レビューの並び替え:
一覧へ
  • 3件目(全7件)
絶望の国の幸福な若者たち

著者: 古市憲寿

出版社:講談社 (2011/08)

評価: 3.0

読了日: 2012/07/14

投稿日: 2012/07/16

若手新鋭社会学者:古市憲寿の著作。

今の日本はダメだ、って言われるし、アンケートなどでも多数が、そのように回答している割に、「今を生きる『若者』って、意外と幸福なんじゃないか?」という問題設定。それには納得。私の実感にも合っている。

でも、この本全体を読んでみて、上記で言うような世論を覆した、新たな発見があるように見えるものの、私からしたら「だからどうすればいいの?」って思ってしまう。

(こんな世の中なのに)“意外と幸福”。「だからこうすべき」ってのが必要なんじゃないか?著者からしたら、「だからこうすべき」って感覚がないからこそ、今の若者は、手の届く範囲の幸福を得られている、ということなんだろうけど。

そうした使命だとか、社会全体とか、国全体の幸福、って感覚自体がもう古いんだろうな…。インターネット・SNSなどで、コミュニティの定義・範囲が規定できない今、各自の考える「自分のコミュニティ」が幸福であればそれでいい、という考え方自体が、正しいと言わざるを得ないのだろうな…。

個人的な理想主義的には、その先にある、「幸福」を見ていきたいが。書いてみて、ちょっと宗教的で気持ち悪くなったので、やめときます。


    コメント

    残念ながらもう全然若者じゃ有りませんが、自分が若者だった20年くらい前の時点でも物質的に「若者は結構幸福」でした。

    さらに歴史は遡りますが、1億総中流と言われていた時代、まだまだ物資的な欲求は満たされていなかったように思います。

    現代日本はマクロで見るとダメなところが多く有りますが、ミクロで見ると換わらず結構幸福な人が多い気がします。

    多くの人がスマホを持つようになったことに象徴されるように全体の生活レベルが上がった結果「結構満たされちゃって努力なんかしないでも十分楽しく生きていける」なんて思ってしまう人が増加して、マクロで見るとダメなのかもしれないと思いました。

    2012/07/16 by ice

    若者かどうかは審議・・・かもしれませんが、毎日幸せですよー♪

    2012/07/16 by makoto

    大人としては彼らの努力に期待するばかりでなく、彼らが夢を持てる社会を作らないといけないですね。

    2012/07/16 by yam

    chibadebe的にはオンラインコミニケーションの進化・深化の流れはますます加速すると思うものの、オンラインでは代替できない face to face のコミニケーションの重要性は全く揺るがないと思うんだな。
    この部分のコミニケーションに社会の病理が有るとするなら、我々もリアルな交流を意識して増やしていかないといけないのだ。

    2012/07/16 by chibadebu

    zoomzoomさんの読書レビュー 「絶望の国の幸福な若者たち」 | 読書ログ

    プロフィール
    ニックネーム:zoomzoom
    本棚登録件数: 8 冊
    レビュー件数: 7 件
    zoomzoomさんの本棚
    マイ本棚をブログに設置
    絞り込み
    絞り込みを解除: すべての本を表示
    ステータス:
    読み終わった本  
    本の所有:
    持っている  
    zoomzoomさんのタグ:
    社会   小説