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読了日:2020/12/23
投稿日:2020/12/23
素晴らしかった。 天才としか言いようがない。 幽冥の境をこれほど生き生きと描く作品は、めったにない。 今回読んでいて気づいたのは、ところどころ原稿に欠けがあり、「…(この間原稿五枚ナシ)…」といった部分がしばしばあることである。 なんとも惜しまれる。 どのような内容が欠けた部分には...
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読了日:2020/09/05
投稿日:2020/09/05
最後まで読むと、本当良い小説だった。 1915年のルシタニア号の事件が背景となっている。 乗客の一人だった少女が主人公で、話自体はフィクションだけれど、第一次大戦を背景に、人間の良さも危うさも描かれていた。 ああいう戦争のさ中には、流される人と、まともでありつづける人と、両方いたのだろうと...
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読了日:2020/08/18
投稿日:2020/08/18
とても良い絵本だった。 「人間は、地球を愛することを、学びなおさなくてならない。」 孫にあてたおじいさんの遺言の手紙のメッセージの数々は、子どもたちに、そして大人たちに、とても大切なメッセージだと思う。
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読了日:2020/08/16
投稿日:2020/08/16
加藤直樹『九月、東京の路上で -1923年関東大震災・ジェノサイドの残響』(ころから、2014年)を読み終わった。 関東大震災の時に行われた、いわゆる朝鮮人虐殺について書かれた本である。 読みながら、ただただ、ひどい、としか言いようがなかった。 この本では、さまざまな証言を記録や書物の...
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読了日:2020/03/17
投稿日:2020/03/17
知人に勧められて、イマキュレー・イリバギザ『生かされて。』を読んだ。 1994年に起こったルワンダの大虐殺のさなかを奇跡的に生きのびた体験談である。 ルワンダにおけるフツ族とツチ族の抗争と、ツチ族に対する大虐殺は、少しだけ聞いたことがあったが、その詳しいことは全然知らなかったので、あらためて...
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読了日:2017/09/20
投稿日:2017/09/20
とても良い一冊だった。 一種のResignationを持ちながらも、自由に、正直に生きようとする、そのバランス感覚が、おとなだなぁと思う。 人生の幅を広げてくれるような一冊と思う。
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読了日:2017/09/18
投稿日:2017/09/18
森鴎外の「田楽豆腐」や「花子」や「桟橋」は面白かった。 特に「田楽豆腐」はなかなか良い作品と思う。 他にも「独身」や「そめちがへ」もなかなか面白かった。 良い一冊だった。
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読了日:2017/09/18
投稿日:2017/09/18
「安井夫人」などの名作や、「大発見」や「鼠坂」など、なかなか考えさせられる森鴎外の短編の傑作が収録。 チョイスがなかなか渋いと思う。 良い一冊だった。
atsushiさんの読書レビュー | 読書ログ