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(株)扶桑社 (フソウシヤ)

企業情報
企業名:扶桑社
ふそうしや
フソウシヤ
コード:89353 594
URL: http://www.fusosha.co.jp
      チ-ズはどこへ消えた?

      門田美鈴 , JohnsonSpencer.2000/10

      カテゴリー:人生訓、教訓
      2.6
      いいね!
      • なんかこの本、読書ログでは評判があまりよろしくない感じですね…
        「あの大谷翔平選手の愛読書!」という帯を見て買ったのですが、確かに私も、引っかかるところの多さは感じました。

        内容から言いますと、「環境の変化」にうまく適応するために、出来る限り問題を複雑化しすぎず、何よりも「行動を起こす」ことの大切さを説いた本です。

        練り込みの甘さを感じるところを言いますと、まず、「小人が2人いる」意味は、両者の変化に対する反応とその結果が対比になっているからということで、もちろん分かるんです。
        でも、「ネズミが2匹いる」意味ってあるの?というところですね。
        単に、世の人々を分類するのに、「3タイプ」よりも「4タイプ」の方が分かりやすいからというだけで、こうなったのか?という印象をどうしても持ってしまいます。

        あと、この本の構成は、「その『2匹のネズミと2人の小人の寓話』を話す、また聞く登場人物がいて、人生相談をしていたなか、その話を聞く前後で彼らの物事の捉え方がどう変わったかを議論する」という形になっているのですが、この前後のパートが主張しすぎている気がします。
        それに関しては、以前、似た様な構成でページ数もこの本と同じくらいの『グッドラック』という本のレビューを読書ログに書きましたが、あちらくらい前後の語り手と聞き手の話はシンプルで、中の寓話にしっかり言いたいことを込めた方が良かったかと思います。

        とはいえ、私自身も神経質な性格ということがあって、「今になっても、あの時あんな考えや過ごし方をして、後悔している」と思った時を振り返ると、この「変化を恐れた小人」のような面が強かったのかなあと感じています。
        そこを映し出してくれたという一点において、私にとってはある程度の価値を見いだせたので、この評価で。
        >> 続きを読む

        2017/06/08 by ピース

      • コメント 3件
    • 他6人がレビュー登録、 26人が本棚登録しています
      アマルフィ

      真保裕一2009/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.4
      いいね!
      • 外交官
        警察
        イタリア
        日本
        文化
        言葉


        イタリアでの日本人の女の子の誘拐事件。
        大使館、地元警察や警備、メディア。
        それぞれの立場からの意見が交錯する中、被害者の母親からの視点や、犯人の視点と様々な角度からの思考が面白かった。
        >> 続きを読む

        2016/05/10 by -water-

    • 他4人がレビュー登録、 11人が本棚登録しています
      孤独のグルメ

      谷口ジロー2008/04

      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.5
      いいね!
      • 主人公の五郎がひたすら飯を食うだけの漫画です。
        料理のうんちくが出るわけでもなく、
        思ったことをぽつりと言うだけ。
        なのに謎の面白さがあります。
        見事な食いっぷりと哀愁を漂わせる五郎さん、
        見てるだけでおなかがすいてきます。
        >> 続きを読む

        2015/05/19 by つむじかぜ

      • コメント 3件
    • 他3人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      赤めだか

      立川談春2008/03

      カテゴリー:大衆演芸
      4.5
      いいね!
      • プロの落語家って、普通の感覚の人ではできないのかも知れない…。とこれを読んで、そう信じ込んでしまうほど、本人も含め、登場する人たちが個性豊か過ぎ!
        立川談志は、生存していたころは、ただただ破天荒な落語家…というイメージを持っていましたが、これを読んで、私が思っていた談志の人物像が変わりました。真剣に落語のことを考えていたんですね。憎めない人柄。
        でも、ここに弟子入りした人たちは大変だったんですね。
        それにしても、面白エピソードが満載で、本当に笑いながら一気に読み進んでしまいました。
        師弟愛もすごい!半端ではない師弟愛を感じました。
        うん、面白い!落語聞いてみたくなりました!
        この本も皆さんにお勧めしたい!
        >> 続きを読む

