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こころ・坊っちゃん

著者: 夏目漱石

出版社:文藝春秋 (1996/03)

評価: 3.0

読了日: 2018/03/13

投稿日: 2018/03/13

こころ
主人公の青年が、師匠のように慕っている「先生」。
その先生が、自分の若い頃に起こった出来事と、その出来事がその後の人生に影を落としてしまったことを、主人公にだけ打ち明ける話。
謎を残したまま最後に全てを明かすような物語の流れはミステリーさながらだし、登場人物の言葉として語られる夏目漱石の哲学や考え方は、今の時代からしても先進的だと思う。


とは言え、先生がちょっとクソ男っぽいというか、ダメ男っぽいというか。
「頭の中で言い訳ばっかしてて行動しないから鬱になるのでは・・・」
「あと何人アンタの不幸に付き合わせる気なんだ・・・」
「自分の不幸に夢中になるがあまり他人を顧みなさすぎる・・・」
とかいうツッコミが読んでる最中からバシバシ浮かんできてしまう。昔は自分もこの先生みたいな思考パターンだったから余計に気になるのかもしれない。これを読むと、その時の自分の「こころ」の強度が測れる作品とも言える。



坊ちゃん
夏目漱石の持つユーモアが炸裂していて、笑える作品。
「こころ」とは対照的に、鋭い観察眼が外に向けられている。
教師の話なんだけど、「あーいるいるこうゆう先生」などと想像がしやすいし、主人公が頭の中でつく悪態なんかも冴えてて面白い。
100年前でも人間なんて対して変わらないんだなぁ。と思ってしまう。
明治の文豪(というか明治の人々)に親近感を抱ける作品だと思う。
読みやすく内容も軽いので、さくっと読めると思います。



    REMさんの読書レビュー 「こころ・坊っちゃん」 | 読書ログ

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