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中川李枝子 , 大村百合子 (1967/01)
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1歳半の娘が今毎日読んでいる絵本の1つです。ぼくらのなまえは ぐり と ぐらこのよでいちばん すきなのはおりょうりすること たべることぐり ぐら ぐり ぐらでも娘のお気に入りはストーリーではなく、最後の動物たちが集まってくるシーン。ひたすら動物たちを指さして、私が動物の名前を答える。さらにその動物にまつわる歌を知っている場合は歌う。↑を、毎日少なくとも30分はやっている気がします。おかげで私はもうほとんど全て暗記してしまいました。小説もそうだけど、絵本も、昔からずっと読まれている本はやっぱりそれなりの理由があると思います。優しい言葉たちに優しいイラスト、そして何より美味しそうなカステラ!私が子供の時に読んでもらって、カステラにワクワクした記憶が今でも残っているんだから、絵本のチカラってなんて大きいのだろうと思います。娘にもそんな楽しい記憶が残るといいな。娘だけでなく、私も大好きな絵本です。 >> 続きを読む
2017/04/17 by chao-mum
内田莉莎子 (1965/11)
表紙の動物たちの表情がとてもいい。ついページを開きたくなるじゃないですか!クリスマスも近づき、こどもに本を贈るならなにがいいかと考えていたところでロングセラーの名作、「てぶくろ」を思い出して読んでみました。物語としてお気に入りなのは新美さんの「てぶくろを買いに」なのですが。あれは「和なテイスト」のお話しですからね。お話はとってもシンプル。いかにも語り聞かせのためのお話です。おじいさんが森で落とした片方のてぶくろを見つけた動物たちが手袋に入りたがるという繰り返しけっこうリアルな絵柄(熊とかイノシシとか、かわいくない)なので、日本の幼い子供にうけるかどうか、全く想像ができませんがこの絵本としてのよさは言葉がとてもかわいらしい「くいしんぼねずみ。あなたは?」「ぴょんぴょんがえるよ。わたしも いれて」「どうぞ」そしてとうとう…「うおー うおー。のっそりぐまだ。わしも いれてくれ」「とんでもない。まんいんです」「いや、どうしても はいるよ」「しかたがない。でも、ほんのはじっこにしてくださいよ」これで 七ひきに なりました。てぶくろは いまにも はじけそうです。この本はぜひ、ママとパパが動物になりきって名演をしてほしいですねついに熊までも?!この手袋どんだけ大きいんですか?おじいさん、巨人ですか?なんて、つい思ってしまいますが絵で表現された手袋はいかにも温かそうで丈夫そうで、むくむく大きくなって、しかも本当に家みたいに見えてきますその「変さ」が味だと思います。(シュールともいえるし、テキトーとも言えますが)そして何よりもこのおおらかさ!てぶくろはいまにもはじけそうなほどぎゅうぎゅう詰めなのに、みんな幸せそうです大体、狐や狼がねずみやうさぎと一緒に住むってあり?オチのあっけなさも含めて、まったく日本的ではない。それ以上にアメリカ的ではありません。国民性や文化を知るには、民話で接するという手法が実は的を射ているのではないでしょうか?きっとウクライナの人は「てぶくろ」の動物たちと同じように排他的ではないのだと私は信じます。そうここまで書いてみてふと心によぎったことがあります。今回意識したのはこのお話しが「ウクライナ」の民話であるということです。ウクライナは肥沃な大地を有する大陸の国です。そのため歴史的にもさまざまな国の支配を受けてきました。ソビエト連邦の崩壊で独立したのはつい最近のことです。私などは、ロシアのクリミア半島の侵攻がなければ、国の位置や形もはっきり知らないままでした。キエフバレエとチェルノブイリ程度な知識。お恥ずかしい。南端は黒海沿岸なんだから思ったよりも緯度は北ではないです。歴史を持った豊かな文化と民族の誇りをもった人々の国です。もしも「てぶくろ」を国、動物たちを移民と考えれば…。ぎゅうぎゅう詰でも幸せになれるなら、それでいいじゃない。敵も味方も決めつけないで暮らせるじゃない。この物語の最後、そんな夢を夢だと思わせてくれました。ウクライナの人々のこの鷹揚さがいつか当たり前になりますように。ウクライナを近く感じる絵本です。 >> 続きを読む