        2016/02/09 by taiaka45

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      シンプル・プラン

      近藤純夫 , SmithScott1994/02

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • この映画化作品もある「シンプル・プラン」は、あのスティーヴン・キングが大絶賛したということでも有名な、スコット・スミスのデビュー作。

        偶然、手に入った大金をめぐって、取り返しのつかない過ちを犯し、破滅していく人間の姿を描いた、あまりにも物哀しいサスペンス・スリラーの傑作だと思う。

        オハイオの小さな町で会計士を営む主人公のハンクは、妻と平穏な家庭を築いている、絵に描いたような善人。無職の兄のジェイコブズも決して悪人ではない。

        借金による両親の自殺という悲しい過去の経験から、二人は金の価値をいやというほどわかっている。そんな二人と兄の友人のルーは、思わぬことから偶然、大金を手にして我を失い、罪を重ねるうちに殺し合いまで演じてしまう。

        どんな善人だろうと、何らかのきっかけ(この物語の場合はお金)さえあれば、凄まじい悪行を成し得るという現実を、いやというほど思い知らされます。

        大金の所有権をめぐり実の兄さえ疑い、次々と殺人を重ねていくハンク。彼が自分の都合だけを考え、次第に道を踏み外していくさまと、その後の苦悩する姿とのギャップが、最も人間の恐ろしい闇の部分を描いていると言えるのではないかと思う。

        因果応報とも言える、やるせないラストシーンも含め、哀しみの中に教訓的なムードを漂わせた作品だと思う。


        >> 続きを読む

        2018/03/17 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      隣の家の少女

      金子浩 , KetchumJack1998/07

      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      •  ナブコフの『ロリータ』から始まった今年の読書テーマは「アウト」でした。倒錯的な魅力をいろいろと求めてきましたが、最悪の劇薬小説として名高い本作で今年の締めとしたいと思います。


         本作の最も恐ろしいところは、その小説としての上手さです。

        「苦痛とはなにか、知ってるつもりになってはいないだろうか?」という印象的な一行目から、そして、ほのかな恋の始まりを感じさせる導入部から……私は完璧に物語に引き込まれました。気づけば私は登場人物の一人となり、共犯者として事件に関わっているのです。

         本作を読むと気付かされます。狂気というものは誰の中にもあるのだと。ただ外に出るか出ないかというだけの問題なのだと。

         隣家というのは絶妙な距離感です。地理的に最も近い社会とも言えるそこは、格好の好奇の的です。しかし、そこで起こる異常は、もはや他人事ではありません。狂気に対して少しでも興味を抱いたとき、もうその人自身も狂気をはらみ始めているのではないでしょうか。

         嗜虐性・残虐性・猟奇性といった単語が、決して耳慣れないものではないことの意味を考えさせられます。

         とんでもない一冊です。「読むなよ! 絶対読むなよ!」というのはフリではありませんでした。「最悪」というのはまさにその通りです。しかし、スゴい本であることは間違いありません。
         そして最後に一つ、年の締めに読むような本では絶対にありません笑
        >> 続きを読む

        2015/12/31 by あさ・くら

      • コメント 10件
    • 他1人がレビュー登録、 15人が本棚登録しています
      東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

      リリー・フランキー2005/05

      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! masa920
      • 親子という関係は、身近にいる事が当り前になってしまっていて、その大切さに気付かないであぐらをかいているけど、恋人や友達とは違う、他人と代えることのできない存在。
        着る物や食べるものに贅沢させて、自分は服を買わず、息子が留年して最初は落ち込んでいたが、それでもお金を仕送りし続けたり、胃がんを患ってもめったに弱音を吐かず生きようと頑張っていたり……。
        オカンの息子を一途に想う気持ちに泣いた。

        こんな事が出来る関係って親子以外にあるんだろうか?
        >> 続きを読む

        2016/03/24 by May

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 23人が本棚登録しています
      象の背中

      秋元康2007/09

      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 48才のエリートビジネスマンが、肺がんで、余命半年と宣告される。

