すべて真夜中の恋人たち
著者: 川上未映子
評価:
読了日: 2012/05/03
投稿日: 2012/05/03
何のとりえももない、平凡な30代女性のはかない恋心をテーマにした小説。書物の校正を生業とする平凡な女性が、自由闊達な友人(聖:せい)の影響を受けながら、おじさんに恋をしていく様子を、ゆったりとした流れの中で、細かく描いていく作品。
<感想>
平凡さへの共感。ぼんやりしている人の中にも、こういう悩み・こういうパッションがあるんだ、というところには共感。ストーリーとしては、あまり起伏がないので、冗長に感じるか?恋愛模様が盛り上がったか?!と思ったら、次の章であっさり終わっているあたり、物語りの重心について肩透かしを食らった感じ。でも、そういうテーマなんだろうね。
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