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110件 (全58件)
It
スティーヴン・キングの「IT」(1~4巻)を、2日間かけて読了しました。 最初、斜に構えて読み始めましたが、そのうちに、知らない間にのめり込み、こうなるともう、完全にキングの術中にはまってし... by dreamer さん

rock-man 様 コメントありがとうございます。 私としても、二日間で四巻を読み終えたというのは、そんなにありません。 それは、やはり、スティーヴン・キングという当代随一のストーリーテラーたる彼のページを繰る手を止めさせない筆力の凄さによるものだと思います。 併せて、小尾芙佐さんの読みやすくて、こなれた、流れるような名翻訳のおかげでもあると思います。 いずれにしろ、本を読み出して面白かったら、寝食を忘れて、本という魅惑的な世界に没入し、読み耽ってしまいますので、この本もそんな感じでしたね。

2018/09/11
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It
スティーヴン・キングの「IT」(1~4巻)を、2日間かけて読了しました。 最初、斜に構えて読み始めましたが、そのうちに、知らない間にのめり込み、こうなるともう、完全にキングの術中にはまってし... by dreamer さん

月うさぎ 様 コメントありがとうございます。 このスティーヴン・キングの「IT」は、キングの世界の集大成的な作品だなと読み終えて思いました。 この作品は、単なるホラー小説ではなくて、少年の日の夢、怪物と闘うアドベンチャー・ロマン、得体の知れない恐怖、そして故郷の町の年代記というように、色々な読み方が可能な小説であると思います。 物語は、ロックンロール・オールディーズと現在をめまぐるしく往還していくというもので、いわば、この作品は、スティーヴン・キング版の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ではないかなとも思えてきます。 そして、この作品の中で、心に残る、気にいったセリフがあります。 「ぼくのこのすばらしい人生も、ぼくには理解の及ばない嵐の目にすぎないんじゃないか」。

2018/09/11
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パラサイト・イヴ
第二回日本ホラー小説大賞受賞作の瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」を再読。 この作品はホラー小説やSF小説のファン層だけにとどまらず、より幅広い読者層にアピールするだけの魅力があったので、ベストセラ... by dreamer さん

月うさぎ 様 私がこの本を読んで面白いなと感じたツボに、月うさぎさんも共感していただいて、これ以上嬉しいことはありません。 まさに、我が意を得たりといった心境ですね。 前々から思っていたのですが、月うさぎさんのある対象に対して一定のスタンスを置いて、俯瞰的に見て、その全体像や核心部分を的確に捉えるという複眼的な感性というのか、アプローチの方法には、いつも共感を覚えています。 私の今回のレビューが、そんな月うさぎさんの感性の一端に触れ、面白いと感じていただけたのなら、とても嬉しく思います。

2018/09/06
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ネザーランド
「人生には余波がつきものだ」。 まさに、その通りで、何かが起きる⇒一見、事は収まったかのように思える⇒ところが、その後、時には数年もたった後に、"何か"が及ぼした影響によって波が立つ。 ... by dreamer さん

月うさぎ 様 コメントありがとうございます。 いやあ、タイトルの「ネザーランド」から、こんなにも深くて鋭い思考をめぐらす月うさぎさんの凄さに、あらためて驚きとともに敬服致しました。 確かに「ネーデルランド」の方が、我々日本人には馴染みやすかったかもしれませんね。 その点については、私も全く同感です。 月うさぎさんが、この読書ログを通して、様々な思索を行なわれる姿勢に、いつもインパクトと知的刺激を受けて、私はまだまだだなと常に自問しています。 このジョセフ・オニールの「ネザーランド」は、まさしく大人ならではの読書体験ができ得る作品ではないかと思います。 月うさぎさんの、その鋭い感性に必ずや何か触れるものがあるのではないかと思いますよ。

2018/08/29
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聖女チェレステ団の悪童
孤児を主人公にした文学作品って結構あるもんですよね。 思うに、やっぱり我々は、孤児の話が好きなんだろうって思いますね。 なぜかと考えてみると、それはひとつには、大抵の人は主人公が成長する話... by dreamer さん

