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  • 著者: 風野 真知雄

    • 評価: 4.0

      図書館本。この巻でも、変なものを食べながら魚之進が事件の謎を解いていく。

      祝儀ものの紅白豆腐と不祝儀の黒白豆腐を合わせたような「紅黒豆腐」の謎を解くよう、お静の実家に頼まれる。蘭方医学塾の塾生たちが食べた闇鍋の最中に殺人が起きる「鵺の闇鍋」では、魚之進は鵺ならぬサメの肉を食べる羽目になる。アヒルの卵を天狗の卵だと吹聴する「天狗卵」では、目玉焼きという食べ方が江戸時代には珍しかったのがわかった。一番面白かったのは「おかまうどん」で、男色街に店を出した釜揚げうどんのつゆの具がかまぼこにちくわ、きのこというのが笑えた。

      兄が斬殺された真相にもだんだん近づいているようで、魚之進を襲った丸川という同心がラストシーンで切腹する。続きが楽しみ。

      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      隠密 味見方同心(六) 鵺の闇鍋 (講談社文庫)」のレビュー

  • 著者: 田丸雅智

    • 評価: 評価なし

       又吉直樹さんが「おすすめの本はなんですか?と聞かれるのは(その人の趣味がわからないから)苦手だけれど、あまり本を読まないという人には田丸さんのショートショートを勧める」といった事を言われていました。

       ショートショートというともう私だと星新一さんです。
      あまりにも偉大な為、星新一さんを超える人は出るのだろうか、と思う訳ですが、田丸さんはかなり近い所まで来ていると思います。

       エログロナンセンスは、避けて気取らず上品に、という精神を受け継いでいると思います。
      簡単に書けるようでいて、短編小説、ショートショートはとてつもなく難しく、かつ量がないと本になりません。つらい世界ですね。

       このショートショート集は、表紙絵他装丁が素敵。
      内容もショートショート20篇ですが、ファンタジーあり、笑いあり、ホラーあり、で海を題材にしたものが多いのですが、どれもアイディアにうなる。

       どうしたらこういう素朴な所からアイディアが出るのかな、と不思議に思うくらい。どの短篇も後味がいいということが共通していると思います。
      不思議な物語が多いけれど、その不思議は遠いものではなく、あくまでも身近な所というのが、とてもいい、と思います。
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      海色の壜」のレビュー

  • 筑摩書房 (2012/01)

    著者: 山尾悠子

    • 評価: 評価なし

      「これは古びた竃の石が囁く秋の枯れ葉のものがたり。」

       三枚の銅版画から始まるものがたり。
      そこに描かれているものは何か?枯れ葉がうずたかく積み上げられた庭。
      冬の寝室。そして、常緑樹の幾何学庭園の老人と若者。

       それぞれの物語は、この銅版画の世界をなぞるようであり、時系列はかなり分散されており、決してすらすらと流れが頭に入ってくる物語ではありません。

       どうも、大きな館で、支配者層たちは冬は「冬寝室」で冬眠するらしい。
      その準備に追われる使用人たち。闊歩するゴースト。眠りー死を暗示するような痘瘡病の影。

       冬眠する者は支配者層であり、冬の間は呼吸も止まり、成長も止まる。幼い体力のない子どもは春になっても目覚めないかもしれない恐怖の冬眠。

       しかし、描かれるのは、その準備にうんざりしている使用人たち。
      そして、じわじわと流行っていく痘瘡病。
      冬眠の時に必ず、かたわらに人形を置いて寝る姿。
      そんなものが、コラージュのように描かれていきます。

       眠るということは一時的に死ぬことだ、と誰かが言っていたのですが、霜月の物語では、だんだん、眠くなって寝室にこもろうとする高貴な身分の人たちがでてくる。
      使用人たちは、大わらわ。いがみあい、ののしりあい、忙しく働く中で「ぐっすりと死んだように眠る」とはなんと贅沢なことか。

       この冬眠する支配者層と使用人たち、そして使用人たちの反乱。病の影。
      これはアメリカの独立運動から、当時、絶対王政だったフランスにフランス革命が起きたことを思います。
      王侯貴族は贅沢の限りをつくし、民は貧しさと飢えに苦しむ。そんな上下関係がひっくりかえされたのが革命。

       しかし、この物語のタイトルは「ラピスラズリ」(青金石)
      深い青の物語なのですが、青は出てこず、秋の枯れ葉といった茶色や冬の到来を示す白、または、使用人たちが汚れているような灰色の世界がほとんどをしめています。

       しかし、最後になるとラピスラズリのことが、ふと、わかるのです。
      生命を止めた冬が終わって、春の空はラピスラズリのように青い。その青を見ることが出来るのは誰か。冬をむかえるもの、冬を眠って過ごすもの、冬を堪え忍ぶもの・・・そして冬を祝うということを知った人びとが見る事のできる春の空の色、ラピスラズリ。

