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プレーンソング (中公文庫)

著者: 保坂 和志

評価: 4.0

読了日: 2019/11/08

投稿日: 2019/11/08

再読。
日本一のニート・Phaの推薦図書。
若者ののんびりとした共同生活・今でいうシェアルームのような生活を描写している。
犬が尻尾を振るのは嬉しいからで、猫が尻尾を振るのはどうしようか考えているから、らしい。
「三十前後になると、恋人かそうでないにしても好きな女の子とでも一緒にいない限り、土曜日と日曜日の過ごし方が急に難しくなる」という一文は身につまされた。
アキラという登場人物が毎朝騒ぎまくり、「バッ」だの「びゃっ」だの奇声を発している様子には、こんな人とは絶対過ごしたくないという感想を持った。
穏やかな生活を穏やかな筆致で描いているので、必然的に読んでいる方も穏やかな気分にはなれるのだが、僕はこの共同生活には若干違和感を持った。
まず、他人との共同生活には苦痛しか感じない方で、シェアルームやシェアハウスは個人的に論外だと思っている(Phaもこの小説に感化されたのか、10年ほどシェアハウスで生活していたが、今は一人暮らしとのことだ)。
あと、猫を飼ったこともなければ、競馬をやったこともないのであまり登場人物に感情移入できなかったこともある。
ただ、殺伐としたミステリの合間に読むにはぴったりの小説で、今後も時たま読むのではないかと思う。


    tygkunさんの読書レビュー 「プレーンソング (中公文庫)」 | 読書ログ

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