永遠の0(ゼロ)
著者: 百田尚樹
評価:
読了日: 2012/08/26
投稿日: 2012/08/26
たった一人の男のたった数年を追っただけで、おびただしい数の犠牲の上に我々の時代が在ることを気付かされた。
それだけでも読む必要がある類の本だと思う。
知らないことが多すぎた。とても心苦しく感じた。
色々と調べながらも読み進めただけにサックリ読める部類ではなかったものの、自分の中に残したものは大きく、とてもいい本に巡り会わせてくれたと思う。
余談ですが、小学校の頃の校長先生が特攻隊員でした。
ある日の集会で「死んでいった人たちを思うと、今でも悔しいし情けなくなる」といったことを涙ぐみながら語ってくれたのを思い出した。
この本を読んでもなお、あの時の校長先生になんて言葉を掛ければいいか、わからない。でもそんな思いを伝えてくれた事には、ありがとうございました。と心から言えるだろう。
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コメント
子供の頃に聞いた話はその時はあまりわからなくても、大人になってその意味や重さに気付くことありますよね。戦争の話もまさにそんな気がします。mojoさんの校長先生の話を読んで、昔、祖母から聞いた戦争の時の話を思い出しました。
2012/08/26 by chao
mojoさんの読書レビュー 「永遠の0(ゼロ)」 | 読書ログ