評価:
読了日:2017/09/24
投稿日:2017/10/31
作者45歳の時の作品。 その8年前、欧州から帰国の際に立ち寄ったマレー半島の風物。 次第に戦争の色合いが濃くなる中、海外植民地で働き暮らす日本人、中国人、土地の人々の模様。 70歳代半ばで書かれた東南アジア・欧州3部作に較べると、暗く重たい。
評価:
読了日:2017/09/24
投稿日:2017/10/28
「ライフシフト~人生100年時代の人生戦略~」というタイトルとサブタイトルはまったくそのとおりで、こういう本がついにベストセラーになったということ自体が、超高齢社会の進展を物語る。10年前に、本書の内容を書いても言っても、ほとんどの人は耳を傾けなかったのではないだろうか。ただ、同じような内容は、断片...
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読了日:2017/09/18
投稿日:2017/10/28
三部作の最終巻。 妻美千代の不倫をきっかけにしたヨーロッパ行きではあるのだが、金子光晴はそうはいっても妻に縛られるつもりは毛頭ないようで、あちこちの街でよろよろしていて、商売女には手を出さなかったとどこかで書いているのだが、信用はまったくならない。妻に対しても男の手前勝手な倫理観を押し付けいる...
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読了日:2017/09/15
投稿日:2017/10/28
若い学生と駆け落ちした妻森三千代の気持ちを相手から引き離すべく、幼い子供を長崎の実家にあずけ、パリを目指す作者と妻。 「どくろ杯」では、関東大震災後の二人の出会いから上海、東南アジアでの道行と、妻が先にパリに向かうまでが描かれる。 本書はその続編。 作者もようやくパリにたどり着き、ふた...
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読了日:2017/09/12
投稿日:2017/09/12
関東大震災からはじまる、妻森三千代との5年に及ぶ東南アジアとヨーロッパ放浪の記録。 ひさびさに読んでみたが、圧巻の迫力は変わらず。
評価:
読了日:2017/06/05
投稿日:2017/09/02
けっこう売れているようでびっくりしました。 定年後のサラリーマンがどこでどんなことをしているか、そのレポートが興味深い。 こういう具体的な姿をまとめたものは、いままであまりなかった。 55歳になったら、ときおりパラパラめくってみるとよい本。 60歳でも遅すぎることはない。 p7...
評価:
読了日:2017/05/27
投稿日:2017/09/02
50歳まで現役の投手を続けた山本昌投手。 ただすごいの一言。 社会人としては、サラリーマン経験のある経営者・大学教授の佐山展夫氏の話のほうが身近に感じられるかもしれない。
評価:
読了日:2017/05/25
投稿日:2017/09/02
日本の少子高齢社会のことを考えるとき、外国人労働者の問題は避けて通れない。 われわれがどういう未来を選択するかを考える際の重要な要素となる。 結論から言えば、受け入れるしか選択の余地はないので、あとはどうやってソフトランディングさせるかの段階に入っていると思う。 時代が変われば、社会や...
評価:
読了日:2017/02/17
投稿日:2017/10/22
10代目 ティトゥス 在位2年3ヶ月。 ヴェスヴィオ火山の噴火によるポンペイ壊滅とローマの火災と疫病への対策に追われる。短い在位期間で病死。 11代目 ドミティアヌス 「ゲルマニア防壁」を建設。 作者は気に入っているが、当時はなぜか、ひどく不人気だった皇帝。 浮気が原因で奥さんに暗殺...
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読了日:2016/10/31
投稿日:2017/09/02
市井小説短篇(3) 昭和54年から平成2年にかけての短編、36編を収める。 市井ものの短編はこの巻で終わり。 そろそろ武家物の厳しい世界を読みたくなってきた。 【収録作品】 驟り雨、遅いしあわせ、泣かない女、贈り物、歳月、ちきしょう!、虹の空、運の尽き、おばさん、亭主の仲間、時...
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