲生蒼太は、父親の法事のため、嫌々東京へ帰省します。
        蒼太は元々、警察官だった父親、腹違いの兄で警察官僚の要介と折り合いが悪く、関西の大学へ入学したのも家族から離れるということが大きな理由でもありました。
        昔から蒲生家では、必ず年に一度の入谷の朝顔市へ家族で出かけるという習わしがあり、中学生だった蒼太は、その年の朝顔市で出会った伊庭孝美という同じ年の女性に淡い恋心を抱きます。
        孝美との交際は中学生らしい他愛もないものでしたが、二人は惹かれあい、連絡を取る頻度も増えていました。
        そんな折、突然に父親から交際を咎められます。
        納得できずにいる蒼太に、孝美からも会うのを止めようという連絡が。
        いったい何があったのか釈然としないまま、蒼太の初恋は終わりを告げます。
        それだけではなく、蒼太は以前から家族から漠然とした疎外感を感じていました。
        蒼太は自然と家族と距離を置くように育ちます。
        久しぶりの帰省で実家に帰っていた蒼太は、ある日、兄を訪ねてきた秋山梨乃と出会うのでした…。

        巧妙に張り巡らされたプロットに、さすが大御所の安定感を感じました。
        犯行の動機、過去から繋がる負の遺産、いずれも無理なく収まっています。
        “黄色い朝顔”は自然界に存在しないというところから、この作品の着想を得たと思いますが、その一点から物語を大きく膨らませるあたり、元祖理系ミステリ作家の面目躍如といったところでしょうか。
        東野作品の中でも、初期のものに近いような気がしました。
        「」が多用され過ぎてているところが些か気になりましたが、エンタメなので許容範囲と諦めて。
        震災後に書かれたと思しきエピローグも爽快。
        シリーズものに無い丁寧な仕事に感心しきりでした。
        >> 続きを読む

        2014/11/25 by 課長代理

      • コメント 10件
    • 他4人がレビュー登録、 30人が本棚登録しています
      本の読み方 スロー・リーディングの実践

      平野啓一郎2006/07

      カテゴリー:読書、読書法
      4.6
      いいね! camellia Homulilly
      • この本では主に本の読み方について書かれている
        スローリーディングとは何か、またメリットは何かを速読と比較して説明している
        またこの本ではやり方だけではなく、名作を実際にスローリーディングして説明している
        実際にスローリーディングをしているのでどんな風にすべきかが分かった様な気がする
        今まで本を何となく読んでいたが、この本に出会いより深く本をよんでいけたらなと思った
        >> 続きを読む

        2015/02/15 by ホムリリィ

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉

      桑原晃弥2010/07

      カテゴリー:個人伝記
      4.0
      いいね!
      • 合間合間に読んでいます
        はっと考えさせられる言葉が多い

        2014/08/29 by YUKI

    • 他3人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      彼女を言い負かすのはたぶん無理

      うれま庄司2010/11

      カテゴリー:小説、物語
      2.8
      いいね!
      • 美貌の上級生に惹き込まれ、ディベート部に入部した男子生徒の成長と恋。

        ライトノベルなるものを生まれて初めて読んだ。案外嫌いではないかもしれない。

        ライトノベルというものの存在は知っていたものの、それが何たるかは知らなかった。
        この作品は、それに分類されるということなので、あえて事前にライトノベルの定義は調べずに読んでみた。

        読後に再考してみたのだが、普通に面白かったし、何をもってライトノベルと言うのは分からず仕舞い。

        せっかくなのでWikipediaで調べてみたところ
        > 表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説
        というものらしい。

        「アニメ調」というところで、正直、オトナが読むには...とか、電車で読むには...という部分が確かに有る。
        読者層の限定に繋がるので、マイナスの要素になっていると思う反面、随所に挿入されるイラストのパワーに驚く。
        2次元の女性が特別好きと言うわけでは無いものの、このイラスト無くしては、こんなにも楽しんで読むことは出来なかったのは確実。

