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  • 集英社 (2007/01)

    著者: 水森サトリ

    • 評価: 4.0


      水森サトリの第19回小説すばる新人賞受賞作「でかい月だな」を読了。

      この小説は、アニメやライトノベル的な類型を使い、SFネタもうまく取り込んだ上で、一般性の高い思春期小説に仕上がっていると思う。

      児童文学的なプロットと少女マンガ的な繊細さとオタク的な記号が見事なバランスを保ち、最後まで心地よく読める作品だと思う。

      語り手の「ぼく」ことユキが、綾瀬涼平という悪友にガードレールから急勾配の斜面へ突き落されるという、ショッキングなシーンで幕を開けるこの物語は、いい意味で読む者を裏切る展開を見せていく。

      ジャック・フィニィの「盗まれた街」のようなプロットを背景に置きながらも、物語は意外な貌を見せていくんですね。

      天才級の頭脳を持ち、学校のみんなから変人扱いされながらも、実はユキならずとも好きにならずにはいられない誠実さと優しさを内に秘めた少年・中川。
      邪眼と噂される左眼にいつも眼帯を付けている不機嫌な少女・かごめ。

      この二人とユキが積み上げていく友情の、笑いと涙こもごものエピソードが、実に素晴らしい。
      そして、ユキを突き落とした涼平をめぐるクライマックスのシーンがまた-------。

      素直で伸びやかな筆致で描かれた出色の青春小説だと思います。

      >> 続きを読む

      2018/09/25 by

      でかい月だな」のレビュー

  • 著者: 仲町 六絵

    • 評価: 3.0

      主人公である桃花の隣に住むのは、あの「安倍晴明」!

      桃花と安倍晴明が、不思議なあやかしに出逢う!

      ・・・という「おとなりの晴明さん」シリーズ、第三巻です。

      この作者、仲町六絵さんは、結構早いペースで新作を出されるんです。
      ファンとしては次々と読めるので嬉しいかぎりですが。

      私は仲町六絵さんとは、「からくさ図書館来客簿」シリーズからの付き合いなので、どういった作家さんなのか、だいたい把握してます。

      なので、一言だけ言うならば。

      このストーリー展開にも、そろそろ飽きてきたかな(笑)?

      でも良いんです、面白いから。
      それに、この安倍晴明がカッコ良いので、許します(笑)
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      おとなりの晴明さん 第三集 ~陰陽師は夏の星を祝う~ (メディアワークス文庫)」のレビュー

  • 著者: 住野 よる

    • 評価: 5.0

      何となく敬遠していた住野さんの初読み本。読まず嫌いで申し訳なかった…。どんなものかと思いながら読んだ最初の話に叙述トリック要素があったせいもあって、つかみはばっちり。秘密を抱えた高校生たちが本当に可愛らしくて、みんなに幸せになってほしいと思いながら読んだ。おまけストーリーも蛇足にならずにいい話だった。

      2018/09/24 by

      か「」く「」し「」ご「」と「」のレビュー

  • 著者: 八重野 統摩

    • 評価: 3.0

      ロケット開発のエンジニアを夢見る佐倉ハル。
      大人の力を借りずに、風船ロケットを飛ばす実験を繰り返している。
      そんなハルのクラスにハーフの鳴沢イリスが転校してくる。

      冒頭から相手のセリフは出るのに、ハルのセリフは独白のような形。
      これには訳があるのだが、そのことについて隠そうともしてないし予測も出来る。

      でもこれは少年少女の辛い境遇を描く青春もの。
      いかにして乗り越えていくのかを、ロケットが飛ぶのと掛け合わせている。

      一歩を踏み出すその足跡がはっきりと見える。
      心地よい余韻がラストに得られるジュブナイル。
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      ペンギンは空を見上げる (ミステリ・フロンティア)」のレビュー