       そして聖母の青、ラピスラズリ。冬寝室で冬眠する館の人びとは、中世ヨーロッパのようでありながら、宗教色が一切ありません。
      しかし、最後に聖母マリアが必ず身につける色、青が水面に石を投げ入れたように広がる。眠るということを呪術的、幻想的に描き、そして秋から冬へそして春が来る予感と余韻を描いた物語。
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      ラピスラズリ」のレビュー

  • 新潮社 (1997/01)

    著者: 久世光彦

    • 評価: 評価なし

       推理作家はたくさん好きな作家がいるのですが、個人的にはエラリー・クイーンと江戸川乱歩はその中でも特別な存在なのです。

       ただ、この2人、後期になって「ネタぎれ」に苦しんでいるのが、ありありとわかってしまって、全盛期の作品がすばらしかっただけに、読んでいてつらくなる程でした。
      やはり、初期~中期というのが全盛期だったのかもしれません。

       乱歩も「大作家」となってしまうと雑誌の期待をあおるような予告が大きくなり、そのプレッシャーに耐えかねて、原稿が間に合わない(いわゆる原稿を落とす)事もあって、編集者泣かせだったそうですし、自宅から姿をくらましてしまうということも事実何度かあったそうです。

       日本の推理小説に詳しい久世さんはその「スランプで追い詰められて失踪した乱歩」がどこで何をしていたかを全くの創作で作り上げてしまいました。

       以前から、気になっていた麻布の「張ホテル」という西洋館ホテルに逃げ込んだ乱歩。
      ホテル唯一のボーイ、ヘリオトープの香りをはなつ中国人の美青年、翁華栄(オウファーロン)に魅入られるようにして入ってしまった家出中の乱歩。

       謎めいたホテルにひきよせられて、謎に巻き込まれてしまう、推理小説の大家、乱歩が主人公の幻想ミステリです。

       都心にいるのに家族や編集者がまず、わからないホテルに隠れ、子供っぽくワクワク喜んでしまう反面、やはり書かねばならないという焦りと不安・・・この物語での乱歩は実に小心者です。

       この物語は大変、凝っていて昭和10年ころの推理小説や文壇のウンチクもさることながら、このホテルで様々なインスピレーションを得て、筆が進むということになるのですが、ここで、久世さんが、「いかにも乱歩が書きそうな乱歩そのもの」の小説『梔子姫(くちなしひめ)』を創作してしまい、この『梔子姫』の物語も同時進行していく、といった遊びに満ちています。

       猫のようにしなやかで、いつも乱歩を見抜いているようなボーイの翁青年、ホテルで出合ったアメリカ人、ミセス・リーの美しさ、その夫のミスター・リーという謎の人物。だんだん、乱歩はリー夫妻の秘密に巻き込まれ、また小説『梔子姫』の行方もどうなるか、という大変、手の込んだ、遊びに満ちた物語です。

       乱歩が好きな人はたくさんいると思うのですが、ここまで、できる人はそうそういない、と思います。乱歩の世界を守りつつ、立派な江戸川乱歩論でもあり、しっかり久世さんの好む耽美と背徳の世界が、実に美しい文章でつづられた夢のような小説です。
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      一九三四年冬-乱歩」のレビュー

  • 著者: アミタヴ ゴーシュ

    • 評価: 5.0


      インド人作家アミタヴ・コーシュという作家の異色幻想SF的な壮大な作品「カルカッタ染色体」を読了しました。

      この作品の核になるのは、十九世紀末にわずか三年間の研究でマラリア原虫を発見し、一九〇二年のノーベル生理学医学賞を受賞した、実在の英国人軍医ロナルド・ロス。

      素人同然だった彼が、なぜ世界的な権威を出し抜いて世紀の大発見を成し遂げたのか?
      この謎に取り憑かれた、国際水利委員会勤務の団体職員の男ムルガンは、現地調査のためカルカッタ支局への転勤を志願するが、赴任先で消息を絶ってしまう。

      それから数年後、ムルガンの元同僚で退職間近のアンタールは、人工知能に接続された自宅の端末に向かい、水利委員会が世界各地で回収した物品の目録作成作業に従事していた。

      ある日、モニター画面に見覚えのある古いIDカードが映し出される。
      回収地はカルカッタ。どうやら、それはムルガンのものらしい。
      かつて、彼と交わした会話を思い出し、アンタールはムルガンの消息を追い始めるのだった-------。

      作中では時間を遡るように話が進み、インドの国民的大女優や大作家も登場して、物語の迷宮が錯綜してゆく。

      この作品のなんと言っても最大の読みどころは、マラリアの感染ルートの解明の陰で暗躍する謎めいた人々。彼らの目的は?
      そして"カルカッタ染色体"とは?-------。

