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相羽秋夫 (1982/01)
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先月(2011年9月)、東京へ行った際迷い込んだ池袋の古本屋で見つけた本・・・昭和57年発行の上方落語家の名鑑。最新の現在上方の全落語家を紹介とありますが、写真の皆のお顔の若いこと。そして、一番の違いは、お頭の髪型と量・・・・誰と解らぬ方も多数おられ、失礼ながら笑ってしまう。ただ、廃業された方も多く・・・ここでは記録として記述しておく。そして亡くなられ方と、襲名して今の名と違う方も。・・廃業された方笑福亭一鶴、笑福亭松橋、笑福亭枝雁、笑福亭亀之助、笑福亭仁雀、五所の家小緑、月亭パンク、桂蝶太、桂我太呂、桂ふく枝、桂三と九、・・前名(襲名後)笑福亭鶴三(松喬)、笑福亭小つる(枝鶴)、笑福亭梅之助(明石家のんき)、笑福亭福三(森乃福郎)、桂朝丸(ざこば)、桂小米朝(米団治)、桂べかこ(南光)、桂雀司(文我)、桂都丸(塩鯛)桂春之助(春之輔)、桂小春(小春団治)、桂春秋(梅団治)、桂小福(福楽)、桂さなぎ(昇蝶)露の団丸(立花家千橘)、露の団平(露の慎吾)、桂小つぶ(枝光)、桂三太(枝三郎)、林家染二(染丸)、林家さん二(露の新治)、・・亡くなられた方六代目笑福亭松鶴、笑福亭松葉、森之福郎、桂米紫、桂枝雀、桂歌之助、桂米太郎、桂吉朝、桂喜丸桂小文枝(文枝)、桂文我、露乃五郎、桂春蝶、桂左ん福、林家小染、林家市染、桂文紅、桂米之助、、昭和57年当時、上方落語協会が創立25周年を迎え、協会員103名だと、発足当時の十数名から考えれば、隔世の感があると、著者の相羽秋夫さんが述べられているが、30年後の今年、会員は既に330名を超えているとか。時代が経てば・・・やはり、隔世の感があると言わざるを得ないですな。この本に載っておられ、いまなお高座に立たれておられる現役の噺家さんには、「継続は力なり」と、心から敬服致しますな。 >> 続きを読む
2013/06/14 by ごまめ
京須偕充 (2011/02)
またしても、京須偕充さんの本、江戸落語でおっしゃっている事も難解なのに読んでしまった。結論から言うと、ルール違反ですが、「あとがき」から読む事をお勧めいたします。あとがきにかえてで、著者は、始めに噺ありき、噺家は末にありきと・・・。肝心のことばも、言い表わされる事柄も、現代の日常生活からは遠いものが多くなり、まずは噺をわかりやすくする、ハウツウ型の「聴き方」ばかりが幅を利かせるようになる。その傾向は、わかりやすさとわかりにくさとの微妙なバランスが生命である洒落や落語にとってひどく危険なものと、至言を述べている。この本では、噺の真意、人物の本音、聴き手の思い、演者の狙いなどをいろいろな角度から述べてきたと、まず噺があって、登場人物がいて、噺家がいる。それがものの順序だと、噺が表現したいことは何か、人物が本当に言いたいことは何か、それをどの演者がどのように表すか。今は、三番目の演者のみが語られ、第一、第二の論点が不在と嘆く。そして、噺を考えながら聴けば楽しさは何倍にもなり、また長続きすることであり、物事受け身でとらえていては自分のものと熟し(コナシ)えないと、(実際はそない、難し考えなくてもとは思いますが)。上辺だけの演者論ではなく、噺から立ち上がる演者論の時代がくればと落語の基礎はもっと安定し、往年の名人をしのぐスーパースターの輩出に夢が抱けると・・・・・。本題はもっと、難しいので、お題だけ列挙・・・。目次まくら・・・・・落語に「聴き方」はあるのかまず短編落語を楽しもう・・・・・・・・・・「欠伸指南」「火焔太鼓」の亭主はなぜ甚兵衛か「明烏」は若旦那か・・・・・主役と主人公「締め込み」は泥棒の噺か夫婦の噺かしくじり男の物語・・・・・・・「芝浜」と「厩火事」落語はなぜ幇間を生かしておくのか・・・・「幇間腹」と「つるつる」まくらは誰のためにある落語にとって何が大切・・・・・・・・飲む・食う・酔う「文七元結」・・・・・江戸と時代始めに噺ありき、噺家は末にありき・・・・・あとがきにかえて >> 続きを読む
2013/06/11 by ごまめ
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