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隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

著者: ルトガー ブレグマン

評価: 3.0

読了日: 2017/10/12

投稿日: 2017/10/12

狙った訳ではないが、時節柄ぴったりなテーマ。
「ベーシックインカム」について、どっかの党も唱えておりました。

最近、ようやく新聞などでもチラホラとこの単語を目にするようになりました。
それだけ、現代の社会制度に行き詰まりが出ている証拠でしょうか。
なんたって、世界の上位62人の富豪の資産は、下位35億人の総資産よりも多いくらいの格差ですから。

「ベーシックインカム」をわかりやすく例えると、生活保護・奨学金・母子家庭保護などの福祉プログラム等を廃止し、代わりに全ての個人(収入があっても無くても)に年150万円なりのお金を直接支給する、と言ったもの。
それら福祉プログラムに掛ける行政コストよりも、直接支給のほうが多大な費用対効果があるはずだと、過去のイギリスや米国、ノルウェーでの社会実験結果を元に提唱しています。
他にも、週15時間労働や、国境のない世界なども。

しかし、過去の実験結果の解説に重きが置かれ、現実的な財源や実施方法についての説明が全く無く、著者自身も仲間から「空に城を築くような発想」だと揶揄されていることもあっさり告白。

最後に「奴隷制度の廃止、女性参政権、同性婚、どれも当時主張する人は狂人とみなされていた。何度も失敗しながら、アイディアは必ず社会を変える。」
「危機に際して取られる行動は、すでにそこにあるアイディアによって決まる。」
それらの言葉がどこか予言めいててぞくっとしました。


    コメント

    レビュー有難うございます。BIはとても興味がある概念ですので、引き寄せられました。BIの導入はとても大きな決断になりますが、時間も車も情報もスペースもなんでもシェアの時代になっているので、富のシェアという時代もくるのかなーなんて思ったりしてます。この本読んで勉強します!

    2017/10/14 by Jay

    JAYさん、コメントありがとうございます。
    BI、確か去年くらいにどこかの国で国民投票で否決されてましたね。
    ピケティさんじゃないですがグローバルTAX制度とセットじゃないと、難しいでしょうねぇ。
    過去のレビューに「ベーシック・インカムのある暮らし」って本もありますので、そちらのほうが具体的かもしれません。よろしかったら、どうぞ。

    2017/10/14 by FUKUchan

    FUKUchanさんの読書レビュー 「隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」 | 読書ログ

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