著者: 城塚 音也, 樋口 晋也
評価:
読了日: 2017/09/22
投稿日: 2017/09/22
私の業界でも、AIを利用しての自動化がどこまで進められるかという技術トピックが注目されているので、この本を読んでみました。
私も、自動運転については、テレビのCMで見るだけでも凄まじい技術だと思っていましたが、正直、実際にマシンに経験させながら衝突回数を減らしていくということをやっているという認識はありませんでした。
今話題の囲碁ソフトも、自己対局によって棋力を高めるなど、この「経験」を通して精度を高めていく感じが、まさに「人工知能」と呼ぶに相応しい要素なのでしょうね。
もう一つ注目した点としては、本の後半で、倫理、著作権などの法律、それに「フェールセーフ」の考え方なども取り上げられます。
それだけ、AIは社会的インパクトの大きな技術であり、その運用に当たって「人間がいかに最終的な判断をし、そして制御するか」を問われる課題を多数抱えていることが分かります。
ピースさんの読書レビュー 「決定版AI 人工知能」 | 読書ログ