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(株)化学同人 (カガクドウジン)

企業情報
企業名:化学同人
かがくどうじん
カガクドウジン
コード:7598
URL: http://www.kagakudojin.co.jp/
      元素生活

      寄藤文平2009/07

      カテゴリー:物理化学、理論化学
      4.0
      いいね!
      • 元素について楽しく学べる本だと思います!
        高校1年生くらいのときに理科室にこの本のポスターが貼ってあったのを見てからずっと気になっていた本で、高校卒業後にたまたま本屋で見つけて即購入しました。

        キャラクターを見ればその元素の分類がわかるというところがとてもよかったです。
        この本が教科書だったらもっと楽しく科学の授業が受けられたのになぁ、と思います。
        >> 続きを読む

        2015/04/30 by yo24

      • コメント 2件
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      なぜ疑似科学を信じるのか 思い込みが生みだすニセの科学

      菊池聡2012/10

      カテゴリー:自然科学
      5.0
      いいね!
      • 現代社会において科学は「ブランド」です。
        数え切れない人々が時間をかけ、労力を傾け証明してきた理論の功績
        その果実としての文明におけるさまざまな恩恵を思わぬ人はいないでしょう。

        では、ここで問題とされている「疑似科学」とは何なのでしょう?

        この手の本としては珍しくタイトル通りの内容でした。
        ただし、これは『科学の専門書』ではありません。
        これは、科学の素人に向けて書かれた疑似科学の認知、
        およびクリティカルシンキング(批判的思考)への入門書なのです。

        科学的思考・合理的思考、およびクリティカル・シンキングを身につけるために
        疑似科学の問題は「教材」としての役割を果たします。

        疑似科学とは何を指し、科学との違いは何なのか?
        「疑似科学的思考」とはどのような心理に基づく思考形態なのか?
        その説明と解明に本書の前半が当てられています。

        疑似科学の代表例としてマイナスイオン、ゲーム脳、宏観異常現象、
        血液型性格診断、水からの伝言、社会的に重大な問題になったホメオパシーなど。

        これらは一見科学的な用語やデータで上っ面を飾っているだけのニセの科学です。

        科学とは、客観的に観察できる対象に対し、実験や観察による実証方法をとり、
        主観・価値観を排した理論、法則を追求するものだということになります。
        この「知の姿勢」こそが科学であり、正当な科学であればあるほどその理論は
        「暫定的仮説」とされ、繰り返し検証されることでより説明力の高い仮説に改良されます。
        それが科学の進歩であり科学者の目指すところなのです。

        疑似科学の最大の特徴は、『反証できない理論と反証を拒否する態度』だといいます。
        この時、理論は理論ではなく思想・信念に変わります。
        異論は排除され自己正当化される都合の良いデータや理論のみが採用されます。
        疑似科学への固執や盲信は宗教に等しいでしょう。


        そして、後半部分は心理学について。
        「なぜ信じるのか?」という問いに対し、心理的に疑似科学を信じる傾向が人間にはあるといいます。
        錯覚、認知バイアス、認知的不協和、因果や法則性を見出したがる性向など。
        人は見たいものを見、そうあって欲しいと願うものを信じようとします。
        そして、その点で疑似科学は「人にやさしい」のだそうです。

        そして、心理学という学問自体への批判も含めた考察へ。(実はこれが一番言いたかったことなのかも)

        疑似科学と心理学の近さ故に心理学者は問題意識を明確に持つことができるのですが、
        それ故に心理学が疑似科学的態度に落ち込むことも簡単だと、菊池氏は考えているのです。

        科学者にはその厳密な態度、姿勢が求められて当然かもしれませんが、
        必ずしも科学や工業の分野の問題でもありません。
        医療にも教育にも美容にも「科学的」な理論を展開して
        効果をうたった製品やサービスが溢れていますよね。
        我々科学と関わらずに生きている人間にとっても、科学的思考は実に有益で必須な思考態度ではないでしょうか?

        「科学ブランド」を身にまとった、疑似科学は
        時として受益者に有利な武器となります。

        オレオレ詐欺だって、実証的なデータを検証する態度があればひっかかるはずもないですね。


        本書は疑似科学バッシングを目的とするのではなく、
        疑似科学が問題なのは科学する態度にあるということを誤解なく公平に伝えようとしています。
        その顕著な特徴は、反論を受け付けないこと。

        非科学的と考えられるものを研究対象にすることでも、
        未だに確かな結論が出ない段階の科学を指すものでもありません。

        それはくどすぎるほどの中立さです。はっきり批判しちゃえば随分と楽なのに。

        そして、クリティカルシンキングは、相手を批判することではなく、
        鵜呑みにしないという思考訓練のことです。
        「疑似科学を信じない」ことで、より理性的に生きるという姿勢を見出すことができるでしょう。
        それは、科学の分野ではなく、社会で他人との接触のなかで生きる存在として
        常にフレキシブルでいられることが、人として大切なのかな。と思います。


        最後に、著者は私と同年代なのですが、随所に親近感を感じました。
        そして、そのひとつの理由がわかったのですが、
        岸田秀の唯幻論にはまった人だったらしい(^^♪
        大学時代に岸田さんに師事したことがあります。
        確かに、彼は「誰にも反論のできない鉄壁の理論だ」と豪語して笑っていましたっけ。
        つまり、彼の精神分析は科学じゃなかったんだ~(・∀・)
        >> 続きを読む

        2013/02/03 by 月うさぎ

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