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(株)毎日新聞社 (マイニチシンブンシヤ)

企業情報
企業名:毎日新聞社
まいにちしんぶんしや
マイニチシンブンシヤ
コード:620
URL: (株)毎日新聞社 http://www.mainichi-shuppan.com
      横道世之介

      吉田修一2009/09

      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 読み終わって、自分のトホホな大学生活の日常を思い出した。恥ずかしかったことばかりなのに、なぜか大切な思い出になっていた。決して美化ではなく、しょんない(しょうがない)ことそのものが愛しいと思えるのだ。お互いを高めあう友人もいいけど、主人公のように例えば、ダサい恰好や裸足でサンダル履きでも気軽に会える奴ってのもうれしい。大学時代の友人に会いたくなった。 >> 続きを読む

        2020/01/12 by かんぞ~

    • 他6人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      手紙

      東野圭吾2003/03

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 兄弟二人きりの家族。
        勉強が苦手だったため、進学せず働き、無理がたたって身体を壊してしまい生活するのもカツカツな兄が、母が生前願っていたように、弟には大学に行ってほしいとの思いが強すぎ、大学への資金を得るために強盗に入り、家主と遭遇し誤って殺してしまいます。

        弟は、兄が重罪を犯してしまったことにより、人生が一変します。周囲の人たちの態度が一変してしまうのです。
        周囲の人たちの関わりたくない、面倒なことに巻き込まれたくない、という思いは大抵の人たちが持つであろう感情でしょう。
        当然、弟は進学するどころの話ではなくなってしまい、働く道を選ぶのですが、兄の存在が分かるのではないか、とビクビクしながら生活しています。その後、通信制の大学へ通うことが叶い、さらに全日制の大学への編入が叶いますが、その後も兄の存在が分かるたびに、色々なチャンスが奪われていくのです。

        「強盗殺人」で重い刑に服することになった兄は、弟に毎月手紙を書くのです。
        兄は弟のことが心配で、生活が気になっていますが、手紙を受け取るたびに弟は重い気持ちになります。
        そしてその手紙が原因でさらに弟のチャンスが奪われていくのです。
        兄には家族に受刑者がいることで、その後ずっと家族に悪い方向に波及する問題を分かっていません。
        何とも歯がゆくやるせない気持ちになります。
        これは小説の中での話ではありますが、実際のところ、現実世界でもきっと同じようなものなのでしょう。
        加害者家族に差し伸べてくれる手など、ほぼ存在しないに等しいのかも知れません。
        ようやく就職した先の社長が弟に言った言葉が何とも奥が深く、ここまでのことを面と向かって言ってくれる人はなかなか居ないでしょう。
        兄を恨みながらも、事件のきっかけが例え道を外れていても、自分(弟)のためだったという事実が心を大きく揺り動かし悩む姿に何とも言えない気持ちになりました。

        やはり著者の作品である『人魚の眠る家』のような、とても重いテーマの話だと思いました。
        >> 続きを読む

        2019/07/20 by taiaka45

    • 他2人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      チョコレートコスモス

      恩田陸2006/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 「ガラスの仮面」の北島マヤを思い出す。

        演劇を始めたばかりの佐々木飛鳥は、自分の天才的な才能を全く自覚していない。

        自意識や野心というものが全くない。
        ただ舞台の奥にあるものを見てみたいだけ。

        特になんの才能ももっていない私だが、飛鳥の演技(演出)にワクワクどきどき。

        演劇界の裏?中?の様子も興味深かった。 

        あっという間に読めた。 

        面白かった。
        >> 続きを読む

        2013/01/15 by バカボン

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      パラドックス13

      東野圭吾2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • SF?