        死ぬことより、忘れられる方が怖いと、思いを伝えることができなかた初恋の人に、
        仲違いした昔の友達に、兄に、そして愛人、妻、息子に娘、に。

        最後に自分が話しておかなければ、ならぬことは・・・・。

        死をまえに、真正面から向きあえること。

        自分と妻、自分と愛人、自分と息子、自分と娘。
        周りにいる者にも、ちゃんと話しておきたい、
        最後の別れをちゃんとしておきたい。

        私も癌の宣告されましたが、悲壮感はなく、手術までに予定のスケジュールを
        いかにこなすか・・・それも、単に病気の宣告で、死の宣告ともなればどうしたのか、
        残された時間をどう過ごそうとしたのか・・・・・

        「余命治療は拒否する」は、主人公と一緒なんですが、
        積極的に過去の清算に入れるかと言えば、自信がないですな。

        昨年、癌と向き合った私にとって、
        タイムリーで、ところどころ考えながら楽しめた本でございました。

        >> 続きを読む

        2017/01/23 by ごまめ

      • コメント 2件
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      夜中にラーメンを食べても太らない技術 男のための「食べやせ」革命

      伊達友美2008/01

      4.5
      いいね!
      • なるほど!土日に食べ放題に行って食べ過ぎても、平日押さえれば太らないと言う事ですね。勉強になりました!! >> 続きを読む

        2013/08/02 by MJ-Walker

      • コメント 5件
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      全日本ゆるキャラ公式ガイドブック

      みうらじゅん2009/10

      カテゴリー:広告、宣伝
      2.5
      いいね!
      • 最近はやりの、ゆるキャラということで読んでみましたが、
        キャラによってクォリティーが違い過ぎます。

        デフォルメされている状態では可愛いのですが、
        着ぐるみになった瞬間、さむけが起こる。。
        子供が見たら泣くようなキャラも多かった。。。
        >> 続きを読む

        2012/06/12 by ◆空太◆

      • コメント 3件
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      モムチャンダイエットプレミアム

      チョンダヨン2010/05

      カテゴリー:理容、美容
      4.0
      いいね!
      • 年末年始のこの時期は忘年会や新年会、親戚と集う機会も多くどうにもこうにも食べ過ぎてしまう。

        毎年食べ過ぎないようにしようと思っているのに食べ過ぎるので、むしろこの機会にダイエットしようと購入。

        さっそく始めてみて楽しいような気もするけど続くかどうかというのが最大のポイント。
        がんばろうと思います。
        >> 続きを読む

        2013/12/13 by mahalo

      • コメント 6件
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      殺人感染

      夏来健次 , SiglerScott.2011/04

      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • とんでもなく面白い!!

        何かに感染したと思われる人たちが
        なぜか凶暴になり連続殺人事件を!
        それを疫病予防管理センターの研究員、
        CIA情報員、感染した男の3つの視点で語られていく。
        最初は研究員が主役で感染原因を突き止めて根絶していくのかと思ってたら
        違いました〜よい意味で裏切られましたよー
        この作品の主演男優は・・・感染した男、ペリー・ドーシーでしょ!
        ペリーのパートが凄く読ませるぞ!
        結構な凄惨シーンが連続するペリーのとこ、男性はうわぁ…となるでしょうw
        物語の展開よし訳もよしで、ほんとに超面白かったです!!!

        この作品は紫指揮官さんのレビューを見て気になって気になって
        そんな折に見かけて購入しました。
        扶桑社はこういうのたまに(?)あるんですよねー
        この殺人感染はポッドキャストで発表された作品だそうで
        それが人気で紙の本になったんですって。
        で、殺人感染は三部作の最初の話なんですってよおおお
        が、扶桑社のブログでみたら売れ行きがイマイチらしく…
        続きはでないというのを発見してしまった時のガックシ感と言ったら;;
        これが角川だったら「シフト三部作」みたくでたかなーと思ったり。

        いやー満足満足の読後感です☆
        >> 続きを読む

        2016/11/21 by 降りる人

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      キリスト教入門

      島田裕巳2012/09

      カテゴリー:キリスト教
      4.0
      いいね!
      • クリスマスということもあり,書店でたまたま目に留まり手に取ってみたところ,のっけから「なぜキリスト教は上から目線なのか」という挑発的な章立てとなっており興味をそそられて即購入.結果,3時間ほどで一気に読破してしまいました.

        Amaz○nなどでは主に信者の方々からこっ酷い評価を食らっているようですが,第三者的な立場からキリスト教という宗教を捉えるという目的の下では非常に良い出来の入門書となっているのではと思います.