      虚実の被膜を縫って"歴史の闇"に分け入るところは、ニール・スティーヴンスの作品や映画「マルコヴィッチの穴」を思わせる部分もあって、実に面白いですね。

      この作品は、ジャンル分けの難しい作品で、歴史幻想SF小説というか、伝奇ファンタジー小説というか、一筋縄ではいかないタイプの魅惑的な作品だと思いますね。

      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      カルカッタ染色体」のレビュー

  • 著者: 岩間 光介織江 耕太郎立木 十八米田 京高橋 正樹山木 美里内田 康夫井上 凛

    • 評価: 2.0

      浅見光彦と他の探偵が絡む短編集と勘違いしていたので、そうでなかったことにがっかり。浅見作品は内田氏の一編のみで、他は内田康夫ミステリー文学賞の受賞者の作品集だった。

      2018/05/27 by

      浅見光彦と七人の探偵たち」のレビュー

  • 集英社 (2002/01)

    著者: 貫井徳郎

    • 評価: 3.0

      後味の悪さや消化不良は若干残るものの、貫井徳郎らしい叙述をふんだんに織り込んだ作品集。無理だろうけど映像化を見てみたいなぁ。
      ラストの小説みたいなオチは結構好き。

      2018/05/27 by

      光と影の誘惑」のレビュー

  • 著者: 小川 洋子

    • 評価: 3.0

      世界の片隅で繰り返されている静かで少し奇妙な日常。
      どこか不器用な人や不思議な存在が登場する全8編は、
      なんとなく小声で語りかけられているような物語ばかりだった。
      一緒に秘密を共有したような気分になれる不思議な読後感。
      ちなみに私は「先回りのローバー」が一番好き。

      小説の内容とはちょっと関係ないんだけど、
      「かわいそうなこと」という話の冒頭に
      地球生物史上、最も大きな動物は
      シロナガスクジラだということが書いてあった。
      そんな生き物が今も海を泳いでいる。
      なんだかすごいことを知った気がして、かなり感動。
      感動して、この物語は全く頭に残らなかったけど(笑)
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      口笛の上手な白雪姫」のレビュー

  • 文藝春秋 (2003/06)

    著者: 山本一力

    • 評価: 3.0


      直木賞作家・山本一力のデビュー作「損料屋喜八郎始末控え」を読了。

      4つの短編からなる、この作品は、現代でいえばレンタル・ショップにあたる損料屋に身をやつした喜八郎が、札差の米屋を助け、貸し渋りや同業者の乗っ取りなど、あくどい商売を続ける札差・伊勢屋に立ち向かう痛快娯楽作だ。

      中でも、大掛かりな舞台を用意して、そこで伊勢屋に罠を仕掛ける「騙り御前」は、ジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の傑作映画「スティング」や、TVドラマ「スパイ大作戦」を思わせる出色の作品で、もうワクワクしながら、作者の山本一力の語り口のうまさに酔わされますね。

      そして、その他にも、悪徳商法に騙された板前を救う「いわし祝言」や、偽金づくりを扱った「吹かずとも」など、各編ごとに趣向を変えて、様々な騙しのテクニックが描かれるのも、実に愉しいんですね。

      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      損料屋喜八郎始末控え」のレビュー

  • 著者: 町田 康

    • 評価: 3.0

      「貝」の話ではなく、「買い」の話。「ドストエフスキーは、貨幣は鋳造された自由である、と書いた」と、文豪の言葉に感銘した主人公が、カネを稼ぐために蓄積した鬱を消費で開放すべく想念を巡らせ悪戦苦闘する姿が一人芝居のよううにノンストップで展開。

      主人公の思考が妄想、夢想、雑念へと転じ、論理が失速、破綻してゆく町田節が炸裂。

      鬱を散ずるための消費が新たな鬱をもたらすスパイラルに陥ってゆく主人公のトホホな価値観と金銭感覚をニヤニヤしながら読んでいたが、途中から金の使い方が超へたくそな自身の姿と重なってきて、笑えなくなったぜ。 >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      バイ貝 (双葉文庫)」のレビュー

  • 著者: パトリック クェンティン

    • 評価: 4.0


      パトリック・クエンティンの本格ミステリ「グリンドルの悪夢」を読了しましたが、なかなか面白かったですね。

      由緒正しい本格ミステリなら退屈なストーリー展開になりそうな片田舎の殺人事件を、サスペンスあふれる筆致で描いているんですね。

      学者の主人公とその主人公をサポートするルームメイト、二人ともかなり怪しいんですね。
      視点はだいたい一人称を使っていますが、やはり一人称じゃないとトリックの成立にきわどいところがありますし、ミスリードもありますしね。