        2016/06/22 by ゆ♪うこ

    • 他2人がレビュー登録、 22人が本棚登録しています
      ひそやかな花園

      角田光代2010/06

      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! Tukiwami

      • 開けたいのに、押せない扉。すくんで昇れない階段。
        誰の心の中にも、ひっそりとなりを潜める暗闇の入り口があるものだ。

        見えないふりをしていても、一方で、暗闇は増長して光を塞いでしまうこともある。
        もしそうなったら、いよいよ扉に指をかけるほかない。
        身が震えても、自分自身で-------。

        角田光代の「ひそやかな花園」を読み終えて、しばし、そんなとりとめのない想念に思いをめぐらせてしまった。

        「花園」は、そのような暗闇の化身でもあろうか。
        数奇な運命を持つ七人の男女が隘路に嵌りながら希求する「花園」の場所は、父や母、家族の記憶を伴って心の最深部にある。

        「八日目の蟬」「森に眠る魚」を経て、家族をテーマに据えた角田光代の小説世界は、いっそうの確かさを見せて圧倒的だ。

        社会性のある事件や題材を扱い、言葉によって血肉を与えながら現代に寄り添う。
        その上で、心の闇も光も入念に照らし出して世界を提示するさまに、角田光代という作家の核になる本質を見る思いがする。

        七人の男女は、かつて夏の数年間、ともに別荘に集まって過ごした子供たち。
        しかし、1990年、親たちによって例年の習慣は、突然断たれてしまう。

        別天地での甘やかな記憶を共有したまま、七人は引き離され、それぞれの家庭の状況を背負って成長していった後、考え始める。
        あの夏の日々、「花園」に隠された秘密はなんだったのか、と。

        「家族とはなにか?」という問いをたずさえ、絆を手繰って再会を果たす七人の行動と複雑な心理が、七つの視点、三人称の手法で描き出される。

        そして、胸を打つのは、"自己との邂逅"を果たしてゆく七人の関係だけではない。
        私が強く衝撃を受けたのは、小説世界が展開するにつれ、角田光代自身が言葉によって聖なる力を手もとに引き寄せる、その姿だ。

        言葉を信じて新たな扉を開き、言葉を手だてに根源に迫り、言葉とともに聖地へと書き進む、その強いリアリティー。

        人間は存在しているだけで、すでに世界に祝福されている。
        たとえ家族でなくても、家族として結び合える。

        この"生の全肯定"とも言うべき聖なる光を、角田光代は「花園」にあまねく注いでみせたのだと思う。

        >> 続きを読む

        2019/01/22 by dreamer

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      海と月の迷路

      大沢在昌2013/09

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! ooitee
      • 昭和34年炭鉱だけで繋いでいた軍艦島。
        そこに赴任してきた警官の荒巻は異様な力関係に疑問を覚える。
        そんな中で少女が失踪し溺死という形で死亡する。

        開かれているようで閉鎖的という特殊な環境下。
        先輩刑事も炭鉱者たちも、そして住民でさえも素直に協力しようとしない。

        荒巻はいかにして信任を勝ち得ていくのか。
        また犯人は誰なのかが見どころ。

        大沢さんらしいディールの細かさと、スケールの大きさが軍艦島を舞台にどっしりと描かれる。

        かなり長尺だが、スラスラ読めるほどのめり込ませる中身で面白かったです。
        >> 続きを読む

        2020/01/25 by オーウェン

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      燃える闘魂

      稲盛和夫2013/09

      3.7
      いいね! momomeiai
      • 続いて珍しく仕事に関する本を紹介。

        年末、そして年初に何かしら仕事のヒントになればと買った本。

        稲盛和夫さんの本は、鈴木敏文さんのと共に私の仕事での愛読書でおますが。

        あの「日航の奇跡の再建」の後は、日本再生をと熱っぽく説く。

        そこには、いまこそ価値観の転換をはからなければ・・・・。
        量的な価値から、質的な価値への転換。
        高品質の製品とサービスを提供できる「高い付加価値」の創造が必要と。


        そして、何が何でもやり遂げるという「闘魂」をもった経営者の存在が不可欠である。

        また、利益を得るにしても人間としての正しい道を貫かねばならない。
        それは他者を思いやる「利他の心」、人間としての「仁」と「義」、すなわち「徳」である,と。