月うさぎ 様 世界中の子供たちを魅了してやまない児童文学には、考えてみると孤児の物語がほんとに多いんですよね。 それも、素晴らしい内容の作品が。 これらの作品が愛される理由について、レビューでも少し触れましたが、古い価値観の中で女の子を活躍させるには、やっぱり親の存在が邪魔だからなんでしょうね。 「オリバー・ツゥイスト」「赤毛のアン」「ジェイン・エア」、そして女の子だったら必ず読んだと思う「あしながおじさん」----数えあげたらきりがありませんね。 特にジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」は、恐らく今も世界中で愛されていると思いますね。 孤児院で育った語り手のジュディことジルーシャ・アボットの快活な性格に加え、独立の第一歩を踏み出した女の子の物語らしい細部の輝きがありましたね。 女子大寮での生活。初めて読んだ本。農園で過ごす休暇。買った物のリスト-------。 ジュディの唯一の不満は、スミス氏からの返事が一通も来ないことでしたが、大学生活のあれこれを報告する彼女の筆は、未知の世界にふれた驚きと喜びとにあふれ----もう思い出しただけでも子供の頃に読んだ時の記憶が蘇ってきますね。 でも、やっばり私が一番魅かれる児童文学は、アストリッド・リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」なんですね。 なぜかと言うと、この作品は「赤毛のアン」や「あしながおじさん」などの孤児を主人公とした小説のパロディになっていると思うんですね。 そのシンボルが、足の二倍もあるピッピの靴なんですね。 シンデレラの小さな靴に象徴されるように、なにかと行動を制限されてきた女の子。 けれど、ピッピは言うんですね。「これなら足の指がよくうごかせるもの!」と。 大きな靴は、自由の証になっているんですね。 こんな世界一強い女の子のピッピですが、この作品はピッピの内面にひそむ負の側面もきっちりと描いているんですね。そこに、私としては魅かれるんですね。 最終章でピッピは、「わたし、大きくなったら、海賊になるわ!」/ピッピはそうさけんでいました。/「あんたたちも、海賊になる?」と隣に住むトミーとアンニカ兄妹と迎えにきた父親の背中に向かって言い放ちます。 母とは赤ん坊の頃に死に別れ、船長だった父は嵐で遭難。 だが、父はどこかの島に流れ着いて王様になったと信じるピッピ。 口うるさい親はいない。学校にも行かない。大人を向こうに回して突飛な行動に出るピッピは、子供たちの夢を体現した存在なんだと思うんですね。 しかし、大人から見れば、ピッピは共同体と相容れない虚言癖の強い子。 ピッピが言った「海賊になる」のひと言には、そんなピッピの寂しさと世界への微かな敵意がにじんでいると思うんですね。 それはまた、「あんたたちも戦え」と鼓舞しているようにも見えるんですね。 最強の女の子の孤独がギュッと凝縮された、ちょっと切ないラストシーンなんですね。 このラストシーンの切なさは、大人になった今でもいつまでも心の中に残り続けているような気がします。

2018/08/17
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たけくらべ
樋口一葉の「たけくらべ」を再読しました。 この小説は、恋愛というには、あまりに幼く、淡く、しかも古風な物語です。 やがては遊女になる運命の美少女・美登利と寺の跡取り息子・信如との、おそろし... by dreamer さん

あすか 様 樋口一葉のこの「たけくらべ」については、山梨日日新聞社が「樋口一葉-現代語訳」(山日ライブラリー)というのを、山梨在住の歌人・秋山佐和子の現代語訳で出版していて、この本がとても読みやすくて、原文の詩情や情緒を色濃く残していて、お薦めですよ。 他にも、河出文庫の「たけくらべ 現代語訳・樋口一葉」という本が、作家の松浦理英子の現代語訳で出版されていますが、ちょっと読んでみましたが、訳者のこの作品に対するリスペクトが全く感じられず、なおかつ、非常に読みづらいものになっていますので、これは避けた方がいいと思います。 以上、参考にしていただけたら幸いです。

2018/08/03
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洗面器の音楽
今回読了した藤谷治の「洗面器の音楽」は、不思議な物語だ。 いや、不思議ではないような。不可解? 不穏? 不作法? いずれにしても、ここにあるのは"不"がつく何かであるのは間違いない。 ... by dreamer さん

月うさぎ 様 この「洗面器の音楽」という、世にも奇妙な、今までの小説の概念を覆すような小説の作者・藤谷治の名前を初めて知ったのは、彼の「いつか棺桶はやってくる」という小説によってでした。 とにかく、この小説を読み終えた時には、何かガツンとやられてしまったという、今までにない新鮮な、それこそ、これまた奇妙な感覚に満たされたものでした。 最近、作家のいしいしんじと共に、無性に気になる作家の一人になっており、今後も彼の作品を追いかけていきたいと思っています。

2018/08/01
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青い鳥
クリスマスイブ。 チルチルとミチルの兄妹の前に、妖女があらわれます。 妖女のわずらっている小さい娘のために、幸せの青い鳥を探すこととなった二人。 兄妹はイヌ、ネコ、パン、火、砂糖、水、牛乳と一緒... by あすか さん

