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スキージャーナル(株) (スキージヤーナル)

企業情報
企業名:スキージャーナル
すきーじやーなる
スキージヤーナル
コード:7899
URL: http://www.skijournal.co.jp/
      宮崎正裕の剣道

      月刊剣道日本編集部2003/09

      カテゴリー:武術
      5.0
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      • 全日本選手権で6度の優勝を誇る宮崎正裕氏の剣道指南書。各技についてコマ送り写真で解説があり、分かりやすい。加えて、宮崎先生の生い立ちや、子供との向き合い方まで記されている。

        ―――――――――――――――――――――
        ●基礎編
        【踏み込み足】
        強く踏み込むことは打突に繋がる。
        踏み込みは水たまりを越えるようなつもりで行う。

        【手の内】
        両手とも中指と親指だけで竹刀を持てるぐらいに。
        力んで持つのではない。左手も右手もしっかり持つ。

        【切り返し】
        最後の正面打ちを含め一連の動作を一息で行う。
        弓をグーッと引っ張り、矢を遠くに飛ばすイメージで
        最後の正面打ちを行う。

        【出ばな面】
        相手が一歩「継ぎ足」をした瞬間に打つ。
        継ぎ足が終わってから打ち出していたら打ち遅れる。

        【整理運動のあと】
        剣道は、中段の場合、右半身の大勢を維持したまま
        動作を連続させている。つまり左に体をひねっている。
        長年続けていれば背筋や腰を痛めるので、整理運動の
        あとで体を右にひねる運動をしている。

        ●実践編
        【面打ち】
        自分は中心を取り、相手はわずかに中心をはずす。
        相手に悟られないよう中心を取ってから面を打つ。

        【小手打ち】
        踏み込み足を左方向に踏み出す。目安として開いた
        相手の右拳の真下に足を踏み入れるような感じ。

        【小手返し小手】
        基本的には「小手返し面」と同じ動作を取る。
        「返し面」の面を打つ竹刀の軌道を小手方向
        (下方向)へ竹刀と平行にスライドさせる。
        遠くで手首を返すよう心がける。

        【面返し小手】
        面を返す時点ですでに左足を引いて受け、返して
        小手を打つ時に右足を引く。わずかに左後方へ
        さばいて受けたほうが、小手を打ちやすい。

        ●最多選手権者の素顔
        【剣道観】
        試合前にはエンジンがかかっている。蹲踞している
        ときにはエンジン全開。したがい、立った瞬間に
        もうギアはトップ。スキがあればいつでも打つという
        気持ちでいるので、相手が自分の打ち間に入った
        瞬間に体が反応する。

        ●恩師に聞く宮崎正裕の素顔
        【相手にタメを作らせない】
        たとえると、最大限に引っ張られた弓から放たれる
        矢は威力があるので、相手をそういう状態にさせない
        攻めが、宮崎氏にはある。
        宮崎氏は常に自分から前に出て、相手に充分な体勢を
        作らせない。また、剣先は相手の構えを崩すよう、
        常に動いています。
        ―――――――――――――――――――――

        上記の技術的な点は、次回の稽古から早速取り入れたいと思います。

        ほかに、24歳で結婚式を挙げた際、自分の両親と奥さんの両親を旅行にご招待したことや、選手権で2連覇を達成した後、恩師のお墓参りにも出かけたことなども書かれています。
        (ページ238、239)

        こういった他者との繋がり、特にお世話になったご恩を忘れず行動に残しているところに、宮崎先生の人間性が表われている気がします。あらためて尊敬するとともに見習いたいと思います。
        >> 続きを読む

        2014/05/06 by こいこい

      • コメント 6件
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      本当のナンバ常歩

      木寺英史2004/02

      カテゴリー:陸上競技
      4.0
      いいね!
      •  「ナンバ」と言うと
        ピンと来る人には来ると思いますが、
        いわゆる昔の日本人の歩き方ですね。

         でも、戦後の西洋文化的身体操作教育のせいで
        本当のところ昔の日本人の身体操作が
        どのようなものだったかについては
        いろいろ誤解も多いようです。
         
         ナンバもその中のひとつで、
        同側の手と足が一緒に出ちゃうへんな歩き方
        という見た目の話だけが先行して
        重要な操作方法というか感覚、
        動きのメカニズムは
        きちんと伝わっていなかったのが実情です。
         
         古伝の武道やそれから派生、
        もしくは進化してきた武術などは
        当然 昔の身体操作理論に根ざしているのであって
        その身体の使い方が現代にあっては合理的ではない
        などということがある筈がありません。
        何百年もそれを練り上げてきた先人達が
        使えないものを残すわけがないでしょう。
         
         ただ、今と違って
        自分の手の内をオープンにすることが
        すかさず生命に関わる時代だっただけに、
        難解に伝えたり、秘密にしたりといったことが
        あったことは容易に想像がつきます。
        だから古来のものには誤解が多いんですね。
         
         前置きが長くなりましたが、
        本書はそんな中から身体操作の基本中の基本
        「歩くこと」にフォーカスを当て、
        ナンバの実際を掘り下げ
        「常歩」(なみあし)という現代剣道にも
        その他のスポーツにも十分 応用可能な
        身体の使い方を開発した筆者が
        それについて詳しく解説してくれたものです。
         
         私は剣道ではなく
        空手・拳法をやっている者ですが、
        非常に参考になりました。
        著者は本書の後にも常歩について
        著作を出してらっしゃるので
        そちらも読んでみたいと思います。
        研究が進んでどのような追加情報があるのかが楽しみです。

         武道系のものをやってらっしゃり
        足運びや歩き方に興味がある方は
        きっと非常に興味深く読める本だと思います。
        そんな方達には自信を持っておすすめ出来る一冊です。
        >> 続きを読む

        2015/02/03 by kengo

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