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死人の鏡

著者: アガサ・クリスティ , 小倉多加志

出版社:早川書房 (2004/05)

評価: 3.0

読了日: 2019/01/08

投稿日: 2019/01/11

ポアロの出てくる短編集

厩舎街の殺人
 なんだかこじつけ的なオチに思えるが…

謎の盗難事件
 登場人物の書かれているページに栞したら
 誰が誰か分からなくなるのを防止できた

死人の鏡
 ダラダラした話だが
 ラストが切なくて良い

砂にかかれた三角形
 この短い話の中で
 よくこの深みを出せたものだ


    コメント

    ポワロは短篇にはあまり向かないんですよね…。
    それにしても紫導教官さんの読みは深いですね。
    「砂にかかれた三角形」は「白昼の悪魔 」の元ネタですよ!
    「白昼の悪魔 」は映画化もされ、タイトルは「地中海殺人事件」ですが
    リゾートで繰り広げられるちょっとリッチな雰囲気が映画向きと思われたのでしょうね。ピーター・ユスティノフがポアロを演じていて、原作よりもヒョウキンなポアロです。

    クリスティは短篇を中篇に、中篇を長篇に仕立て直すのが得意、というか、
    小説を書くときの一つの手法にしていたんですね。
    「砂にかかれた」も、作品を気に入って、長篇にできると考えたのでしょう。
    設定は一緒ですが、ちゃんと人間関係や犯人像は変えてきていますので
    こちらを先に読んでしまった場合でも、より豊かになった作品世界を楽しむことに問題はないです。
    日本ではクリスティのすべての作品を読めるように全作品翻訳する方向なので
    こういうダブリが明らかになるんですね。他の作家では雑誌で発表された作品なんて埋もれていって読めなくなるでしょうに。
    名作も書き飛ばした作品も一律に「文庫」で読めちゃう。そんな作家はほかにいません。
    でも名作ではない小説を読んで、クリスティの評価を低くみる人がいるんではないかと心配だったり…。

    2019/01/11 by 月うさぎ

    月うさぎ様…地中海殺人事件でしたら、ピーター・ユスティノフの映画を劇場で見に行きました。キャストと映像が豪華だった記憶があります。あの原作の、もとになった短編だったんですね。短いお話なのに、深みのある筋立てになっていて、この中で一番好きだなと思いました!

    2019/01/12 by 紫指導官

    映画館で観られているのですね!
    マギー・スミスがホテルのオーナーで出演しているのが、今考えると珍しいですね。
    原作の「白昼の悪魔」も、機会があったら是非読んでみて下さい。
    原作は映画より登場人物が多いですよ。

    2019/01/14 by 月うさぎ

    月うさぎ様…読むのが楽しみです!

    2019/01/14 by 紫指導官

    紫指導官さんの読書レビュー 「死人の鏡」 | 読書ログ

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