著者: 斎藤栄一郎 , Mayer-SchönbergerViktor , CukierKenneth
評価:
読了日: 2017/07/05
投稿日: 2017/07/05
「パラダイムシフト」という言葉を、あちこちで見聞するようになりましたが、本当に、「この世界の見方が根本的に変わるものを、私たちは今見ているんだなあ」ということを感じる一冊です。
本質的な変化は
・「すべてのデータを扱う」
・「精度は重要ではない」
・「因果から相関の世界へ」
の3つであり、それぞれについて詳細な解説がなされています。
これを見ただけでも、「私が学生のときに学んできたことと、10年後の学生が学ぶことって、全く違うものになるんじゃないか」と思わされます。
具体的な話題としては、「座席の座り方がデータになる」とか、あるいは今でこそ当たり前に利用されている「おすすめ商品」や「電子書籍の読書状況」なども、これまでと全く違った利活用の道が開けるとか、(もちろん、この本の後半に書かれている通り、リスクもありますが)面白い可能性に満ち溢れていますね。
ピースさんの読書レビュー 「ビッグデータの正体」 | 読書ログ