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素頓狂さんの読書レビュー一覧

評価: 5.0

読了日:2017/10/21

投稿日:2017/10/21

   猫の耳は秋風にゆれて    広い広ろ~いさとうきび畑にて ぼく 「良子さん、良子さん、いっしょに隠れん坊しようよ」 森山良子 「ストンくん、ふたりで隠れん坊しても仕方ないでしょ、ウフフ」 ぼく 「そっか、エヘヘ」    何者かが走りくる足音 森山直太朗 「ストンさん、ぼ...

評価: 5.0

読了日:2017/10/08

投稿日:2017/10/08

   わたしは唄をもつだろう    後れ馳せながら、大岡信さんを追悼して  詩人は詩作によって食べてはゆけず、現代日本文学が詩を失ってからしばらくのあいだ、詩は歌謡曲に住処を求めはじめ、また人びともそれを享受してきたが、今となってはその歌謡曲の存在が心配されている。と、ペシミスティックな...

評価: 5.0

読了日:2016/11/13

投稿日:2016/11/13

 先週の出来事です。今日も今日のうちに帰れないと嘆きながら、ペットボトルのペプシコーラを一口、そして思わず 「モスバーガーの味だ」 と漏らしたのはいいものの、やはり帰宅する目途はたたない。ふわっと意識が宙を浮き、左手をスラックスの後ろのほう、要するに臀部に伸ばすと昼休憩での惨事、あの事件の痕跡と...

評価: 5.0

読了日:2016/10/20

投稿日:2016/10/20

   ルネサンスの逸話よ、甦れ  積み上げれば月まで届くほどの、たくさんの古書を見守る神々たちがとどまる街の一画に踏み入ると、たちまち徹夜明けのような高ぶりを催し、あたらしい出会いに胸がときめく。とりわけ覚醒するのは嗅覚で、稀覯本の香気を知らない私ではない。子供のころから浴室に漂う黴臭さで耐性...

評価: 4.0

読了日:2016/08/24

投稿日:2016/08/24

あまり教材の催促はしたくないのですが、いまのぼくの仕事がまさに教材の販売催促なんですね。先日、久しぶりにノルマを達成できず、公園でしくしく涙を流しました。ふだんは口を開けば会社の悪口だけど、ほんとうに給料をもらうのが辛かった(でもいただくけどね)。公園で泣いていると、まっしろのブラウスに真っ赤のス...

評価: 4.0

読了日:2016/08/20

投稿日:2016/08/20

夏の終わりと宴のあと 季節の変わり目を教えてくれるのはスーパーマーケットだ。ビックリした。スナック菓子の棚にはおさつスナックが並び、カレーの素の置かれる棚の、さっと手に取りやすい位置にもうシチューの素も置かれている。いつのまにかイベントとして根付いたハロウィンのフェアーがはじ...

評価: 5.0

読了日:2016/08/13

投稿日:2016/08/13

   そして彼は働かなくなった   活気に乏しいオフィスの一室。クーラーの設定温度は老人気味で、どんなに寒がりな女性でも膝掛けを要しない。膝掛けのお世話になった覚えはないが、膝掛けが似合う女の人は好きだ。 ぼく 「今日もベアトリーチェには会えなかったなあ、残念。それにしてもあの人はキレイ...

評価: 4.0

読了日:2016/08/11

投稿日:2016/08/11

   美人は如何にしてラパンに乗りし乎  もうだれが美人なのかわからなくなった。美人とは……美とは……、ダメだ、やはり二の句が継げない。完ぺきに破壊された美的感覚。そして苦悩の日々。まず手にしたのは講談社学術文庫のバウムガルテンの『美学』。が、あっさり投げ出した。ちとむずかし過ぎた。できること...

評価: 4.0

読了日:2016/07/24

投稿日:2016/07/24

   狂ったのではない、狂っているのだ  一週間ほどまえ、久しぶりに「あのひと」を見かけました。ええそうです、あのあえかなるお方です。この歳になってようやく、ベアトリーチェへのダンテの想いを信じることができるのかも……しかしウェルギリウスは? 先生! 先生はどこに居られるのですか! あとは、沈...

評価: 5.0

読了日:2016/07/20

投稿日:2016/07/20

  セーヌ川は満身にピアノの音色を鏤める  はじまりは耳からではなかった。  子供の送り迎えごとに通りかかるなんの変哲もない小さなお店、ウィンドにただ〈デフォルジュ・ピアノ――工具と部品〉と書いてある。ウィンドのなかには赤いフェルトで覆われた小棚があって、チューニング・ハンマー、ピアノの弦、...

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素頓狂さんの読書レビュー | 読書ログ

プロフィール
ニックネーム:素頓狂
本棚登録件数: 220 冊
レビュー件数: 212 件

自己紹介:
 すこしでも筆不精を退治するため、備忘録としてはじめてみました。本の解説や紹介に加えて、その周辺の雑事、あるいは、書物の世界におけるその本の立ち位置に注目した、調子はずれで個人的な印象をまとめるつもりです。気軽に声をかけて下さい。フォローやコメント大歓迎です(あまり自分からお声掛けできないので)。
 幾久しくお付き合いのほどを……

 

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