        まさに、「美しく高遇な心を羅針盤にして、激しい闘争心をもて。」と熱く語る。


        矛盾する様な提言だが、「京セラ」「KDDI」「日本航空」など
        経営の実践者だけに、重みのある言葉ですな・・・・。
        >> 続きを読む

        2013/12/04 by ごまめ

      • コメント 6件
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      女子漂流 = Girls Drift うさぎとしをんのないしょのはなし

      三浦しをん , 中村うさぎ2013/11

      5.0
      いいね!
      • 女子であるって生きづらい、できれば女子であることをやめてしまいたいのに、結局女子の王道を生きていても端っこをいきていても女子であることを根本的にやめられない、そんな毎日をしょうもないなと笑いながらも進んでいけるような1冊。三浦さんと中村さんの中間こじらせてる感じの自分には響くことが多かったかな。トリ軍団は初耳だったけどwww。女子であることにどこか恥ずかしさを感じるのに、やめる事もできない。そんなもどかしさの中で語られる二人の日常に共感できる部分が多かったり、初めて知る事も多かったり。何度も読み返す本になりそうです。 >> 続きを読む

        2018/12/31 by kaoru-yuzu

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      レディ・ジョ-カ-

      高村薫1997/12

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • 私のお気に入りの作家のうちのひとり、高村薫の「レディ・ジョーカー」(上・下巻)を読み終えました。

        実に小説を読む醍醐味に満ち溢れている作品だったと思います。
        長編小説であるにもかかわらず、長さを感じさせず、全編に渡って滑らかな疾走感を持って走り、なおかつ細部の一行一行にも作家の命がこもっている。

        市井の人々の内奥に熟していく行きどころのない膿と怨恨を、丹念に切り開いて目の当たりに見せていく手法は、いつもながらに見事な幕開けだ。

        この作品のストーリーの題材は、今だに誰の記憶にも新しいあの企業テロ事件からとられている。
        企業をターゲットにして、ビッグマネーを奪取する男たちに悪の意識は完璧にない。

        企業テロの進行は、必然的に日本経済の高度成長の構造をも暴いていってしまう。
        総会屋などのダークサイドとの"共同"なしには発展し得なかった日本の資本主義の現実。

        当然のことながら、そこに基盤をもって政官の支配システムも円滑に機能してきたと思う。
        企業テロは、そうした表裏の支配構造に亀裂を打ち込んでいく。

        犯罪を引き金として著者の高村薫の筆は、あたかも全体小説のように、複雑な社会の構成因子に迫っていく。
        そして、様々な階層に属する人物たちが、それぞれ運命の糸に操られるごとく物語の中で躍動している。
        それでいて、そこは我々がよく知っている世界の裏側にあるかのような、野蛮な恐ろしい場所なのだ。

        高村薫は、たんにベスト作を書いたにとどまらない。
        ここには、戦後の日本人の容易に明かされなかった自画像の数々があると思う。

        そして、この作品は戦後の日本という一つの時代に対する手厳しい総括になっていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/04/18 by dreamer

    • 4人が本棚登録しています
      ボクの町

      乃南アサ1998/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 町のお巡りさん(見習い)のお話。

        どこにでもいる今どきの普通の若者。というか、どちらかというと軽くて、ちょっと短気なお兄さん。人間的にはまだまだって感じ。だから、お巡りさん見習いになって、色々と不満に思いながらも少しずつ人生や世の中のことが見えるようになって・・・いく? 頑張れ~!高木!

