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(株)復刊ドットコム (フツカンドツトコム)

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フツカンドツトコム
コード:8354
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      あけるな

      谷川 俊太郎 (2006/12

      4.0
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      • 「青髭公の城」「夕鶴のつうの部屋」「パンドラの箱」から「浦島太郎の玉手箱まで」
        決して開けてはいけない」という戒めの言葉に人は逆らわずにはいられないものなのでしょう

        表紙にもタイトルにも「あけるな」の警告が。

        絵が安野光雅、文が谷川俊太郎という絵本好きには見過ごせない組み合わせ。
        これも「あけるな」といわれても無視できない要因の一つです。

        「あけるな」「あけるなったら」「あけるなといってるのに」

        と言われても、無理です。
        先入観から、怖い怖いと半ば期待しつつ、ページをめくってしまう。

        ついに開かれた扉の中の世界は部屋の中ではなく、また先に新たな扉が出現します。

        次々に扉を通り抜け、思いもかけない世界を目にしつつ
        最期の扉の先に待っていたのは…?!


        ( ̄△ ̄;えー?
        ちょっと解釈不能状態に陥った私。


        もっと怖いものだったらどうしようと、実は相当想像力を逞しくしていたので
        全然怖くはなかったのですが、人によってはかなり不気味に感じるみたいです。


        展開はオーソドックスですから、絵とその描かれた内容と表現にすべてが負っている絵本。
        どういう経緯でこの絵本がつくられたのだろう?
        ラストのシーンのアイディアは谷川さんのものなのだろうか?安野さんのものなのだろうか?


        絵がちょっと不気味なのですが、それ以上に、心の病を持った大人が読むと
        相当影響力が大きいような気がします。
        心理的にいい方向か悪い方向かわかりませんが。
        とにかく、不安や自己のアイデンティティに問題を持っている人は
        この本は手にしない方がいいかもしれない。そんな気がしました。
        (素人判断で勝手なことを言って申し訳ないですが)

        まあ、解釈はいろいろできそうです。
        自分の心の内面への興味と恐怖とか、囚われた自己の反映とか、
        母と子の関係性の病理とか、冒険心と自分の場所への回帰とか。

        とにかく、「オチが謎」なので、ギャップというかインパクトは相当です。
        もう一回確かめてみよう。
        もう一回読んでみよう。
        みたいな気分になりますね。

        この本って、自分のもっとも怖がっているものを知るチャンスかもしれませんよ。


        でも、子どもには違う読み方があると思います。
        「絵本嫌いで、絶対に他の絵本は開こうとしない子でも、
        『あけるな』という標題に刺激され、思わずあけずにはいられなくなるというスグレモノ絵本」
        という評価もあるのだそうです。
        禁止されていることをあえてする。つまりいたずらをする感覚なのかな。
        >> 続きを読む

        2012/10/29 by 月うさぎ

      • コメント 13件
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      たなばたさま

      住井 すゑ (2007/02

      4.0
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      • 七夕の由来についての御話。

        昔の中国の、五台山のあたりにいた、白光と紅華という兄妹が、父の国が滅ぼされた後に、とても苦労して、働きづめに働いて、一年に一度会うことができた。

        一説では、その二人は、あとから立派に自立し、金持ちとなり、働く人々を奴隷としてではなく、ともに人間として一緒に働くようにしていった、ということが書かれている。

        住井すゑさんの文章も、滝平二郎さんの絵も、両方とも良かった。
        >> 続きを読む

        2013/01/14 by atsushi

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      代官山 オトナTSUTAYA計画

      増田宗昭 (2011/05

      カテゴリー:商業経営、商店
      2.0
      いいね!
      • 小難しい表現が多くて読みにくい。
        対談でお互いの話がかみ合っていないように思えた。
        ツタヤのトップがどんなことを考えているのか何となく感じれた。 >> 続きを読む

        2012/04/23 by Sanra-Tan

    • 4人が本棚登録しています
      悲しみの時計少女

      谷山浩子2010/10

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 初めて小説家としての谷山浩子さんに触れた。
        ファンタジーでミステリー
        冒頭の腕時計を忘れてきたという一文ですでにこの物語が好きになったみたい。
        シュールな現実感、たくさんの不吉なイメージ、美味しい食べ物、可愛いさ、生臭さ、全てまとめて小品の絵画という感じ。
        浩子さんは視覚的イメージを大切にされてると思う。

        病院の待合室で読み終わった。ふと目をあげたら正面の壁に振り子時計がかけてあった。
        >> 続きを読む

        2014/12/01 by ゆりえ

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      たんぽぽ娘

      伊藤典夫 , YoungRobert F2013/04

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 長いこと気になっていたのですが、復刊ドットコム版が図書館にあったので、借りました。いい話だった。

        ストーリーについて書くとネタバレになってしまそうなので控えますが、SFです、とだけ言っておこう。訳の伊藤典夫は名前を聞いたことがあるなと思ったら、先日読んだコードウェイナー・スミスの『人類補完機構』を訳した人でした。

        清純な感じで、素朴で好きです。私はサイバーサイバーしたダークなのも好きですが、こういうすっきりまとまって構成がうまいのも良いなぁ。ヤングは短編作品が多いそうですが、短編を上手に書けるのは筆力があるってことですよね。
        そういえばビブリア古書堂のシリーズに出ていましたよね、たんぽぽ娘。

        作中で繰り返される有名なフレーズは以下です。

        「おとといは兎を見たわ。きのうは鹿、今日はあなた」

        一応原文で。

        "Day before yesterday I saw a rabbit, and yesterday a deer, and today, you."

        ヤング、いいですね。
        『ジョナサンと宇宙クジラ』は図書館にないので、いずれ買うことになるでしょう…
        >> 続きを読む

        2016/06/09 by ワルツ

      • コメント 2件
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