レビューの並び替え:
一覧へ
  • 15件目(全63件)
工場

著者: 小山田浩子

出版社:新潮社 (2013/03)

評価: 3.0

読了日: 2017/03/18

投稿日: 2017/03/18

デビュー作読む。個人的に『穴』より好みのタイプ。市民権を得ている大手企業ながら、巨大な工場内は謎だらけ。個々は何を生産しているのかも分からず、達成感のない無味乾燥な労働を繰り返している。

工場の全システムが、どこに向かっているのか、行き先の見えない社会のよう。正社員、契約社員、派遣社員という立場で世界の見え方も異なる不安定な時代を見つめるように、じっと工場の方を向いている黒い鳥の群れが薄気味悪い。

生産性と人間性が消えそうな不安が渦巻く不条理労働幻想恐怖小説か? 珍味な物語。


    まきたろうさんの読書レビュー 「工場」 | 読書ログ

    プロフィール
    ニックネーム:まきたろう
    本棚登録件数: 153 冊
    レビュー件数: 63 件

    自己紹介:
    小説と映画と麦酒を燃料に暮らしています。

    まきたろうさんの本棚
    マイ本棚をブログに設置
    絞り込み
    絞り込みを解除: すべての本を表示
    ステータス:
    読み終わった本   読みたい本  
    本の所有:
    持っている   持っていない