        「いつか陽のあたる場所で」にゲスト出演していた高木新米巡査。

        公務員だからといって、理不尽な文句を言われても我慢しなくちゃいけないのか、みんな勝手なことばかり言いやがって・・・という君の言うことも分かる。でも、ちゃんと話の分かる人ばかりじゃないんだよね。だから、そこは自分が賢くなるしかないんだよ。自分が賢くなれば、なんてことないんだ。まあ、お互い様なんだよね。
        これから、いっぱい経験していいお巡りさんになってね。

        ・・・なんて、人生の先輩として、つい一言言ってあげたくなる。

        お巡りさんは大変な仕事です。給料の出所なんて関係ありません。
        みんな、大変なお仕事をされているんです。楽な仕事なんてありません。
        精一杯、でも気楽にやってください。
        ほんと、ご苦労様です。
        >> 続きを読む

        2013/03/22 by バカボン

      • コメント 4件
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      香乱記

      宮城谷昌光2004/01

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 劉邦と項羽を始めとしたこの時代の騙し合い・殺し合いの酷さが田横の生き方をさらに際立たせることになる。それにしても人相見というのはホントにこんなにも未来を見ることが出来るのだろうか?話を面白くする存在以上の存在感を感じる。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

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      秘本三国志

      陳舜臣2004/02

      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 原典を調査したうえで新たな解釈のもとに構築されたユニークな三国志演義ものの小説。

        一般的な三国志演義をもとにフィクションにある「蜀」を中心とした三国志観を退け、主に「魏」の曹操に光を当ててその業績と能力を肯定的に評価した作品。物語は主に、五斗米道の教祖に拾われた陳潜という架空の人物の視点から描かれるが、後半に進むと陳潜ら五斗米道を中心とした物語の体裁は崩れていく。

        本作の見どころのひとつはほかの作品では英雄として扱われる蜀の義兄弟三人の描かれ方にある。普通なら漢の末裔である劉備を立てて世の腐敗に憤りを感じて桃園の誓いを交わすくだりが読み手を引き込む三人の出会いも、本作での彼らの関心はあくまで動乱の時代をいかに利用して成り上がり一旗揚げるかにかかっており、漢の末裔の看板もその真偽は疑わしく、彼らをあくまで戦乱をむしろ好機と喜ぶヤクザものの集まりと捉えている。

        張飛に関してはもともと腕は立つが乱暴もので短慮な性格であるとされている点に変わりはないが、終盤ではその暴力性についてはよりクローズアップされていて味方の気に入らない部下を惨殺して楽しむ極端なサディストとして表される。英雄であり序盤は劉備を助ける参謀としての役目を果たすはずの関羽も、本書では張飛に負けず劣らずの乱暴者であり、その性格は良く言えば剛直だが、悪く言えば柔軟な思考力に欠けており、人の心の機微を理解しないものであり、彼ら二人のありようは劉備をたびたび悩ませている。唯一、二人と違って他の作品よりある意味では高く評価されているのが劉備。一般的には義に厚く正義を重んじ信義を曲げない姿が多くの部下を惹きつけつつも、やや受け身な人物として、その能力が脚光を浴びる機会はなかったが、本作では前述の通り行動の基準はあくまで打算的なものである一方、単細胞のヤクザ集団にあって孔明と出会うまでは彼一人の才覚で情勢を判断しつつ組織を切り盛りする劉備の姿が描かれる。

        終盤には物語としての勢いが失われる感もあるが、蜀中心の三国志フィクションに懐疑的な方にはとくに一読をお薦めしたい、埋もれさせるには惜しい作品。蜀の三人がチンピラだったとする説は現実的な見方だと考えています。
        >> 続きを読む

        2020/07/24 by ikawaArise

    • 1人が本棚登録しています
      魂萌え!

