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カレル橋さんの読書レビュー一覧

評価: 4.0

読了日:2019/06/09

投稿日:2019/06/09

トロヤを発掘したことで知られるシュリーマンの伝記。とはいえ本人が書いたのは少年時代と商人時代を綴った一章のみ。残りはシュリーマンの死後に、友人のブリュックナーが研究報告や日記などを整理してまとめたものです。 シュリーマンは幼い頃、故郷に伝わる怪奇現象の噂や、父が語る没落した遺跡の話を聞いて古代...

評価: 3.0

読了日:2019/01/20

投稿日:2019/01/20

「夢」を生け捕りにしたスナップショット17編が収録されている作品集です。前半は、作品というよりは創作の種となった夢や経験にまつわるエッセイと考えたほうが分かりやすいかと思います。それが『案内人』になると雰囲気が変わり、脈絡がなく、夢の内容をそのまま再生しているかのような不思議さを体感しました。夢その...

評価: 4.0

読了日:2018/11/18

投稿日:2018/11/18

本作はフィリップ・ロスの『素晴らしいアメリカ野球』に着想を得て書かれたものらしい。『素晴らしいアメリカ野球』が野球を通してアメリカ文学を表現したことを踏まえて考えると、日本野球とは日本文学のことなのだろう。日本野球は神が創ったとする架空の神話のなかで、以下の記述がみられる。 ところで、その最初...

評価: 3.0

読了日:2018/10/08

投稿日:2018/10/08

今日の終わりと明日のはじまりが溶けあっているかのような、たっぷりとした時間のなかをくぐりぬけながら旅をする女性ダンサーの物語。 彼女は旅で出会った人たちと関わるなかで、リュックサックにコーヒー豆の包みを忍ばせたり、恋人に別れを告げる手紙を代筆したりと、怪しげなことや危なそうなことを次々と経験する。...

評価: 4.0

読了日:2018/07/22

投稿日:2018/07/22

『審判』『城』と並んで「孤独の三部作」に位置づけられる本作は、カフカ研究がすすんだ今日では『失踪者』として知っている人のほうが多いだろう。ちなみに一章の『火夫』は独立した短編として作者の生前に発表されており、フォンターネ文学賞を受賞している。 三部作の中では一番書かれた時期が早く、カフカ作品の...

評価: 4.0

読了日:2018/05/20

投稿日:2018/05/20

「アンネの日記」はこれまでに様々な形で出版されていますが、今回はじめて「増補新訂版」を読みました。戦後にアンネの父オットーが編集した版ではカットされていた、性の話題や母親など周囲の人々への辛らつな批判などが盛り込まれています。ちなみに編集を加えていない生の日記と、将来公開することを見越してアンネ自身...

評価: 5.0

読了日:2018/02/12

投稿日:2018/02/12

目を覚ましたら、脛にかいわれ大根が自生していた。突拍子もない内容の出だしだが、いきなり引き込まれた。普通は笑いとばすことなど到底出来ない、不治の病に侵される瞬間を安部公房という人は、どうしてこうもユーモラスに書けてしまうのだろう。 奇病に見舞われる前の主人公は文房具メーカーに勤める会社員だった...

評価: 4.0

読了日:2017/12/10

投稿日:2017/12/10

アニメや映画にもなっているのでどんな話か知っている方も多いと思いますが、中型国語辞典の編纂にスポットをあてたお話です。女性ファッション誌の連載ということもあってライトで読みやすい語り口です。この本の魅力は専門的な仕事に対する知的好奇心が満たされるおもしろさや登場人物の生き様などはもちろんのこと、なん...

評価: 4.0

読了日:2017/11/03

投稿日:2017/11/03

東大文学部で近現代史を教えている著者が、栄光学園の歴史研究部メンバーに行った集中講義を元に書いた本です。日清戦争から太平洋戦争までの4つの戦争について問いと答えという形で説明されているので、ハイレベルな内容ながらもとっつきやすいです。 戦争は何のために遂行されるのか。これにルソーが、相手国の憲...

評価: 4.0

読了日:2017/10/08

投稿日:2017/10/08

言わずと知れた名作『人間失格』。新潮文庫の累計発行部数が漱石『こころ』に次ぐ2位で、それだけ人々から愛されている作品であることが分かります。 主人公大庭葉蔵は、太宰本人がモデルとみて間違いないでしょう。東北の金持ちの家に生まれ、頭も良くて女性に次々と愛される美男子、他人からは恵まれているように...

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カレル橋さんの読書レビュー | 読書ログ

プロフィール
ニックネーム:カレル橋
本棚登録件数: 28 冊
レビュー件数: 28 件

自己紹介:
カフカと安部公房と猫が好きです。
よろしくお願いします。

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