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沈黙

著者: 遠藤周作

出版社:新潮社 (1981/10)

評価: 4.0

読了日: 2017/01/04

投稿日: 2017/01/04

映画公開に先がけ再読。平戸・生月、西海市、五島列島という私の生活圏内で過去に起きた事実を記録した遠藤周作氏。その啓示を映像化したマーティン・スコセッシ監督の創作欲に、当時の祭司と使徒たちが体現した救いなき不条理がリアルに蘇る予感。

戦争、自殺、いじめ、虐待を抑えることができない近代の「沈黙」の布石をも感じる背景。貧困と抑圧の時代にネット通販さながらの希望と夢を運んできた南蛮貿易と異教の脅威。弾圧を経て、異教を飲み込んだ末、聖夜にケーキとフライドチキンをむさぼり、恋を囁くオリジナルハッピー文化に発展させた今が?な読後感。


    まきたろうさんの読書レビュー 「沈黙」 | 読書ログ

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