      桐野夏生2005/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • なぜか父の遺品の中にありました・・・父は桐野さんの本が好きだったみたい。

        わたしは子供の立場に近いので、
        夫が死んで一人になってしまった母と同居の申し出を
        するというのは、こんなに母親に嫌がられるのかなあ
        と意外に思ったりしました。
        それまでの関係もあるのでしょうが、子供にとって実家はいつまでも自分の家という感じなので・・・
        でも子供が自立し離れたら、実家は夫婦のものになるのですね。
        母親がこんなことを考えていたら、子供もショックだろうなと・・・
        逆に言えばあまり主人公に共感できなかったかも・・・。

        おおむね60代の男女の人生模様やアレコレが描かれていますが
        好々爺、老人という感じではなく、どれも生々しくてリアルです。

        身近な50代後半~60代を思い出しても、確かに不倫、嫉妬、我を張っての喧嘩など・・・あるある、という感じで・・・なんかグエエという感じでした。
        とくに、敏子の友人の栄子は・・・身近にいたら嫌ですね・・・。

        そんなふうに、あまり気分のいい爽やかな小説ではなかったのですが、
        なぜか惹きこまれ、ぐいぐい読んでしまいました。
        バッドエンドではなかったので良かったです。
        >> 続きを読む

        2018/07/01 by みやま

    • 4人が本棚登録しています
      一瞬でいい

      唯川恵2007/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 一瞬
        出来事



        読み応えのある、毎日の出来事を考えさせられる本に出会えました。
        毎日の出来事の中で、たった一瞬、その出来事でいままでの
        描いていた未来が真っ白になりうる瞬間だ。
        あたりまえがあたりまえでなくなった時。
        どう生きるのか。どう生きたいのか。
        生涯を通じてたくさんの出来事があるのだということを
        客観的に読めました。
        >> 続きを読む

        2016/03/30 by -water-

    • 2人が本棚登録しています
      堂島物語

      富樫倫太郎2007/12

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 吉左は、殺してしまいたいほど継母を憎んでいた。八年前に流行り病であっけなく母が亡くなり。まだ32歳だった父親と吉左にも母親がいた方が良いと庄屋が話を持ってきたのだ。しかしうまくいくはずもなく弟が生まれると、継母の仕打ちはひどくなる一方だった。そして、厄介払いのように寺へ預けられたりもしたが、結局大阪の米問屋へ奉公にあがる事になった。この物語は、自分の境遇に負けることなく、奢ることなく自分がなりたいことを見つけた吉左が努力と運で成功を勝ち取っていく物語です。強運ということもありますが、気持ちの持ち方は、真似していきたいと思いました。 >> 続きを読む

        2014/08/25 by ゆうゆう

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ミヤマ物語

      あさのあつこ2008/06

      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • Amazonレビューから、

        『そこがどんな状況なのか何も説明されず、読んでいくうちに、これは人間の世界ではないのだと気づく。物語の裏では、人間の男の子の物語も同時に進行する。やがて「ウンヌ」という言葉が二つの世界を結びつけ、』盛り上がりきった所で、この第一部は終わるようです。

        これよりレビュー、

        この本はミステリーホラーという位置づけなので、曖昧な状況説明を無意識的にだんだん認識、解釈していくことで、普段感じていない類いの恐怖の意識をまざまざと見せつけられそうで読みたくなりました。

        二つの環境の差から「世界」としてフラットに見ていた(=認識、設定していた)環境を最後には「社会」(関わることでストレスをこうむる生活空間)としてみる(意識する)ことになりそうで、第一部・二部・三部全てを読み終わった時に、そのストレスや恐れを自分がどう捉えているのか、ストーリー展開の深まりが個人的に嬉しみです。
        >> 続きを読む

        2019/01/02 by 月岩水

    • 3人が本棚登録しています
      抒情的恐怖群

      高原英理2009/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 見るからに怖い表紙。
        中身もやっぱり怖かった。

        最近のホラー小説は無駄に残虐なシーンが多い。
        友人が感動的な作品よりもホラーの方が書き手の技量が問われるみたいなこと言っていたけど、そうなのかも。

