レビューの並び替え:
  • 1~10件 (全104件)
tygkunさんの読書レビュー一覧

評価: 4.0

読了日:2019/07/15

投稿日:2019/07/15

再読。 新治と初江の恋愛物語。 初の書き下ろし長編「仮面の告白」と比較すると、随分普通の文体である(「仮面の告白」はデビュー作なので気合いを入れたのだろうが)。 初江の「目をあいちゃいかんぜ!」というセリフには失笑した(ヤクザか)。 新治と初江の関係について、周りがしきりに噂するのが、日本の...

評価: 5.0

読了日:2019/07/11

投稿日:2019/07/11

なんか、もう意地になってクイーンの国名シリーズを読み続けている(7作目)。 綾辻行人「暗黒館の殺人」の「蟹」の元ネタが本作であることがよくわかった。 途中で、クイーン警部が犯人を誤認して拳銃で撃ったのは無茶苦茶である(日本なら、まずあり得ないシーンであろう)。 「ギリシャ棺の謎」以降、先鋭化し...

評価: 4.0

読了日:2019/07/06

投稿日:2019/07/06

再読。 宗助と御米夫妻の物語。 何か印象的なエピソードがあるわけでもなく、宗助の弟である小六の学費の問題や父の遺産相続などについて淡々と語られている。 後半、宗助が救いを求めて禅寺の門を潜る。 そこでのやりとりも分量は短く、京極夏彦「鉄鼠の檻」のような圧倒的な説得力はない。 御米が三回続け...

評価: 4.0

読了日:2019/07/02

投稿日:2019/07/02

国名シリーズ第6作を読了。 解決シーンでのロジックの切れ味は相変わらず。 使用されているロジックが殊能将之「美濃牛」に影響を与えているのは明らかであると思われる。 トリックが「エジプト十字架の謎」と被っているのはご愛嬌である。 一番感心したのは凶器の隠しどころで、これはなかなか思いつかない。...

評価: 5.0

読了日:2019/06/27

投稿日:2019/06/27

本作は、芥川賞作家・綿矢りさの最高傑作である。 チャイルドモデルの成長物語だが、綿矢の持ち味であるホラー的要素が効果的に織り込まれている。 綿矢は、次作の「勝手にふるえてろ」以降、刊行ペースは順調ながら、不自然な恋愛物が多くなっていき、少し残念に思っている(恋愛物も、そこそこ面白いのだが)。 ...

評価: 4.0

読了日:2019/06/24

投稿日:2019/06/24

再読。 国名シリーズの中では、本作と「ローマ帽子の謎」はなぜか(?)数年前に読んでいた。 前回読んだ際は旧訳だったので、あまりの読みづらさに歯ぎしりして舌打ちするような感じで、内容は全く覚えていなかった。 今回は中村有希の訳で読んだが、旧訳よりは読みやすかった(とはいえ、クイーン作品なので基本...

評価: 5.0

読了日:2019/06/19

投稿日:2019/06/19

再読。 1年に1回くらいは再読したいくらいの傑作である。 太宰治は「人間失格」が有名だが、僕は「斜陽」の方が断然好みである。 没落貴族の家庭を舞台にしているが、全ての章・段落・文章の構成がパーフェクトで、これほどまでに日本語を完璧に操れる作家がいるのかと、再読するたびに感心する。 最初のスプ...

評価: 5.0

読了日:2019/06/14

投稿日:2019/06/14

クイーンの国名シリーズ第4作であり、「Xの悲劇」に勝るとも劣らぬ傑作である。 国名シリーズの前3作と比較して、ロジックの密度、ラストのひねりなどが段違いである。 偽の手がかりの問題も取り上げられているが、漫画「カイジ」のEカードにおける利根川の最後の推理(間違った推理)のように、謎を解く側の推理...

評価: 5.0

読了日:2019/06/08

投稿日:2019/06/08

再読。 「日常の謎」派の代表的存在である北村薫が手がけた、殺人事件が発生する本格ミステリ。 「あの北村さんが、こんな邪悪な物語を書くなんて!」という驚きとともに迎えられた作品であるが、北村は「覆面作家」シリーズでもエグい作品を刊行しており、個人的にはそんなにびっくりしなかった。 北村がエラリー...

評価: 4.0

読了日:2019/06/06

投稿日:2019/06/06

クイーン国名シリーズ第二作。 百貨店が舞台の殺人事件だが、現場に残されている手がかりを元にエラリー・クイーンが推理していく非常にオーソドックスな探偵小説。 現場の手がかりを盲目的に信じるあたりが、麻耶雄嵩「隻眼の少女」を読んだ後だと、少し物足りなさが残る。 ただラスト50ページの解決シーンは圧...

  • 1~10件 (全104件)

tygkunさんの読書レビュー | 読書ログ

プロフィール
ニックネーム:tygkun
本棚登録件数: 104 冊
レビュー件数: 104 件

自己紹介:
守備範囲は、本格ミステリと純文学です。

tygkunさんの本棚
マイ本棚をブログに設置
絞り込み
絞り込みを解除: すべての本を表示
ステータス:
読み終わった本  
本の所有:
持っている   持っていない