著者: 渡辺 和子
評価:
読了日: 2018/10/29
投稿日: 2018/10/29
残念ながら2年前に亡くなられたのですが、敬虔なクリスチャンであり教育にも深く携わっていた渡辺女史の書かれた本です。
彼女の本は過去にも何冊か読みましたが、良いメッセージが詰まっているものが多く、心身が疲れたときに読むと元気をもらえる印象があります。
この本に関しては、特に「文明の発達により暮らしが便利になった一方で失われつつある、他人への思いやりをはじめとする、人間の温かみ、感性や情緒を大切にして生きる」ということを、さまざまなエピソードを通して書かれています。
また、「『暗い』と不平を言うよりも、自ら進んで明かりをつける」という表現も、非常に印象に残りました。
自分の主体性を確立するというのは、それだけ難しいことでもありますが、着実に実践していきたいものです。
ピースさんの読書レビュー 「幸せのありか (PHP文庫)」 | 読書ログ