        でもこれは淡々とした怖さ。
        ひたひたと忍び寄るような恐怖に背筋がぞーっとします。
        >> 続きを読む

        2013/07/30 by mahalo

      • コメント 6件
    • 2人が本棚登録しています
      翼をください

      原田マハ2009/09

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【高揚感を呷るなぁ】
         世界で初めて世界一周を成し遂げた飛行機とその乗組員のお話です。
         これは日本の飛行機だったんですね。
         毎日新聞社の「ニッポン号」。
         これは史実。

         この史実をベースにして、アメリカの女性パイロットのアメリア・イヤハート(作中ではエイミー・イーグルウィングという名前に改変しています)の物語を絡めたフィクションとなっています。

         アメリア・イヤハートは、一説によれば米軍がスポンサーとなり世界一周飛行に乗り出したものの、それは、米軍が対日戦争の準備のためにスパイ的な行為をさせるためだったという話もあるようです。
         作中では、エイミーはそれに気付いてしまい、その様な企みを阻止するために燃料切れで墜落したのだとされています。
         しかし、たまたま付近を航行中の日本海軍に救出され、極秘裏に日本で生活していたという筋書きになっているのですね。

         で、その後、暁星新聞社による世界一周飛行が企図され、日本海軍が全面的に支援することになり、世界一周をするための飛行機として「ニッポン号」が作られました。
         また、その際、山本五十六の密命により、世界一周飛行の難所をサポートするために、極秘にエイミーがニッポン号の8人目の乗組員として搭乗したのだという筋書きです。

         山本五十六は、米に立ち寄ったところでエイミーの役割は終わりであり、そこから秘密裏に故郷に帰してやるつもりだったのですが、エイミーは、米軍に逆らって消息を絶ったわけですから、故郷に帰ってもそれがバレてしまえば親にも迷惑をかけると考え、一度は親元に戻ったものの、ニッポン号と共に最後まで世界一周飛行に参加することを望んだというわけです。

         さて、このような物語ですので、まぁ、盛り上げてくれること、泣かせにかかること。
         重要な登場人物として、ニッポン号に乗り組んだ暁星新聞社のカメラマン山田順平がいるのですが、彼の純朴な気持ちとエイミーの心の交錯が一つの大きな幹になっています。
         
         この作品自体、ニッポン号が世界一周飛行をした70周年の年に作られたということで、毎日新聞社のサポートもあったようです(大体、出版が毎日新聞社です)。
         
         物語は、暁星新聞社の記者が、暁星新聞社135周年記念の企画の一つとして、主筆にインタビューするところから始まり、主筆の話から山田順平のことを知り、彼が現在も生活しているエイミーの故郷に訪ねていき、取材するところから始まります。
         その後、エイミーによる世界一周飛行とそこに隠された陰謀が語られ、最後にニッポン号による世界一周が綴られるという、大きく分けると三部構成になっているわけですね。

         なかなかダイナミックな作品に仕上がっており、結構読ませますよ~。
        >> 続きを読む

        2019/11/28 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      チッチと子

      石田衣良2009/10

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 作家という職業の厳しさ、妻の死に向き合えない小説家、そんなヘタレ父としっかり者の息子との2人暮らし、を軸に物語は進んでいく。
        なんといっても特筆すべきは、かわいい息子。子どもっぽいところもありがなら、けなげにチッチを支えようとする姿にヤラレタ。んも~、こんなに泣かせて、反則だぞ!
        >> 続きを読む

        2017/08/21 by かんぞ~

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      蒼き信長

      安部竜太郎2010/01

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 最近では、一番おもしろかったです。
        上巻は、信長の父、信秀の活躍がメインだが、それでもおもしろい。
        舞台は、主に那古野、今の名古屋付近、熱田や津島、岡崎など、
        地理感があまりないが、それでもおもしろい。
        織田、今川、竹千代(家康)、顔ぶりもおもしろい。

        これから先、どうなるのか。下巻が楽しみだ!

        信秀が信長に残した言葉。
        ・強くなること。
        ・銭を持つこと。
        ・先を読むこと。

        だそうである。


        >> 続きを読む

        2016/02/23 by PONT

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