2018/11/21 by 月うさぎ
五味 太郎 (1982/07)
出産のお祝い、何がほしい?と聞かれて「絵本!」とリクエストしていただいた「きんぎょがにげた」。私、実は五味さんのイラストがあまり好みではないのです。色彩なのか、あの独特な人の表情なのか。なので、この本、最初から好きなわけではなかったのです。だけど、何度も読んでみると言葉のリズムといい、シンプルなのに親子で楽しめて色々な読み方ができる余白といい、とっても良い絵本なんです。じわじわと好きになって、今ではお気に入り絵本の1つ。近所のママ友さん家族と1歳の合同誕生会をした時に絵本のプレゼント交換をしたのですが、その時にもこの絵本を選びました。最初はただ絵を見て楽しんでいた娘が、1歳何か月かの時に急にきんぎょを探して「ん!」と指さすようになって、成長を感じた絵本でもあります。この頃は模造紙にクレヨンでお絵かきをするのですが、私がきんぎょを書いて、娘はそれを探して喜んでいます♪最近の絵本で絵本の読み方が書いてあるものがあります。「○○しているね、などと声をかけましょう。」など。でも色々な絵本の読み方があって良いはずだし、よい絵本はそんな説明がなくても色々なカタチで自然と親子でコミュニケーションが増えていく気がします。この絵本はまさにそんな絵本です。 >> 続きを読む
2017/04/20 by chao-mum
佐々木正美 (1998/07)
情報が溢れている今、育児をしていると迷うことがあります。自分自身はこうしたいと思っても、それと反する意見を目にしてたしかにそれもそうだな…と思ってみたり。その子の性格や個性もあるから、他のママがこうといっても娘にとってもそうとは限らないとか。それに、なにをしたところでそれがよかったのか、娘が大人になって初めてわかるかもしれないけど、きっとわからないままのことが多いのだろう。だからいつも模索している。この本は児童精神科医の佐々木正美氏が親や保育者とセミナーなどを開いてきた内容をまとめたものになります。「子供へのまなざし」というタイトルにも表れていますが、とにかく子供への愛情があり、語り口もやさしい。1998年に福音館から初版が出て以降、ずっと親や保育士に読まれている本です。特に「小さい時は要求を聞いてあげることが大切」ということが繰り返し書かれています。過保護にしてダメになった子を私は1人も見たことがない、抱っこと言われたら抱っこしてあげればよい、膝の上に座りたいと言われたらいくらでも膝の上にのせてあげればよい、ありのままの自分をうんと受け入れてもらった子はその時が来たらきちんと自立していく・・・。そのまんまを受け入れたい!という気持ちでいながら抱っこばっかりしていてこんなに甘やかしちゃって良いのだろうかとか自分でやらない子になっちゃうかもしれないとかどこかで葛藤を持ち続けていましたが、この本を読んで霧が晴れた思いでした。娘のペースで授乳していたら回数が全く減っていかなかったとか、お風呂で遊びたい娘に付き合って1時間くらい入っていたりとか、暗くなっても玄関の鍵を開けては閉めるをひたすら繰り返しているのを娘が納得するまで待っていたりとか。ネットで生活リズムを崩さずに…みたいな記事を読んでそれができていなくて大丈夫かと心がグラつくこともあったけどでも今までそんな風にやってきて間違っていなかったかもしれないと思えました。(もちろん生活リズムが大切じゃないという意味ではありません)なかなか心の余裕が持てなかったり、そんな風にできないこともいっぱいあるけれどでも、できる限り、ありのままの娘を受け止められるどーんとしたママでありたい。その他の心に留めておきたい内容。