  • 著者: 山白 朝子

    • 評価: 4.0

      内容紹介----------------------------------------------------------
      私の哀しみはどこへゆけばいいのだろう――切なさの名手が紡ぐ喪失の物語。

      突然幽霊が見えるようになり日常を失った夫婦。首を失いながらも生き続ける奇妙な鶏。記憶を失くすことで未来予知をするカップル。書きたいものを失くしてしまった小説家。娘に対する愛情を失った母親。家族との思い出を失うことを恐れる男。元夫によって目の前で愛娘を亡くした女。そして、事故で自らの命を失ってしまった少女。わたしたちの人生は、常に何かを失い、その哀しみをかかえたまま続いていく。暗闇のなかにそっと灯りがともるような、おそろしくもうつくしい八つの“喪失”の物語。
      ------------------------------------------------------------------

      乙一のホラー作品の名義、山白朝子の短編集。
      乙一と、同じく彼の別名義の中田永一の作品はよく読むが、ホラーはあまり好きではないので避けていた。
      しかし、本作は山白朝子作品の中でも切ない感じの作品が多いと聞いたので購入。

      世にも奇妙な物語に出てきそうな作品たちだが、根本的なところはやはり乙一で、読者を引き込む力がとてつもない。

      「世界で一番、みじかい小説」☆☆☆
      魂の所在に話を広げたのはやや蛇足、もしくは脚色が不足していると感じた。

      「首なし鶏、夜をゆく」☆☆☆☆
      主人公と、叔母から虐待を受けている少女の、首のない鶏を介した交流のお話。
      今読んでいるシーンの先に訪れるであろう不幸がずっとちらついて見えていて、不安感を抱えながら読み進めることになる。
      乙一ならではの読後感で、気持ちのいい話ではないのだが、この余韻の残し方が大好きだ。
      死者が残したものに囚われてしまうのはどうしてだろう。
      「山羊座の友人」を読んだ時と似たような感覚。

      「酩酊SF」☆☆☆☆
      未来を観測することで未来が収束してしまうという時間SFのお決まりをうまく使ったお話。
      「シュタインズ・ゲート」でもあったな。

      「布団の中の宇宙」☆☆☆☆
      不思議アイテムに魅せられてしまう話。
      世にも奇妙な物語っぽくもあり、週刊ストーリーランドっぽくもあり。
      おそらく、異界は男が望んでいたようなものではないだろうな。

      「子どもを沈める」☆☆☆
      怖い話でよくある「お前だ!」とか、「今度は落とさないでね」の改変か。

      「トランシーバー」☆☆☆☆
      妻と息子を亡くした男の、トランシーバーを使ったあの世との通信。
      東日本大震災が舞台設定として扱われていて、実際にこういう人はいるんだろうなと思った。

      「私の頭が正常であったなら」☆☆☆☆
      娘を亡くしたショックで精神を病んでしまい、幻聴や幻覚に悩まされる女が主人公。
      いま彼女が目にしているものが彼女にしか見えていないものなのか、実際にあるものなのかわからない状況がとても恐ろしい。
      タイトルが秀逸。

      「おやすみなさい子どもたち」☆☆☆
      ホラー要素のないファンタジーで、他の作品と毛色が違う。
      一番長い割には並の作品だった。
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      私の頭が正常であったなら (幽BOOKS)」のレビュー

  • 新潮社 (2007/10)

    著者: 伊坂幸太郎

    • 評価: 5.0


      伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読み終えました。

      この小説は、キャラクタライゼーション、プロット、会話、読後感、テンポ、すべて申し分なしの大満足の作品で、伊坂幸太郎の最高傑作だと思いますね。

      物語の舞台は、首相公選制が存在する現実とは異なる、日本の仙台。
      絶大な人気を誇る宮城出身の首相が、凱旋パレードのさなか暗殺されてしまいます。

      ちょうどその頃、青柳雅春は大学時代の友人・森田森吾に何年ぶりかで呼び出され、驚愕の忠告を受けるのです。
      「おまえ、オズワルドにされるぞ」と-------。