        キリスト教のみならず,多くの日本人がその実態をあまりよく把握できていないであろうユダヤ教・イスラム教についても少なからず触れているのですが,「実家の同じ姉妹」といった気の利いた喩えを用いて三者の立ち位置を軽妙かつ明快に説明している様などには著者の文才を感じざるを得ません.
        何も独特で印象に残るような文体の文章を綴るだけが文才ではなく,(特にこういった新書の類では)読者の頭にすっと入ってくるような至極わかりやすい表現・論理展開を用いることも重要であるということの好例でしょう.

        著者自身が本文中で再三繰り返しているように,この本は客観的な視点からキリスト教を見つめたものであって,信者にとってもそうでない人にとっても,万人にとって出来る限りフラットな記述を心掛けています.
        ここで,"フラット"と言えば聞こえは良いのですが,これは裏を返すと誰にも気を遣わずズバズバと事実をありのままに述べるということであって,その穏やかな文調とは裏腹に容赦のない右ストレートを全方位にお見舞している感があります.

        容易に想像できる各所からの反発や批判に怯むことなく,独自の切り口から,今まで中々触れられることのなかったトピックにも真正面から斬り込んでいく痛快さが本書の魅力でしょう.
        >> 続きを読む

        2017/12/25 by abr_engawa

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      私にふさわしいホテル

      柚木麻子2012/10

      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね! ata-chu
      • 遅咲き新人女性作家の成り上がり物語。
        ようやく新人賞受賞したものの、待ち受けるのは、さまざまなトラブル。
        しかし、野心あふれる彼女の不撓不屈な行動に笑えて、
        文学界・出版業界を巡る裏事情が楽しい物語。

        最初数ページ読んで、今回はおしとやかな展開なのかと思いきや、
        そこまでするか!のドタバタ劇に。

        新人作家・中島加代子と、文学界のドン・東十条、
        それに、先輩でもあり大手出版社の編集者・遠藤の3人の視点で展開される。

        特に、佳代子と東十条の掛け合いが爆笑。
        『スポットが当たらなかったら、スポットの前に飛び出せばいい。
         そう、それが成功する最速のルール』が信条。

        罵り合い、騙し合いつつも、お互いに、その文章力・力量は認めていて、
        ドロドロした感じは全く無く、笑って読める。
        かつてのコンビだった編集者・遠藤に、陰で二人を酷評しているの聞いて、
        お互い協力したり、東十条の本宅まで居候して、彼の妻と愛娘まで味方にしてしまったり
        と展開が面白い。

        その中にも、文学界・出版業界の裏事情も織り込んでいて、
        それって、書いて干されないのかなとヒヤヒヤする。
        新人賞の出来レースって、あのタレントかなとか、
        文壇のドンで、濡れ場描写・直林賞(直木賞)選者といえば、あの作家かなとか。

        そして、一般読者からの酷評が目に入りやすい現代ネット社会。
        大量消費される文学と、薄学な読者のから軽々しい批判。
        執筆するたいへんさという作家の心の声を聞いた。

        後半、加代子の復讐劇完了。
        『読解力のない人間』
        そこに、読者に対する挑戦を感じた。

        最後、編集者・遠藤の言葉。
        『作家に必要なのは、執念とハッタリ、そして己の力で取り戻すイノセンス。』
        イノセンスとは、「物語を書きたい」という純粋な気持ちということだろか?
        これからの作家を目指す者へのエールで締めくくられているように思えた。
        >> 続きを読む

        2015/12/07 by てるゆき!

      • コメント 1件
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      また次の春へ

      重松清2013/03

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 3月に起きた震災を巡る短編小説。最後のまた次の春へが好き。

        2014/01/30 by まなつ

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      東京散歩

      雅姫 (2008/10

      カテゴリー:日本
      3.0
      いいね!
      • 図書館で借りてみた。パラパラめくってみたけど写真集みたいな趣の本であった。

        2018/07/28 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      戦慄のシャドウファイア

      KoontzDean R , 白石朗1989/05

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • このモダン・ホラーの鬼才ディーン・R・クーンツの「戦慄のシュドウファイア」(上・下巻)は、読み始めたらとまらない、そんなスリリングな小説だ。