        内容としては、全く馴染みの無かった「ディベート」をテーマとしている点が面白い。

        元営業職だったことも有り、状況に寄っては白を黒として折衝せざるを得ない局面も有ったため、例え明らかに間違った結論で有っても、説得力が有った方を勝ちとするというルールにとても興味を持った。

        「朝までなんちゃら」みたいな態度の悪い論客ぶった著名人が討論する番組みたいなものを想像していたが、ディベートって、なかなか面白そうで有る。

        好きな先輩が入学した高校に進学した過去が有るので、超美人の先輩に勧誘されて入部する男子の気持ちはガッツリわかる(笑)
        >> 続きを読む

        2012/08/10 by ice

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      リーダーになる人に知っておいてほしいこと

      松下政経塾 , 松下幸之助2009/02

      カテゴリー:経営管理
      4.0
      いいね!
      • 近所に松下政経塾があるのですが、
        広大な敷地の奥にある塔しか見えません。

        ここは一体なんなんだ!と思っていたのですが、
        この本を読んでいるうちに、あの屋敷の中でどんな事が行われているのか少しのぞけたような気がして、楽しかったです。

        内容としては、松下政経塾の初代塾長である松下幸之助氏が
        塾生に向かって話している講和の内容。

        経験に基づく格言ばかりで、
        リーダーのみならず、人としての基本を教えてくれます。

        ====================================================

        「何事も基本となるのは、熱意である」

        基本は熱意や。単なる知識や小手先で考えたらいかん。

        ====================================================

        まわりにはわりとクールな若手が多いのですが、
        やっぱりここは大切ななんだ!
        と勇気を与えてもらいました。
        >> 続きを読む

        2017/01/20 by アスラン

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学

      谷岡一郎1997/07

      カテゴリー:射倖ゲーム
      3.5
      いいね!
      • 144ページ: ツキとは統計上のゆらぎのことであるにすぎない

        2015/03/19 by Neo*

      • コメント 1件
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      利休にたずねよ

      山本兼一2010/10

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 1591年(天正19年)2月28日 利休70歳 朝

        利休は死を賜った。――あの下司な猿めが、憤怒がたぎっている。
        雷鳴がとどろく中、妻の宋恩と広縁に座った。この雨は天のもてなしであろう。
        一畳半の茶室に入り、三人の見届け役とともに茶をまわし飲んだ。助命嘆願を勧められたが詫びることなどなかった。秀吉の勘気にふれたと噂が広まったが身に覚えもなかった。
        金に明かした秀吉の作動には飽きが来た。
        松籟の音を聞きながら、藤四郎義光の短剣を手にした。
        「この狭さでは、首が刎ねられぬ」
        「ならばご覧じろ、存分にさばいてお見せせん」


        ここから時代が遡る珍しい構成。
        利休が信長に認められ、秀吉に重用され、茶道頭に上り詰める。ただただ茶の湯にのめりこみ、侘び,寂び、幽玄の世界を追い求め続けていく。その美に対する天才的に備わった感性と、修練で、茶道具を見分けていく。

        堺商人の間で侘茶が広まった頃、信頼の置ける目利きになった利休は、財を蓄え、美を求めて身の周りをしつらえ、そのためには恐れるもののない物言いと行いで、茶道を極めていった。
        秀吉に重用されながらも、金に明かした低俗さに、頭を下げながらも心の声が表ににじみ出ている。それを秀吉は憎悪していた。
        天下に並ぶもののない権勢を誇っていたが、利休の審美眼の深さには及ばなかった。

        利休は若い頃、忘れられない恋をした。思いつめて、高麗から買われてきた女と駆け落ちしようとした、だが捕まる前に毒の入った茶をたてて心中を図った。女は高貴な生まれで死も恐れなかった、利休は果たされず生き残り、女の持っていた緑釉の香合を肌身離さず持っていた。噂で知った秀吉が譲るようにいったが頑として受け付けなかった。