      オズワルドとは言うまでもなく、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の容疑者として捕まり、殺された人物だ。

      森田の予言通り、首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳の逃亡を描いて、これはスリリングかつハートウォーミングな筆致が見事な、キャラクタライゼーションよし、伏線を活かしたプロットよし、笑いと涙を誘う会話よし、読後感よし、読み出したらやめられないテンポよしの作品だと思う。

      巨大な陰謀に巻き込まれ、徒手空拳で仙台市内を逃げまくる青柳が、幾度となく口ずさむのが、この本のタイトルにもなっているビートルズの曲なんですね。

      八つのタイトルをメドレーに仕上げたアルバム「ABBEY ROAD」B面の六曲目。
      青柳は、離れ離れになったメンバーの心をひとつにしようと曲をつないでいるポールの姿を想像するんですね。

      「故郷へ続く道を思い出しながら」昔に戻ろうよと、メドレー曲に願いを託すポールの孤独な姿を想うんですね。

      そして、そんな青柳や、彼の無実を信じて陰になり日向になり、助けになろうと尽力する、かつての友人たちにとっての「故郷」とは、「ゴールデンスランバー(最高のまどろみの刻)」とは、大学時代なんですね。

      この、いい意味で感情的で感傷的な伏線が、作品全体に命を吹き込み、これを書き割りめいたお話ではなく、登場人物が、まるで友人のように思える生きた物語にしているのだと思う。

      私は、それがこの小説最大の魅力だと思っています。

      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      ゴールデンスランバー」のレビュー

  • 著者: 朝井 リョウ

    • 評価: 4.0

      周りの人たちのことを客観的な立場から、見下ろして評価を下す。

      そうすることで自分の存在意義を確かめようとするなんて、まるで自分のことだなと思った。

      2018/09/24 by

      何者 (新潮文庫)」のレビュー

  • 著者: 桐野 夏生

    • 評価: 4.0

      アナログ時代。
      今にくらべたら圧倒的に周囲の情報量は少ない。
      そんな中では現代よりも若者が自分で考えて悩んで行動して、何かの信念をみつけることが出来たのかもしれない。
      その過程が地味に描かれていて退屈な中に自分を見つめ直す時間が「どんより」と流れている様が心地よい読感。
      なんというか、今の若者よりも10才くらい大人だと思うよね。
      人生を生きる意味とか、革命だとか、やがて「死」と地続きなことを考える機会があったようです。
      今のこの世代は中身は中学生みたい。
      流行りとか仕掛けられた くだらないサブカルチャーが多すぎる。
      そうおもいました。

      (amazon解説)
      この主人公は、私自身だ――。1972年、吉祥寺、ジャズ喫茶、学生運動、恋愛。「抱かれる女から抱く女へ」と叫ばれ、あさま山荘事件が起き、不穏な風が吹く七〇年代。二十歳の女子大生・直子は、社会に傷つき反発しながらも、ウーマンリブや学生運動には違和感を覚えていた。必死に自分の居場所を求める彼女は、やがて初めての恋愛に狂おしくのめり込んでいく――。揺れ動く時代に切実に生きる女性の姿を描く、永遠の青春小説。
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      抱く女」のレビュー

  • 著者: ブルノニア ・バリー

    • 評価: 3.0

      本の後ろにミステリーと書かれてたので
      信じて読んでしまった

      妄想オチは夢オチに匹敵する
      何でもありを実現させてしまう
      罪深いジャンルだと思うが
      ターナーの妄想で終わるような物語で
      少しがっかりした

      レースを見て
      占いをするというのがテーマかと思ったのに
      それも中途半端で…

      1点興味深かったのは
      章によったら
      ターナーの一人称で語られてるのがあり
      全編そうかと思ったら
      そうじゃない章もあり、
      この部分に作者の意図を感じるので
      そこに気をつけて
      再読してもいいかなと思った
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      レースリーダー (ヴィレッジブックス)」のレビュー

