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まきたろうさんの読書レビュー一覧

評価: 3.0

読了日:2017/01/28

投稿日:2017/01/28

主人公、熊田由理の妄想じみた歪んだ人格と自我は誰の人生にもあり得る気がした。彼女が何と闘っているのかラストまで釈然としなかったが、魅力ある男の存在は、地方と都会の差異に似た不条理にも思えた。 訳がわからないまま負けている気になる、都会(魅力的な男)に自己批判と自己暗示を繰り返す由理と同じく、都...

評価: 3.0

読了日:2016/12/31

投稿日:2017/01/05

キュートな装丁と裏腹で、心の深層に迫る3作品。人生に立ちはだかる不条理をどう、やり過ごすか、乗り切るか? 僕はいつからか映画、本、音楽、麦酒を営み燃料に変換する術を覚え、社会の不条理連鎖からやや距離を置けるようになった気がする。緒作品にはいつも音楽が流れている。本作にはマイルスデイビス、ローラ・ニー...

評価: 4.0

読了日:2017/01/04

投稿日:2017/01/04

映画公開に先がけ再読。平戸・生月、西海市、五島列島という私の生活圏内で過去に起きた事実を記録した遠藤周作氏。その啓示を映像化したマーティン・スコセッシ監督の創作欲に、当時の祭司と使徒たちが体現した救いなき不条理がリアルに蘇る予感。 戦争、自殺、いじめ、虐待を抑えることができない近代の「沈黙」の...

評価: 5.0

読了日:2016/10/02

投稿日:2017/01/04

読了!テーマがものすごくいい。撮るべきことがある作家は、書くべきこともしっかりと蓄えているから映画もおもしろいんだろうなぁ。羨望。確かに仮面夫婦でなくても、永く連れ添っていると、一番身近な相手に誠意を欠いてしまっていることがある。塵も積もれば山となる怠りの代償は想像以上にどでかい。あー、映画も早く観...

評価: 4.0

読了日:2016/09/08

投稿日:2017/01/04

デビュー間もないころのナオコーラさんのエッセイを再読。小説家として生きていく気負いのなかに、同じ一回きりの人生を歩む読者に寄り添ってくれるフラットな心持ちはこのころから完成していたんだ、と納得。ストーリーの創造ではなく、生きている感覚や感触を言葉で見せてくれれる作品群にいつも生き様の振り幅と自由度を...

評価: 5.0

読了日:2017/01/03

投稿日:2017/01/04

おせちにも負けない美味しい小説に舌鼓。グルメ物語ではなく、「作る」「食べる」という毎日の献立に秘められた、庶民の営みに輝く、ささやかな歓び、希望、夢を絶妙な味つけで照らす角田さんらしい手腕は、まるで人生の六味を楽しませてくれるシェフのよう。脇役が次の物語で主人公になっている連作構成も読書の楽しさを増...

評価: 3.0

読了日:2017/01/02

投稿日:2017/01/04

スピーチライターという仕事観を通して、人を幸せにもにも、不幸せにもしてしまう「言葉」の魔力を考えさせる素敵な作品を読了。マニュアル言葉を巧みに使っても、通じ合っていないコミニュケーションもあふれている時代。言葉はジェダイの「フォース」の恩恵に似て、使う者の心の成長と比例し、効果を発揮するツールなので...

評価: 3.0

読了日:2016/12/28

投稿日:2017/01/04

愛しいもの、尊いものと向かい合うことを忘れがちな日々。睦まじくぶつかって、転がって、弾け合う、ビー玉カップルが放つ採光が眩ししく、みずみずしい。

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まきたろうさんの読書レビュー | 読書ログ

プロフィール
ニックネーム:まきたろう
本棚登録件数: 142 冊
レビュー件数: 52 件

自己紹介:
小説と映画と麦酒を燃料に暮らしています。

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