著者: 藤本 昌樹
評価:
投稿日: 2019/09/15
私自身はCDを毎日聞いているわけではないので効果がいかほどかはつかめていないのですが、「心地いい音楽」というのは間違いなく感じられると思います。
本の内容については、「トラウマ」に関する解説が中心ですが、心のバランスを整えるだけでなく、「許容限度を広げる」という考え方が新しいですね。
「何となく不安」という感じに悩まされている方はもちろんですが、パニック障害の方、精神・神経関係の服薬をされている方などが、音楽を聴いた感想や感じた効果も書かれています。
また、副交感神経について、いわゆる「リラックスモード」の際に働く「背側迷走神経」(一般的な「副交感神経」のイメージはこちらだと思います)と、心地よい人間関係を創るために重要な役割を果たす神経である「腹側迷走神経」の二つに分類しているのも、あまり他の本では見ない内容で興味深かったです。
ピースさんの読書レビュー 「心の傷を消す音楽CDブック (聴くだけで不安・心配・悲観がなくなる)」 | 読書ログ