        大徳寺に寄進した礼にと、僧侶たちが、利休の等身大の木象をつくり山門に立てた。それが秀吉の逆鱗に触れた。
        自刃の原因はそのことになってはいるが、利休の厳しい求道の心と、美に対する天性の感、意に叶わないものを認めない頑固な意地、それが、茶道の奥義を窮めたといえ、凡庸であったり、ただわずかに優れているというおごりを持つ人たちの生き方に沿わなかった。
        金と権力が全てに通じ、世の中全てを手に入れることが出来ると思う秀吉。ただ戦いの技に優れ、強運と時には卑屈さも使い分ける計算高い秀吉とは相容れない生き方だった、利休は誇りとともに運命に殉じた。

        映画化されたときの利休役の、海老蔵さんのカバーが付いている。死を前にして端然と座った姿が美しい。

        第140回直木賞受賞作

        >> 続きを読む

        2015/05/22 by 空耳よ

      • コメント 11件
    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      くまのプーさん小さなしあわせに気づく言葉 『菜根譚』が教えてくれる人生で大切なこと

      PHP研究所2011/09

      カテゴリー:人生訓、教訓
      3.7
      いいね!
      • プーさんの表紙にひかれて購入。

        わかりやすい言葉とイラストで格言が書かれている。
        朝、適当なページを開いて読んでます。 >> 続きを読む

        2014/10/09 by さぶろう

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      カズ語録 不屈の魂が身につく218の言葉

      三浦知良2012/03

      カテゴリー:球技
      4.5
      いいね!
      • カズファンの友人の強い強い薦めで読んだ。

        読むとなるほど。
        ファンが多いのも頷ける。
        カッコいいし、言葉だけでなくて行動で示しているから、支持されるんだろうな。

        言葉のひとつひとつに重みを感じる。

        読んだらやる気出た。

        よーし、頑張ろうという気分だ!
        >> 続きを読む

        2013/08/29 by mahalo

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      「天職」がわかる心理学 いまの仕事で心が満たされていますか?

      中越裕史2011/07

      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.2
      いいね!
      • 筆者の知識、経験の全てを賭してやりたいことを見つける方法を教えてくれる本です。
        者の過去やカウンセラの事例を赤裸々に紹介してまで
        読者にやりたいことを見つけることを伝えたい、という
        筆者の優しさと気迫を感じました。

        私自身、現在の仕事に充実感を見出せることが少なく、
        本当にやりたいことは何か、と自問自答する日々を
        過ごしています。

        この本を読んで、考えること、考えなければならないこと
        も多くありましたが、とにかく行動してみよう
        そう思いました。

        自分のやりたいこと、それを実行することの価値を
        気付かさせてくれる一冊です。
        >> 続きを読む

        2016/08/31 by BigFace

    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      生きがいの創造 "生まれ変わりの科学"が人生を変える

      飯田史彦1999/09

      カテゴリー:超心理学、心霊研究
      5.0
      いいね!
      • 「生きがいの創造―"生まれ変わりの科学"が人生を変える」輪廻転生の言葉を信じるか否か…飯田 史彦著

        詳しいレビューはこちら↓

        http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-08-29
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        2015/09/26 by youmisa

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      「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

      佐藤勝彦2000/04

      カテゴリー:理論物理学
      4.0
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      • 相対性理論は想像(思考実験)するしかないけど、
        この量子も、あまりの小ささに、気が遠くなってくらっくらしそうです。見えないけれど実際にある世界。
        走査型トンネル顕微鏡では見えるらしいが、フツーに全部見えてたら大変だ~~~。
        超超超~ミクロの世界です。

        体がむずむずしてくる。だって、私の体だって、莫大な数の原子核の周りを電子が飛び回ってるんだもん。(あらゆる物質は原子からできている)
        原子の大きさはおよそ1mmの1000万分の1ほど。その内部には原子核(陽子と中性子が集まって結合したモノ)と電子がある。電子の質量は水素原子の約2000分の1。

