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1973年のピンボール

著者: 村上春樹

出版社:講談社 (2004/10)

評価: 4.0

読了日: 2017/11/14

投稿日: 2017/11/14

70年代の青春ですね、正に。
この時代を生きた人は懐かしさでいっぱいになり、この時代を知らない人も、その当時の風を感じ、思いを巡らせることが出来ます。

この小説にはコーヒーを飲むシーンがたくさん出てくるけど、この小説はコーヒーを飲みながらまったりと読むのが堪らなく良い。

それにしても、村上さんはピンボールに詳しいなぁ。
僕にとって、ピンボールというとゲームセンターの端っこでひっそりと佇んでいた覚えしかないなぁ。たまに気が向いたときにやってみるんだけど、すぐ終わってしまったり。必ずとなりにジュークBOXがあったなぁ。

それにしても双子がかわいいなぁ、とてつもなく。
「配電盤がお母さん犬で電話回線が子犬」という工事士の例えに、「素敵ね」と言う双子。そのあとその壊れた配電盤の"お葬式"に行くのがまたかわいい。
最後にこの双子は遠くに行ってしまうけど、もしかしてこの2人は人間ではなく妖精だったのでは、と思ったりする。
もしくはかわいい座敷童子。

あ、鼠のこと書くの忘れてた・・・。


    コメント

     ずっと、『風の歌を聴け』とこの『ピンボール』とを連続的なものと捉えていました。しかし、村上春樹の現在を知った今では、『ピンボール』には、『風の歌』からの連続的な要素よりも、新しい試みの方がまさっているように思えます。
     あたりまえといえば、あたりまえなんですけどね。新人作家の2作目が、処女作と同工異曲でいいはずがない。おそらく、この初期2作に共通する抜群の完成度、安定感のために、ぼくは『ピンボール』の新しさに気がつかなかったのでしょう。
     
     で、ホップ・ステップ・ジャンプで『羊をめぐる冒険』となるわけですが、ステップの大きさに気がつかなかった僕は、その大ジャンプにずいぶん戸惑ったものでした。

    2017/11/19 by 弁護士K

    Reo-1971さんの読書レビュー 「1973年のピンボール」 | 読書ログ

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