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灰色のダイエットコカコーラ (星海社文庫)

著者: 押見 修造, 佐藤 友哉

評価: 4.0

読了日: 2019/08/13

投稿日: 2019/08/13

再読。
野間文芸新人賞候補作品。
メフィスト賞でデビューした佐藤友哉は、西尾維新、乙一、舞城王太郎らと比べられることが多いが、いまいちブレイクし損ねた感がある。
本作は中上健次「灰色のコカコーラ」(未読)のオマージュ作品らしい。
地方でくすぶっている少年が「覇王」を目指す物語。
自己承認欲求を持て余した少年が周りを見下すような作風は真っ先に押見修造「惡の華」を連想した(本作の装丁を押見が手がけているのは偶然ではないだろう)。
極端に改行の少ない文体は舞城作品に似ている。
4つの短編が収められているが、中でも「黒色のポカリスエット」は本格ミステリ的に屈指の出来栄えである。
誘拐物とヤクザ物をミックスして狂気のスパイスを振りかけたような作品であるが、本作は佐藤にしか書けない作品で、佐藤友哉の最高傑作といっても過言ではないだろう。
しかし、佐藤友哉は一体どうやって生計を立てているのだろうか。
奥さんの島本理生に食べさせてもらっているのであろうか。




    tygkunさんの読書レビュー 「灰色のダイエットコカコーラ (星海社文庫)」 | 読書ログ

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