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(株)ヤマハミュージックメディア (ヤマハミユージツクメデイア)

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やまはみゆーじつくめでいあ
ヤマハミユージツクメデイア
コード:636
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      素顔のジョージ・ハリスン リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

      HolbornMark , 岡由実 , HarrisonOlivia2011/11

      カテゴリー:声楽
      4.0
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      • ジョージ・ハリスンの58年の生涯を思うとき、
        「人の一生は短い。けれど、彼の一生は永かったことだろう」と考えずいられない。

        Living in the Material World(直訳:物質世界に生きて)は、
        「ヒューゴの不思議な発明」のマーティン・スコセッシ監督による
        同名のドキュメンタリー映画の公開と同時に出版された写真集&伝記である。
        (2001年に肺癌と脳腫瘍のため死去)

        このちょっと高価で大型で重い!(測ったらJUST2kgでした)本を買ったのは、
        映画のポスターにもなっている表紙のジョージの顔がすごく好きだったから!なのです。
        若干22~23歳(あたりのはず)の青年とは思えない複雑な深い眼差しが印象的。
        私の好きなジョージの顔なんですよね。
        彼には満面の笑みは似合わないのです。

        一応説明すると、ジョージ・ハリスンはザ・ビートルズのギタリストで、
        ソロでの音楽活動も高く評価されているミュージシャンです。
        「マイ・スウィート・ロード」や「ギヴ・ミー・ラヴ」「セット・オン・ユー」などヒット曲も多数。
        特に初のソロアルバム『オール・シングス・マスト・パス』(1970年)は、
        ロック・アルバムの金字塔として今でも高く評価されています。


        ジョージ自身が撮影した写真(セルフ・ポートレートも含む)や
        未公開の写真、直筆の手紙などを多数含むファンにとっては貴重な本。
        でもビートルズのメンバーの一員の「写真集」を期待してはいけません。

        ジョージが撮影したポールやジョンやファンなどの写真はあるけれど、
        ビートルズ時代の話はほんの触り程度。

        インドやフライアーパーク(ロンドン郊外にあるお城のような彼の私邸)の話のほうが多い。
        ビートルズ関連本なら腐るほどでていますし、
        ビートルズは彼の人生において一時であり、
        それらに関しては自分よりも他人の方がよく知っているから。
        というようなことを言っていたくらいですから。
        息子も7歳になるまでは父の仕事は庭仕事か何かだと思っていたそうです。

        ジョージとは、常に「本当の自分」を真っ正直に探し求めていた人なのかもしれない、と思いました。


        この本は映画のパンフレットの超超豪華版としてのニュアンスもありますから、
        映画とワンセットで楽しむのが最もお薦めの楽しみ方でしょう。

        日本では2011年11月19日から劇場公開(もちろん、観に行きました)
        2部構成からなる3時間半もの超大作で、でも長さを感じないすばらしいできです。
        DVDも発売されていますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
        映画ではやはりリンゴのシーンが一番心に残りますね。

        ああ、そうはいっても、彼ら4人は本当に本当に近しかったのだと。


        ビートルズがリバプールでしか生まれなかったであろう
        歴史的な背景も見えてくる。

        戦勝国といっても英米では立場が違いました。
        彼らの生まれ故郷リバプールはドイツによる空爆で重大な被害を受け、
        町全体が斜陽化し経済が悪化していく暗い時代に彼らは生まれ育ったのでした。
        労働者階級の人々の中でもジョージの家族は最も貧しいクラスの家庭で
        最初の家にはバスルームもなかったそうだ。
        しかし港町には繁栄を誇るアメリカからアメリカ文化が、
        ジャズやロックがどんどん入ってくる。

        デビュー前の彼らは音楽巡業にドイツのハンブルグへ出かけます。
        戦敗国のドイツの町はリバプールより早く立ち直り非常な活気に満ちていたのでした。
        ジョージ、このときまだ19歳。

        ビートルズをたどることは時代の検証にも繋がるのでした。
        >> 続きを読む

        2012/07/29 by 月うさぎ

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