あすか 様 あすかさんが、今回読まれたモーリス・メーテルリンクの「青い鳥」は、私も何度も読んでいる童話劇の戯曲ですので、とても幸せな気持ちでレビューを読まさせていただきました。 とにかく、登場人物が多い戯曲で、犬や猫、砂糖やパン、果ては"母の愛"みたいな抽象的なものにまで、肉体と肉声を与えているのが、とても前衛的だなと思うんですね。 考えてみれば、メーテルリンクという作家は、象徴主義の作家なので、それも当然なのかも知れませんが。 この作品は、一般的には子供向けの童話劇の戯曲だと思われていて、「青い鳥は幸福のメタファーです」というような解釈が多いようですが、私は、本当は大人の鑑賞にも耐え得る内容になっていると思っています。 一般的には、教育劇、教訓劇として読まれていると思うんですね。 「他者を幸福にすることが本当の幸福なんだ」という読み方ですね。 せっかく見つけた青い鳥を、近所の病気の女の子にあげてしまうシーンが象徴的で、その後、最後の最後で青い鳥が逃げてしまいますよね。 そうすると、戯曲なので、チルチルが観客に向かって「どなたかあの鳥を見つけた方は、どうぞぼくたちに返してください」と言うんですね。 つまり、舞台劇を観ている観客もまた、青い鳥をチルチルに返すことで幸福になるということなんですね。 そういう「青い鳥=幸福」という読まれ方と共に、私が思っているのは、この青い鳥というのは、「賢者の石」みたいなものではないかと思うんですね。 この世の中の、目には見えない神秘的なものも全部含めて、全部見えてしまう力、そういうものを探しに行くお話なのではないかと思いますね。 この物語の始めのほうで、青い鳥クエストの旅に兄妹を誘う妖女が、「お前なんかに見えるものかね。それじゃわたしはどう見えるね?」と訊く場面がありますよね。 つまり、最初は外見にとらわれて物事の本当の姿を見ることのできなかったチルチルの、"魂の成長"を描いた戯曲ではないかと思うんですね。 それから、著者のメーテルリンクの中には「幸せというのは悲しい形をしているものなんだ」という、ある種の悲観論みたいなものもあるような気がするんですね。 その象徴的なシーンが、これから生まれゆく子供たちがいる「未来の王国」に用意されていて、恋人同士が離れ離れになる間際に「ぼくはいつだってきみを愛してるよ」、「あたしは一番悲しいものになるでしょう。それであんたはあたしがわかるはずよ」という言葉を交わすんですね。 このシーンが、私は特に好きなんですね。 とにかく、この戯曲は読む人によって、いろんな見方、解釈ができる作品で、読むたびに多くの示唆を与えてくれる作品だと思いますね。

2018/07/30
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バーニング・ワイヤー
ニューヨーク市で、送電システムの異常によって発生した爆発的な放電が、路線バスを襲い、死人が出る騒ぎが起きた。 やがて、ニューヨーク市への送電を50%に削減せよ、さもなくば新たな死人が出る----... by dreamer さん

アスラン 様 コメントありがとうございます。 このリンカーン・ライムシリーズは、ミステリ好き、いや本好きなら絶対はずせないシリーズ物だと思いますよ。 このリンカーン・ライムは、ある事故で首の上と左手の薬指しか動かせなくなった男で、彼が抜群の推理力で次々と不可能な難事件を推理して解決していくという、ミステリのジャンルで言えば「安楽椅子探偵」ものになるんですね。 犯行現場に残った、ほんのわずかな証拠を基に、PCやいろんな先端機器を使って、先の展開が全く読めないような難事件を、読んでいる自分の予想を遥かに上回る名推理にて解決へと導いていく素晴らしさ、そして、このシリーズの定番であるドンデン返しが待ち受けているという凄さ。 もうミステリ好きにはたまらないシリーズなんですね。 そこで、アスランさんからのお尋ねの件ですが、あまり参考にはならないかも知れませんが、私のお薦めを書いてみますね。 作品の出来とかというよりは、リンカーン・ライムがこのシリーズに初登場した「ボーン・コレクター」から読まれるのがいいかと思います。 この作品は、デンゼル・ワシントン主演、アンジェリーナ・ジョリー共演で映画化もされていますが、私もかつてレビューを書いていますので、よかったら目を通していただけると幸いです。 さて次に、このシリーズお薦めのベスト3としては、以下のように思っています。 3位:「ウォッチメイカー」 2位:「コフィン・ダンサー」 1位:「ソウル・コレクター」

2018/07/27
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ナポレオン狂
 阿刀田高さんの文章は、妙な熱気のようなものがあります。 この『ナポレオン狂』は、昭和40~50年代に書かれた短篇小説集です。  13編の短篇ですが、どの短篇も最後の数行で「あっ!」という逆転... by 夕暮れ さん

夕暮れ 様 いつも読み応えのある、素敵なレビューを読ませていただいています。 その、いつも鋭く、示唆に富んだ、斬新な見方には敬服しています。 阿刀田高という作家は、私も好きな作家のうちのひとりで、いつもゾクッとさせる"奇妙な味"の小説を書く、短篇小説の名手だという印象を、強く持っています。 短篇小説という短い作品の中に、ブラックユーモア、諧謔、風刺を効かせた、彼の作風に魅かれるんですね。 この短篇小説には、長篇小説と違って情報という名の余分な詰め物がない分だけ、小説としての純度が高く、それだけ純粋に小説を楽しむことができるのではないかと思っています。 そして、阿刀田高の持ち味である、"奇妙な味"こそ、ミステリのトリックのある種の行き詰まりを打開する新しい方法になっているのではないかと思っています。 加えて、この作家には、ブラック・ユーモアの他にキラリと光る何かがあるような気もします。 その何かというのは、例えば、この「ナポレオン狂」の結末に見るように、残虐性や暗さのないことで、どこまでもクールで陰惨さがないんですね。

2018/07/04
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