・子供は邪魔さえしなければ、まっすぐスクスク成長をしていく・過保護はよいが、過干渉は一番やってはいけない・幼児期からは友達や人とのかかわりがとても大切、友達と育ちあう・しつけとは繰り返し教えて、後はいつできるようになるかな~と楽しみに待っていてあげること・親が口で教えることよりも、行動を子供は真似する・親や保育者がまず幸せでなければ子供も幸せになれないあとは、小さい時に手のかからない子が健やかに成長しているとは限らない、むしろ手のかかる子のほうが健やかで、時がくれば自立していけるケースが多い、という内容にも勇気をもらいました!目先のことや、テクニカルなことは全くなく、愛情にあふれた本でした。こうしなきゃ、ああしなきゃとかではなく、子供だけでなく。親や保育者に向けられたやさしい語り掛けに涙が出そうになりました。 >> 続きを読む
2019/05/27 by chao
ルース・スタイルス・ガネット (1963/06)
子供の頃1番好きだった本で、読んでいる時にわくわくしました。すごく夢がある作品です。実家にあるので、久々に読みたいなあ… >> 続きを読む
2015/10/31 by めーこ
マレーク・ベロニカ (1965/07)
娘にこれ読んで、と言われた。小さなライオンがポケットの中についていてくれると、男の子は強くなれる。多分ライオンははじめからいないのではないだろうか。あるいは人によってはライオンではないかもしれない。ライオンの役割をできるのは私たち親ではないのだろうか。強くなれてもそれを悪事に使ってはならない。いろいろ考えてしまい、大人にも通じるお話しで、私も好きです。 >> 続きを読む
2020/03/29 by たい♣
林明子 (1986/05)
だめ だめ くもさん こないで こないでおつきさまが ないちゃうでもね。雲が悪者ではないところもいいんですよねー。子どもはお月さまが大好き。月をテーマにした絵本はたくさんありますがこの絵本も、保育園での読み聞かせに大活躍しているらしいですね。子供がはじめて出会う本としておすすめ本のひとつと言えるでしょう。濃紺の夜空にひときわ明るい黄色い満月がのぼってきます。「おつきさま こんばんは」 猫たちが月にご挨拶とんがり屋根のお家の上に日の出ならぬ月の出のシーンがとっても素敵。月の明かりって本当はこんな風に暖かくて明るいのですよね。(光があふれる都会では残念ながらその明るさを実感できませんが)シルエットだけの猫たちもデザイン的にセンスがよくて、なかなかかわいいです。線だけで表現されていますが実に猫。そう思ってよく見るとあまり子供子供していない絵なんですね。色彩もフォルムもシンプル。お月さまの表情だけは対照的に繊細に描かれています。ストーリーはいたって単純で、ごく普通。大人目線ではこの絵本のどこがおもしろいのか、全く分からないかもしれません。でも普通だからこそ子どもにとって、本物の月のお話しだと信じられるのかもしれませんよ。今夜月がのぼったら、お月さまにこんばんわ、してみよう。そんな気持ちになれる絵本です。幼児向けの絵本ではありますが、大人のセンスの本かもしれない、とも思いました。それと。裏表紙。笑えます。 >> 続きを読む
2016/10/25 by 月うさぎ
ジーン・ジオン (1964/02)
自分が子供のころに好きだった絵本を娘と読むって幸せだなぁとどろんこハリーを読むとしみじみ感じます。お風呂が大嫌いで、家を抜け出してどろんこになって遊んだ結果「くろいぶちのあるしろいいぬ」ではなく「しろいぶちのあるくろいいぬ」になってしまう、なんとも愛らしいハリーが主人公のお話です。犬が大好きな私にとって、ハリーは犬の中の犬という感じで行動も、イラストも、無邪気で幸せそうで本当に可愛いのです。実家の犬を見ていると、犬って表情豊かだなぁと感じるのですがハリーの表情がまさにそんな感じで、絶妙。特に娘のお気に入りの絵本というわけではなくむしろこれは私の大のお気に入り。たまに娘が選んでくると、嬉しい♪ずーっと子供たちに読まれていってほしいなと思う絵本です。 >> 続きを読む
2019/01/29 by chao-mum