      80年前の作品とは思えないほど現代的な作品で、誰が探偵役かもわからない緊張感に満ちた展開の面白さは、群を抜いていますね。
      しかも、動機がとても現代的なんですね。
      ただ、殺したいから殺すという感じで、動機からだと犯人は導き出せない。
      他の視点から推理していかなければならないんですね。

      ネタバレになりますから詳しくは書けませんが、ああいう精神疾患を持ち出すからには、もっと他の"組み合わせ"の検討をやるべきなんですね。
      あの症例は、ふつう一家庭内で起こる病態ですから。

      この作品の魅力というのは、とにかくストーリー展開ですね。
      キャラがたっているというよりも、ペットがどんどん殺されていくという不気味さというか。

      平穏な村のはずなのに、何者かが破壊していくといったホラー要素も入った空気感も素晴らしいですね。

      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      グリンドルの悪夢 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)」のレビュー

  • 著者: 柴田 錬三郎

    • 評価: 4.0

      図書館本。完結編。
      大団円を迎えるという終わり方ではなかった。

      自分が関わった出来事で多くの人々が亡くなり、誰も幸福にすることはできなかったと六郎太は嘆く。秀太郎との再会を目前にして瀕死となった蓮子、短い間ではあるが六郎太の妻であった病弱な千早、女主人を守って命を失ったささ香たち女人の生き様は、哀しくもけなげである。
      秀太郎と運天とも別れて再び孤独の身となり、山奥に庵を結んで暮らす六郎太を数年後に訪ねるのは運天である。六郎太を主と決めて最後まで仕える覚悟の運天が生き残ったのが、せめてもの救いだったと思う。

      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      運命峠IV 暗夜剣 (ランダムハウス講談社時代小説文庫)」のレビュー

  • 著者: 原 俊雄

    • 評価: 3.0

       微妙に盛り上がりに欠ける展開。せっかくの戦艦投入も、その後の展開が日本側に後がない状況を作り出すための装置になっている感じがするし、米国側の人事ミスも日本を延命させるためのもののように感じられた。無理に戦闘をせず、いっそ奇妙な平和でも良かったのではないかと思う。ともあれ双方、戦力は整いつつあるから次こそは大いに盛り上がる展開を期待したい。

      2018/05/27 by

      新生・帝国海空軍3サンフランシスコ炎上! (ヴィクトリーノベルズ)」のレビュー

  • 小学館 (2004/11)

    著者: 笠井潔 , e-NOVELS

    • 評価: 2.0

      20人の作家が寄せた短編アンソロジー。

      舞台は黄昏ホテルというリゾート地のみ。

      作家によっての色がかなり出ている作品群であり、サスペンスやミステリもあれば、ドラマとして纏めている物もある。

      しかし15ページくらいしかないので、どの作品もインパクトが薄い。

      近藤さんはオチが決まっているし、二階堂さんのユーモア。安孫子さんのホラー。
      印象に残ったのは3作品ぐらいであり、やはり短すぎるというのは良くも悪くもといったところ。
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      黄昏ホテル」のレビュー

  • 新潮社 (2010/06)

    著者: 重松清

    • 評価: 4.0

      村内先生は3つの約束をしてくれました
      たいせつなこと
      そばにいること
      ひとりぼっちじゃないこと

      短編のお話が8つ。ひとりぼっちで悩んでいる
      生徒たちに上の3つの約束を果たしてくれる村内先生。

      特に印象的だったのは「進路は北へ」の話。
      その生徒はただ一人みんなと同じ高校に進学することに疑問を持ち、だけどそれを周りに否定されひとりぼっちで悩んでいる。そんな時、村内先生がその生徒に出したクイズ
      「なぜ、学校の黒板は必ず西に設置されているのか」
      答えを探して、その子は左利きであることに気づく。
      「日の指す方向は必ず南の窓から、そして、右利きの人が字を書くときに、手の影が邪魔にならないように」
      この答えを聞いて、世の中というものは、多数決、強いもののために出来ている部分が
      たくさんあって(右利き)、みんなそれが正しいと思い込んでいる。当たり前だと思っている。
      実はそこに当てはまらない人(左利き)も存在していて、それに気づかずにいることは本当に不幸なことなんだと。この生徒は最後は胸を張って、自分の道を選べたので、よかった。

      子供の世界でも、大人の世界でも、村内先生みたいな人が必要な時があるなと思う。
      理解してくれ、間違っているときにきちんと伝えてくれる上司や仲間、いつも見守ってくれる家族。自分自身も誰かの村内先生になれないかをいつも心に置いて生きていきたい。
      >> 続きを読む

      2018/05/27 by

      青い鳥」のレビュー

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