  • 著者: 真梨 幸子

    • 評価: 3.0

      大好きな作家の1人、真梨幸子。新刊は必ず購入します。イヤミス作家であり、このタイトルは期待し購入。
      短編チェーンストーリー。タイトル通り
      のストーカーの話。case1と2は楽しめましたが、チェーンストーリーの悪いところで、その都度、登場人物が増えわけがわからなくるパターン。人の知られたくないところを描き、すぐ殺してしまうところ(フジコの衝動のような)は相変わらずですが、今回はグロさが少なく物足りなさがあり、普通の評価。

      2018/09/24 by

      ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係」のレビュー

  • 光文社 (1997/05)

    著者: 宮部みゆき

    • 評価: 3.0

      宮部みゆきの作品は古臭くならないから最高だ。

      法は必ずしも正義を全うしてくれない。自分だけが気づいた真実があって、法が助けてくれないのならどうするか?自分の家族を奪った罪を誰も正しく裁いてくれなかったら?
      私的制裁が間違っている倫理的な根拠はあっても、覚悟を決めてしまった人間にはそんな声は届かないんだろう。
      正義ってなんだ。
      銃の持つ力強さというかシンボルの魔力ってすごいんだろうな。持てそうにない。

      2018/09/24 by

      スナ-ク狩り」のレビュー

  • 著者: 岡部 鈴

    • 評価: 3.0

      ほとんど興味本位で読み始めた。自分とそう歳もかわらない男性がどうやってトラスジェンダーになるのか興味が湧いた。最終的には会社を含めた外の社会では女性、家では男性で父親で夫。そこに至るまでに壮絶な努力と行動力だと感心した。それと思っていた以上に手術や女性ホルモンの摂取が簡単にできるんだと思った。
      でもやっぱり決して否定はしないけど、共感はできないなと思った。

      2018/09/24 by

      総務部長はトランスジェンダー 父として、女として」のレビュー

  • 著者: 橘 蓮二

    • 評価: 3.0

      橘蓮二さんの噺家さんの高座写真は、活き活きしている。
      上方落語で馴染みの方が、五名、春蝶、吉弥、かい枝、雀々、文珍。

      噺の演目が飛びだしてくる・・・・・。

      一番最後には、二つ目さん、前座さんが、60名が登場。

      10年後、20年後、皆さん大看板に、こんな時もあったんだなぁ。
      と、良き思い出になること間違いなし。

      落語の愉しみ方の一つに、長い年月をかけて
      噺家さんの成長ぶりを見続けることですな・・・・・・・。

      三三さんのはなしではないですが、
      「自分(三三)は噺をするのが仕事。お客様は聴くのが仕事」
      まさに、そうでおますな・・・・。
      >> 続きを読む

      2018/09/24 by

      本日の高座 演芸写真家が見つめる現在と未来」のレビュー

  • 著者: 若林 正恭

    • 評価: 4.0

      日常を彼なりの視点で捉え言葉を紡いでいて面白味のあるエッセイ集でした。

      メディアに見せる姿そのままや自分自身の心に問てみたりと様々な若林さんの考えに触れることができて知る事ができて良かった。

      これからも飛躍していって欲しいと思う。

      2018/09/24 by

      完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)」のレビュー

  • 新潮社 (2005/10)

    著者: 宮部みゆき

    • 評価: 5.0

      第二部は、視点ががらりと変わり、犯人の一人、栗橋浩美の視点で話が進みます。幼少時代からの家庭環境、親から受けたゆがんだ愛情、夢に出てくる姉の亡霊…耐えられず亡霊を退治しますが、それをきっかけに、ゲームのような犯罪が繰り返されます。その栗橋を操っているらしいピースの存在が不気味でなりません。
      どうか蕎麦屋の息子が犯罪に巻き込まれませんように!!!

      2018/09/24 by

      模倣犯」のレビュー

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