chao-mumさんが懐かしい絵本をレビューしていたので、私も一言いいたくなってしまいました。便乗しちゃいます。すみません。子どものころに読んで(読み聞かせではなかったような)リピートしていた本の一つでした。絵が怖い(トロルもだけどヤギも結構怖い顔)のですが、でもどこか全体としてはヒョウキンなんですよね。かつての自分のおぼろげながらの記憶でいうと、子どもが自分を投影するのは1匹目の子ヤギでした。トロルは醜く、悪の象徴で恐怖そのものです。子どもはトロルを生き物とは思っていません。ヤギだけではなくて、その橋を渡る人を片っ端から食べてしまう「悪い何か」なんです。人間対人間の関係性をここに持ち込むことはナンセンスなのね。トロルをうまくだまして、こなごなにうち負かすのがなんてったって爽快なのです。自分が戦うのではなく、おにいさんが守ってくれるので、自ら怖い思いはしないしね。恐怖→安心 という心の動きがあって、そこに笑いが生まれます。トロルがちぎれ飛んでいるシーンなんか、大人的には、残酷、スプラッタ!と思うかもしれませんが、子どもにはそこまでの想像力はないのでね。迫力満点で「おにいさん、強い!わーい!」な感じ。(私は、大ヤギ、怖いじゃん…って思ったけどね)笑いというものを分析すると。緊張が解けると人は笑うんだそうですよ。トロルが自分よりもバカだという事も子どもにとっては笑えるツボです。幼児って自分よりも弱くてバカなものを敏感にかぎ取ります。動物って本来そういうものなんだと思いますよ。そして、いったんは安心したものの、別の谷にトロルがいたりして。なんてね。山に行ったりして谷を渡るとき、ちょっとトロルを思い出してしまったりしませんでしたか?この本も、読み聞かせの演者のオーバートークが必須です。この絵本では音もとても重要です。足音の違いが実は一番面白い部分です。第一「がらがらどん」なんて名前が面白いじゃないですか。翻訳のうまさもあることでしょうね。言語ではなんという名前だったのでしょうか?ノルウェーのお話しだということですが。という疑問は現代ではすぐに解決。ありがたや、ありがたや。原作のスウェーデン語では「De Tre Bukkene Bruse」という題名で「三匹のやぎのブルーセ」となります。ブルーセが「がらがらどん」…なんというすご技の翻訳者なんだ!瀬田 貞二さん。要チェックですね。あとは、読み聞かせの演者のオーバートークこれは必須ですよね(^_-)-☆ >> 続きを読む
2019/05/18 by 月うさぎ
中川李枝子 , 大村百合子 (1966/12)
なんでだろう?なんでだろう?絶対に子どもなら好きなテイストなお話なのに、とうとう何度読んであげても響かなかった(泣) >> 続きを読む
2015/02/25 by ぶぶか
加古里子 (1967/10)
娘が大好きな、サンタさんが持ってきてくれた絵本。てんぐちゃんの持っている物を欲しくなってしまうだるまちゃん。「てんぐちゃんのもっているうちわがほしいよう」などというだるまちゃんにお父さんのだるまどんが家にあるたーくさんのうちわを並べてくれます。色んなうちわや靴、帽子が並び、そのごちゃごちゃ感がとっても楽しい。これママの!これパパの!などと、並んだうちわや靴や帽子を見てあれこれ指差して楽しんでいます。イラストも味が合ってとっても良い。「おおまちがいのとんちんかん」のセリフなども好き。そしてなにより、私が子供の頃に読んでいた絵本を娘と読むのってとても幸せです。「からすのぱんやさん」は読んだことないのですが、娘が大きくなったらこちらもぜひ読んでみたい。 >> 続きを読む
2018/04/13 by chao-mum
筒井 頼子 (1977/04)
はりきって登場人物に合わせた、声色で読み聞かせしてます。どのページも絵が生活感があり、たのしいです。やりかけの家事お使い先の店張り紙 >> 続きを読む
2015/04/17 by chiiko
林明子 (1989/06)
