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(株)南雲堂フェニックス (ナンウンドウフエニツクス)

企業情報
企業名:南雲堂フェニックス
なんうんどうふえにつくす
ナンウンドウフエニツクス
コード:88896
URL: http://www.nanphoenix.co.jp/
      赤い帽子 フェルメールの絵をめぐるファンタジー

      Bayley, John, 1925-2007/03

      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • ジョン・ベイリーの「赤い帽子」は、フェルメールの絵に触発されて書かれた、謎めいた小説だ。

        二部構成になっていて、それぞれ語り手が異なる。
        第一部の語り手ナンシーは、親友のクローイとその恋人チャールズとともに、オランダのハーグにフェルメール展を見に出かけ、そこで不可解な事件に遭遇する。

        クローイが姿を消し、翌日に帰って来るが、何があったかは藪の中だ。
        謀略に巻き込まれたのか、それともただの気まぐれか。
        ナンシーは鍵を握る、自称イスラエル警察官の背の高い男を探し始める。

        第二部の語り手は、クローイの知り合いであるローランドという男だ。
        彼はナンシーの物語に魅せられて、彼女と会うため南仏へと赴く。

        ローランドの視点から、第一部でナンシーが語った内容の信憑性が問い直される。
        同時に、クローイが何か隠しているふしもあるのだ。

        ハーグの夜の真相とは? それとも、すべてナンシーの妄想もしくは捏造なのか?-------。

        アンチミステリと言える趣向の作品だが、特別な大仕掛けがあるわけでも、謎の解決不能性に力点が置かれているのでもない。

        「信頼できぬ語り手」に振り回されながらも、ゆったりと愉しめる小説だ。

        >> 続きを読む

        2019/05/04 by dreamer

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