        詳しいこと、細かいこと、難しいことはさておいて(←やっぱり置くのね)
        へ~っと思ったことを少々。

        ・「量子論」は物質が波であること、正確には「粒」と「波」の性質をあわせもつことをあきらかにした。(まるで「ジキルとハイド」)
        (物質が大きくなるほど波の広がりは小さくなる。野球のピッチャーが投げるボールがもつ物質波は原子の大きさの一兆分の1のさらに1000億分の1。あまりに小さすぎるので、ボールの波はほぼ1点に収縮しているといってよい、マクロの世界では波は無視してよい程度のもの。)

        ・一個の電子そのものが波であり、波の性質を示す。

        ・電子は私たちが見てない時は波になっているけれど、私たちが見たとたんに波が消えて(収縮して)しまう。
        ・観測していないときの電子は「こっちにもいるがあっちにもいる」とか、物質は常にあいまいな位置と速度を持つ。(「だるまさんが転んだ」みたいなもの。…ミクロの世界は「確率論」?←アインシュタインは反対していた。)
        (電子の位置を決めようとすると運動量(速度)が決まらなくなり、運動量を決めようとすると位置が決まらなくなる…「不確定性原理」 )
        →この世は対立しながら補い合う、不可分の構成要素によって成り立っている。(物と心、自然と人間などを分けて取り扱うのが二元論で、不可分なものと見なすのが一元論。東洋思想は一元論)

        ・紫外線や青い光などの、波長の短い電磁波を金属の表面に当てると、金属表面から電子が飛び出してくる。(光電効果)→光は粒(光量子、光子)

        ・温度計で測った物質の温度は本当は正確ではない。特に、ミクロの世界を観測する際には、観測という行為自体が対象物に影響を与えて、状態を変化させる。(ミクロの世界に存在する「原理的・本質的不確かさ」)

        ・真空は何も存在しない「無」の空間ではない。(粒子と反粒子が生成・消滅を繰り返している空間)
        「無・ゼロ」は有り得ない。
         
        ・複数の自分が同時並行に存在する!?
        (多世界解釈…世界は可能性の分だけ複数に分かれていく。パラレルワールド)

        相対性理論を説明するには、光について説明できなくてはならず、量子論が必要になるんだな、ということかな?で、光、光量子、量子、原子、電子・・・何となく分かるようなわからないような・・・。
        でも、読んでる時には何となく分かったような気になるので、読んでてかなり楽しくワクワクしました。

        この世は、要因をもしすべて知ることが出来たなら、未来をただ一つに決められるという「決定論」的にはいかないものである(らしい)。

        自然の本質は「あいまい」である

        物質を構成する基本粒子である素粒子は、けっして不変のものではなく、作られたり消えたり、別の粒子に形を変えたりしている  →変わらないものはこの世にはない

        従来の「常識」が行き詰まったとき、それを打ち破るのは常識にとらわれない若い頭脳である。


        何度も読みたくなる。(&繰り返さないと忘れる)
        >> 続きを読む

        2014/01/07 by バカボン

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      この世で一番の奇跡

      菅靖彦 , MandinoOg2003/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この本は、オグ・マンディーノという作家が、サイモン・ポッターという老人に出会う、この老人はラクピッカーであり、既に廃品になった人を蘇らす方法を教える。

        この本に出てくる神の覚え書きを読んだあと、この本の題名である『この世で一番の奇跡』の意味を知る。
        >> 続きを読む

        2017/03/28 by atsu

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      子どもが育つ魔法の言葉

      石井千春 , HarrisRachel. , NolteDorothy2003/08

      カテゴリー:社会教育
      3.7
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      • 日々全てを実践するのは難しいけど、常にどこかで意識はしてないといけないな。世の中で親の影響を強く受けてる人沢山いるもんね。いい意味でも悪い意味でも。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

      • コメント 2件
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