今度選んだ絵本は、絵のタッチが好みのを選んだのですが、前回のと今回の絵本偶然、“林明子”の作。今回もぬいぐるみのきつねの“こん”ちゃんと女のこの“さき”ちゃんが、おばあちゃんのところまで旅する話。前回のはマーガレット・ワイズ・ブラウンさんと外国の原作者が居られたんですが、今回は全て林明子さんの作。物語は男の子と女の子、近くと電車に乗っていく遠いところの差はあるが、おばあさんを訪ねて行くのは同じ・・・・。そして兄弟のような二人は、助け合いながら励ましながら、おばあさんちを目指します。林明子さんの絵はほっこりとやさしくて、・・・周りの人にもほっこり、やさしくなれる本でおます。 >> 続きを読む
2021/07/20 by ごまめ
林明子 (1984/05)
こどもを持つと、「はじめて」の感動がたくさんあり、そのたびに親は感動する。親心をくすぐる題材ですね。「はじめてのおつかい」しかり。夜中にひとりでおしっこに行く場面では、「モチモチの木」を思い出してちょっとだけせつなくなります。 >> 続きを読む
2015/03/30 by umizaras
山口雅子 (2014/01)
最近絵本コーナーによく行くのですが、そこで偶然見つけました。最初は表紙の酒井駒子さんのイラストが目にとまり、彼女の挿絵の絵本は大好きだからって感じで。で、内容は、子ども目線の絵本と大人が読む絵本とでの、見え方、世界が違うという内容でした。どうしても、自分も最近、読書経験したのですが、どうしても、大人になると、へんに固定概念だったり、経験からの先読みだったり、テーマをそれこそ俯瞰してしまい。もちろんそれはそれでよいけども、子どもはもっと違った見え方がしていたり、などなどが書かれていました。そういう意味では、もう純粋なあの頃には戻れないセツナサはありますね。本にも同じような感想を思う大人が描かれていましたが・・・しかし俯瞰的に見れば、こども、大人・・・その瞬間はもう戻ってこないので、爺さんになった自分が絵本なり読書で感じる事、世界観も多分今の自分とは違うとも思いました。なので、今の自分の今の純粋さを大切にしたいとも思いました。なので、過去を悲観する事なく、今の読書の幸せをかみしめ、やはりいつも思っている、楽しい読書を!を意識してこれからもいろいろ本を通じて感じ、自分の栄養にしてより良い毎日を送る気持ちです!!!! >> 続きを読む
2020/02/21 by ジュディス
中川 李枝子 (1962/12)
しげるくんが色々やらかしてくれます(笑)子どもらしい子どもの様子が随所で描かれています。筆者の保育園勤務時代の園や子どもたちにもヒントを得ているのでしょう。ほのぼのした気持ちになります。昔からある、普遍的なこういう世界観、ステキだと思います。子どもと一緒に読みましたが、親子共々楽しく読め、とても気に入りました。 >> 続きを読む
2016/04/24 by taiaka45
ガース・ウイリアムズ (1965/06)
私が子供の頃に読んだ絵本です。ぬいぐるみで結婚ごっこをしてみたり、「ママは誰と結婚したの?」「(保育園の同じクラスの)○○くんと結婚することにした!」などなど、結婚というものに興味が出てきた娘とこの本を読みました。森に住んでいるしろいうさぎとくろいうさぎ。2匹はとっても仲良しですが、くろいうさぎはたまにちょっと寂しそうにします。それは、ねがいごとをしているからなのでした。「ねがいごとって?」「いつもいつもいつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ」こうして、結婚をする2匹のうさぎのお話しです。この本を読むと娘がギューと抱き着いてきて「いつもいつもいつまでも、ママといるー♡ずーっとずっとずっと一緒に暮らす♡」と可愛いことを言ってくれます。ラブラブモード全開です。いつか自立していく娘との限りあるイチャイチャ時間を大切にしようと思います。そして、小さな子も、ただ面白いかそうじゃないかだけでなく、絵本を読んで感情が高まったり、色々感じるんですね。当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、こうやって目の当たりにすると絵本にここまで小さな子の心を揺さぶる力があるということに改めて驚きます。イラストもふんわりと優しく娘も母も、大好きな絵本です。 >> 続きを読む
