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シュラフさんの読書レビュー一覧

評価: 3.0

読了日:2017/04/26

投稿日:2017/04/26

わたしの読書は実利主義的。小池真理子の小説は、けっして哲学的ではなく、歴史小説でもなく、実利的とは言えない。そういう意味からわたしの読書の路線からはずれるのだが、小池真理子をけっこう好き。 この短編集の主人公はみな40代後半の女性。 今わたしも40代後半の女に恋しているから、とても興味をもっ...

評価: 5.0

読了日:2017/04/22

投稿日:2017/04/22

ついに平家打倒に向けた以仁王の令旨が各地の源氏武士あて発せられる。 その文書は激しい。「東海、東山、北陸三道ノ諸国源氏、ナラビニ、群兵等ノ所ニ下ス 清盛法師、ナラビニ、従類叛逆ノ輩ヲ早々追討シテ応フベキ事」。以仁王は平家に追いつめられて自害するが、その意思は各地に伝わる。 頼朝もこれに応...

評価: 5.0

読了日:2017/04/16

投稿日:2017/04/16

キンケイドのセリフにまいった。「ぶしつけかもしれないけど、あなたはすごくきれいだ。わめきながらめちゃくちゃに町中を走りまわりたいほどきれいだ。わたしは真面目に言ってるんです。言葉のいちばん純粋な意味で、フランチェスカ、あなたはとてもエレガントですよ」 こんなセリフを人生の中で一度でも言ってみた...

評価: 3.0

読了日:2017/04/16

投稿日:2017/04/16

組織人の運と不運は、組織の中で誰と出会うかという運命による。大企業でいえば、みな優秀な大学を卒業してるのだから個々人の能力差などない。自分の能力を引き上げてくれる上司との出会いという幸運もあれば、その逆もある。 「のちのことを想えば、劉邦軍には異才が多かった。が、人の才能は、人との出会いによっ...

評価: 3.0

読了日:2017/04/16

投稿日:2017/04/16

恐怖政治で国を治める秦は滅ぼされねばならなかった。 弁証法的に考えれば、秦の「恐怖政治」をテーゼとすれば、「恐怖政治の否定」をアンチテーゼとして、そのうえでの新しい国づくりをしなければならなかった。 にもかかわらず、項羽のやったことは「新たな恐怖政治のはじまり」で、秦とまったく同じこと。...

評価: 5.0

読了日:2017/04/15

投稿日:2017/04/15

新・平家物語とのタイトルであるが、ライバル源氏の物語が続く。清盛によって命を助けられた頼朝と義経のふたりは別々ながらもそれぞれの青春を過ごす。義経は平泉までたどり着き、頼朝は鎌倉の地でじっと息をひそめてただひたすら過ごす。この間、平家の若者たちはいったい何をやっていたのだろうか。後の歴史を知る我々と...

評価: 5.0

読了日:2017/04/15

投稿日:2017/04/15

時局は平家にとって厳しくなっているというのに、平家方にあるのは奢りだけ。 「三代目だ、これが、平家の…なんの苦節、なんの認辱、なんの貧しさも知らずに育ってきた入道相国の孫やら甥やらだ…誇りと、奢りだけは、相国よりもつよい」という時忠の嘆きのつぶやきに胸をうたれる。 飛躍かもしれないが、こ...

評価: 3.0

読了日:2017/04/09

投稿日:2017/04/09

人間をタイプ別に仕事的に分類するとすれば、「指導者」と「専門家」と「その他」に分かれる。この劉邦こそは、生まれつきの「指導者」であるように思える。 では、劉邦の指導力とは、なにか。この本の読み方として、このヒントを見つけるために、読んでみるのみいいだろう。 中国の古典にありがちな伝説的な...

評価: 5.0

読了日:2017/04/08

投稿日:2017/04/08

「苦労知らずの危うさよ」との清盛のつぶやきがすべてであろう。 いつの間にか権勢をもつようになった平家一門の慢心ぶりがひどくなる。極めつけは、摂政の基房と(清盛の孫の)資盛の車あらそいによる、事件後の重盛の基房への圧力。なんでこんなことになってしまうのか、平家一門への反発を招き、敵をつくるだけで...

評価: 3.0

読了日:2017/04/08

投稿日:2017/04/08

こういう小説を読むと、つくづく人間というのは、過去と現在と未来を抱えながら生きているものだと考えてしまう。 極めて異常な過去(兄の失踪と姉の自殺)があまりに重すぎて、未来(家庭生活)に向かって歩むことができない男であるが、どこか薄幸そうな志乃という女に出会って未来に向かって歩むことになる。そし...

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シュラフさんの読書レビュー | 読書ログ

プロフィール
ニックネーム:シュラフ
本棚登録件数: 53 冊
レビュー件数: 53 件

自己紹介:
人間の本質を知りたければ、芥川龍之介とドフトエフスキーを読め。そして人間としての生き方を知るために、トルストイを読むべきである。

観念論的な至高の美と狂気の世界を知りたければ、ゲーテを読め。そして現実社会には美と醜と窮屈さがあることを知るために、シェイクスピアと夏目漱石を読むべきである。

一流の仕事人になる方法を知りたければ、世阿弥の『風姿花伝』を読め。そして男の生きざまを知るために、山本周五郎と吉川英司を読むべきである。

日本人の物語を知りたければ、司馬遼太郎を読め。そして歴史には物語としての嘘があることを知るために、井沢元彦を読むべきである。

政治と経済という世の中の仕組みを知りたければ、塩野七生とマルクスを読め。そして我々の人生や社会には不条理があるということを知るために、吉村昭を読むべきである。

これが今の私の結論である。

平成29年2月11日

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