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チ-ズはどこへ消えた?

著者: 門田美鈴 , JohnsonSpencer.

出版社:扶桑社 (2000/10)

評価: 3.0

読了日: 2017/06/08

投稿日: 2017/06/08

なんかこの本、読書ログでは評判があまりよろしくない感じですね…
「あの大谷翔平選手の愛読書!」という帯を見て買ったのですが、確かに私も、引っかかるところの多さは感じました。

内容から言いますと、「環境の変化」にうまく適応するために、出来る限り問題を複雑化しすぎず、何よりも「行動を起こす」ことの大切さを説いた本です。

練り込みの甘さを感じるところを言いますと、まず、「小人が2人いる」意味は、両者の変化に対する反応とその結果が対比になっているからということで、もちろん分かるんです。
でも、「ネズミが2匹いる」意味ってあるの?というところですね。
単に、世の人々を分類するのに、「3タイプ」よりも「4タイプ」の方が分かりやすいからというだけで、こうなったのか?という印象をどうしても持ってしまいます。

あと、この本の構成は、「その『2匹のネズミと2人の小人の寓話』を話す、また聞く登場人物がいて、人生相談をしていたなか、その話を聞く前後で彼らの物事の捉え方がどう変わったかを議論する」という形になっているのですが、この前後のパートが主張しすぎている気がします。
それに関しては、以前、似た様な構成でページ数もこの本と同じくらいの『グッドラック』という本のレビューを読書ログに書きましたが、あちらくらい前後の語り手と聞き手の話はシンプルで、中の寓話にしっかり言いたいことを込めた方が良かったかと思います。

とはいえ、私自身も神経質な性格ということがあって、「今になっても、あの時あんな考えや過ごし方をして、後悔している」と思った時を振り返ると、この「変化を恐れた小人」のような面が強かったのかなあと感じています。
そこを映し出してくれたという一点において、私にとってはある程度の価値を見いだせたので、この評価で。


    コメント

    私もその広告見ました!
    また販促かけてるんだ!と、驚いてたところです。
    その「悪い評価」をしている本人です。すみません。
    でも「グッドラック」は私も良い本だと思いました。寓話なら、こうあるべきと、納得いく形でしたし、主張の中味もいいですね。

    ネズミが2匹の意味って確かにありませんでしたね。
    あの2匹が途中で別の道を選んでその結果を描くべきでしょう。鋭いご指摘です。
    「後悔」は誰にでもある感情です。変化が怖いのも本能的に当然です。
    この本では「何故変化を恐れるのか?」という根本を見つめて考え方の基盤を変えるのではなく、ひたすら行動を変えよと言っている気がします。結果についての責任は誰も負ってはくれません。ネズミがラッキーだっただけに過ぎず、因果や根拠は何も示されていません。この本の場合の成功は、物質的な豊かさの獲得に過ぎず、より多くの(安心できる量の)チーズを追い求める為には永遠に変化をし続ける必要がある事を意味します。
    そう考えると、この本は読者の弱い部分につけ込んでいるのだと、やはり思わざるを得ません。
    大谷さんはこの本を読む前に大物になっていたと思いますよ。(^。^)

    2017/06/09 by 月うさぎ

    私にとってのチーズが何だかわからず、そこばかり気にして読みました。なんなんやろ、今もまだよくわからない感じです…

    2017/06/09 by 紫指導官

    お二方、コメントありがとうございます!

    >月うさぎさん
    うーん、私もこの読書ログで色々な本をレビューして、だいぶ本を見る目が厳しくなったかなあと思います。
    でも、レビュー内容にご理解が得られて良かったです。

    そういえば、私も忘れていましたが、『グッドラック』のレビューにもコメントされていましたね→ http://www.dokusho-log.com/r/peace_1987/ahFzfm5ldy1kb2t1c2hvLWxvZ3I8CxICQk0iFTQ1OTEwODE0NTErcGVhY2VfMTk4NwwLEgFSIhg0NTkxMDgxNDUxK3BlYWNlXzE5ODcrMDEM/

    2017/06/11 by ピース

    ピースさんの読書レビュー 「チ-ズはどこへ消えた?」 | 読書ログ

    プロフィール
    ニックネーム:ピース
    本棚登録件数: 169 冊
    レビュー件数: 121 件

    自己紹介:
    土木系の計画・設計業務と先端技術の実用化に携わっている者です。

    レビューはビジネス書や自己啓発本、あるいはいかにも「技術職」という感じの本が多くなるかと思いますが、小説・エッセイ・歴史系・社会評論系なども出来る限りやって行きたいですね。
    CD付きの本(英語含むオーディオブック、脳や心に良い音楽とその解説がセットになった本など)も割とよく買うので、それもレビューしていこうと考えています。

    途中で合わないとか、読む価値がないと思った本はさっさと読み流してしまう(あるいは電子書籍で試読の出来ない本なら目次だけで読むのをやめることも)タイプなので、★2以下の評価は滅多につけないと思います。

    hontoでもレビューやっています(HNはこちらと違います)。

    よろしくお願いします。

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