2019/07/29 by chao-mum
内田莉莎子 , TolstoiAleksei Nikolaevich , 佐藤忠良 (1966/06)
ロシアの昔話のようです、おおきなかぶが庭にできて、おじいさんが抜こうとしても抜けません、おばあさんがおじいさんを引っ張っても、そのおばあさんを孫が、その孫を犬が、その犬を猫が、その猫をねずみがひっぱって、「うんとこしょ どっこいしょ」、みんな力を合わせてようやく、かぶが抜けました。めでたし、めでたし。でも、落語の「宿替え」の荷物が重すぎて除ける裁縫箱やおまるのように、ねずみや猫が、力になったとは思えませんが。そこは小学生初級向き、「うんとこしょ どっこいしょ」が楽しいですな。 >> 続きを読む
2021/07/21 by ごまめ
中川李枝子 , 山脇百合子 (1967/05)
森で雪合戦をしていたのねずみのぐりとぐらは、雪の上に、おかしなあなをみつけました。今回のぐりとぐらはちょっとミステリータッチ。ひょっとしてホラー? ((((;゚Д゚))))「やあ、おとしあなだ」「あそこにも、ここにも」「いや、これは おとしあな じゃない。あしあとだぞ」謎の足跡を追跡していくと、林の入り口に雪だるまと1軒の家が現れます。「ずいぶん、とおくまできたようなきがするなあ」と、ぐり。大丈夫なのか?ぐりとぐら!?「ここ、ぼくたちの うちじゃないか」ええっ?!(*゚Д゚*)ェ… ですよね?君たちなんておマヌケなの。しかしまだ先があります。玄関をあけると留守中に誰かが来た気配があります。まず大きな長靴が、壁には金ボタンのついた真っ赤なオーバーと真っ白なえりまきがかけてあり、暖炉の前には手袋と靴下が。そしてなにやらとてもおおきな怪しい袋。二人は部屋を探しますが、誰もいません。まあ… わかりますよね。続きは言わなくても。でも絵本の中には「サンタさん」という言葉は出てきませんよ。最後はお待ちかね。森の仲間のパーティーです。ライオンはピアノを弾き猫がラッパを吹いて。ゆったりくつろいだ雰囲気がとっても暖かムードです。「ぐりとぐら」では「このカステラが食べたい!!!」でしたが、この本では「このパーティーに出たい!」です♪さてみんなで食べてるクリスマスケーキ。これがドーム型で超特大サイズ。チョコレートクリームがとろりとたっぷりかかっていて、天使やモミの木がてっぺんに飾られていて生クリームのデコレーションに、「おめでとう」の文字まで入っています。やっぱ、ぐりぐらにはとびきりおいしいおやつが欠かせないのですね。お料理上手さんもたくさんいらっしゃるみたいです。ネットで「ぐりとぐら」「クリスマスケーキ」で検索すると、たくさんの力作がヒットします。これなら作れそう。と思えるところもぐりぐらケーキのポイントなんですよね。ああそうだ、私も今夜クリスマスケーキ、食べようっと。☆*Merry X’mas*☆ >> 続きを読む
2015/12/24 by 月うさぎ
大塚 勇三 (1967/10)
とっても感動する作品だったような記憶があった。読んでみて、たしかに感動の作品なんだけど、なんだかちょっと違った。子供の頃のあの感動…ピュアだったから感動できたのだろうか。傷だらけになっても飼い主の元へ!!という白い馬。たしかに感動的なんだけど、ストーリーが悲しすぎるんだと思う。動物好きな人にとっては特に苦しく感じるお話。これが自分のペットだったら…なんて考えると涙出そう。(あと実はイラストも地味な感じで好きになれない。。。)それでも名作絵本なのは間違いないと思う。子供の頃に読んだ話を読み返してみるのっていい。 >> 続きを読む
2013/02/27 by sunflower
【(株)福音館書店】(フクインカンシヨテン) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト(出版社,発行所)
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