        冒頭は、夏の陽射しにきらめく通りで、夫婦が口論しているシーン。離婚調停を進めている弁護士のオフィスを出てきたばかりだ。妻のレイチェルが慰謝料もいらないと言ったことにプライド傷つけられた夫のエリックが怒っている。

        すると、勝手にしろと怒ったエリックが、車にはねられ即死してしまう。レイチェルには恋人のベンがいるので、ロマンス小説なら、始まったばかりで問題解決になるが、もちろん、この小説が、ここで終わるわけがない。

        エリックの死体が死体公示所から姿を消してしまうのだ。こうして、物語はここから、あれよあれよという間にどんどん動いていく。なんとエリックは死から蘇るのだ。

        レイチェルに恨みの残っているエリックは、当然、彼女を追い始める。さらに、エリックの蘇生の秘密を守るために、防衛保安情報局の副長官アンスン・シャープが部下を引き連れて、レイチェルとベンを追い始める。かくて、壮大な闘争と追跡のドラマが始まって行く。文字通りのノンストップ・アクションだ。

        レイチェルとベンのロマンス、ベトナム時代をめぐるベンとシャープの確執、さらにシャープとその部下ピークの対立。まあよくもこれだけつめ込んだものだとあきれるくらいに盛りだくさんの内容だ。

        それから、石のように手強い農夫を登場させてシャープを浮き彫りにしたり、不幸な生い立ちを登場人物に語らせて、エリックの性格形成を側面から描いたり、すべて説明づける明瞭さが気になるといえば気になるけれど、これは、まあ著者の読者へのサービス精神のあらわれだろうと思う。

        そして何より、怪物と化していくエリックの"血の叫び"が、不気味なトーンとして全篇の底を流れているのが、実にいいと思う。


        >> 続きを読む

        2018/02/10 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      死のロングウォーク

      沼尻素子 , スティーヴン・キング1989/07

      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 高校生の頃読み、残念な気持ちになったのを覚えている。
        少年達が強制的に参加させられ、歩けなくなったら殺されて、最後の一人になるまで続くゲームの話。
        あの薄くない本にそれだけが延々書かれてる。
        調べてみたら、ホントかどうかしらないが、小説のバトル・ロワイヤルはこれを参考にしたそうだ。
        何年に1度思い出してしまう本。
        >> 続きを読む

        2013/08/29 by bob

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      雷鳴の館

      KoontzDean R , 細美遥子1989/11

      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 交通事故から醒めた女性を待ち受ける記憶喪失と危険な罠。

        映画を見ているように展開するサスペンス。

        500ページに及ぶ大作だが、一気に読ませる魅力が有る。

        読後の印象としては病院のシーンが長すぎて、ページ数を水増ししているように感じられなくも無いが、全体に渡る怖さの演出のためには必要性が有るのかもしれない。

        9割読み進めても結末が想定できず思わず突き進んでしまうが、最終的なオチの付け方には反則を感じてしまった。

        とはいえ、これだけの伏線を論理矛盾無く収束するには、この結末しかないのかもしれないと渋々認めた面も有る。

        翻訳に対する疑念が有り海外作品は苦手意識が有るが、本作の翻訳には違和感は無い。
        >> 続きを読む

        2012/03/27 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      きんちゃんとぎんちゃん くじらのボーのはなし

      松本 礼児 (1992/04

      3.0
      いいね!
      • 画像が無いのが残念ですが、きんさん・ぎんさんの可愛らしい絵の表紙です。
        こんな絵本があるとは知らなかったので読んでみました。成田きんさん監修だそうです。

        内容は子供達がいつも聞きに来る、きんさん・ぎんさんの子供の頃の楽しいお話というもの。
        さぁ、どんなお話なのかなと期待して読み進めました。
        が、えっ⁈これでおしまい?とオチが無く終わってしまった感じ…

        ちょっと期待外れでしたが、この穏やかな空気が長生きされた秘訣なのかな?と(*^^*)
        まぁ、作者はご本人ではないですけど。

        でも最近話題だったぎんさんの娘さん達は、お喋りが長生きの秘訣とおっしゃってましたかね(笑)
        この本以外にもシリーズがあるのかしら…⁇
        >> 続きを読む

        2012/11/23 by kumahachi

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています

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