レビューの並び替え:
一覧へ
  • 2件目(全104件)
シャム双子の秘密 (角川文庫)

著者: エラリー・クイーン

評価: 5.0

読了日: 2019/07/11

投稿日: 2019/07/11

なんか、もう意地になってクイーンの国名シリーズを読み続けている(7作目)。
綾辻行人「暗黒館の殺人」の「蟹」の元ネタが本作であることがよくわかった。
途中で、クイーン警部が犯人を誤認して拳銃で撃ったのは無茶苦茶である(日本なら、まずあり得ないシーンであろう)。
「ギリシャ棺の謎」以降、先鋭化したロジックは、もはや文章を読んだだけでは理解できず、頭の中で数式を解くみたいに頭を働かせないと、意味が理解できなくなっている。
あまり言及されることがないが、本格ミステリにおけるロジックの含有率とリーダビリティは反比例の関係にあると思う。
クリスティは、クイーンみたいなガチガチのロジックはあまり使用せず、レッドへリングは多用しつつも、ワンアイディアのトリックで本格ミステリを書くことが多いが、それはクリスティの能力的な問題というよりも、リーダビリティを重視したからではないだろうか(クイーンみたいなロジックの作品は、もちろん誰にとっても書くのは至難の業だろうが)。
本作は今のところ「ギリシャ」に次いで、高く評価している。


    tygkunさんの読書レビュー 「シャム双子の秘密 (角川文庫)」 | 読書ログ

    プロフィール
    ニックネーム:tygkun
    本棚登録件数: 104 冊
    レビュー件数: 104 件

    自己紹介:
    守備範囲は、本格ミステリと純文学です。

    tygkunさんの本棚
    マイ本棚をブログに設置
    絞り込み
    絞り込みを解除: すべての本を表示
    ステータス:
    読み終わった本  
    本の所有:
    持っている   持っていない