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dreamerさんのコメント

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110件 (全44件)
検屍官
このパトリシア・コーンウェルの「検屍官」は、女性検屍官ケイ・スカーペッタが活躍する人気シリーズの1作目の作品で、ようやく読了しました。 この作品は、顔全体が腫れあがって見分けのつかない死体に... by dreamer さん

チルカル 様 チルカルさんも、このケイ・スカーペッタシリーズがお好きだとは、私も本当に嬉しいですね。 このシリーズは何と言っても主人公のスカーペッタの魅力で読ませますよね。 アメリカの中でも殺人事件が意外にも多い、この地元のバージニア州のリッチモンドはもちろん、国家レベルの事件まで、現場に残された死体を検屍し、秘められた事実をもとに真相を明かしていく。 もうミステリ好きとしては、ワクワクしながら、この物語世界に引きずり込まれてしまいますよね。 真夜中に凄惨な事件現場へ呼び出され、変死体を死体公示所に連れて帰り、ひたすら調べるという検屍官という仕事に、作者のパトリシア・コーンウェルはスポットを当て、主人公を女性にし、キャリア・ウーマンとして抱える悩み、ハードルを事件のサブプロットとして、ストーリーを展開していくんですね。 男社会で活躍する女性として、陰湿ないじめにあわされたり、仕事を邪魔されたり、不規則で忙しいスケジュールのせいで自分の恋愛が続かなかったりしても、スカーペッタはいつも大胆だし、ギブ・アップしないパワーで、頑張りますよね。 しかも、スカーペッタは料理が大好きで上手なんですよね。 彼女の先祖はイタリア人なので、作るのはもちろん本格派のイタリア料理。 死体解剖の現場から、くたくたになって帰って来た仕事の後に、冷蔵庫にいつでも料理ができるように用意してあるお手製のスパイスの効いたトマトソースを使うなどして、おいしそうなごちそうを作るという手際の良さ。 おまけに食材へのこだわりも細かくて、パンまで自分で焼いたりしていて、なかなかの食通でもあるんですよね。 このケイ・スカーペッタシリーズは、1冊ごとに完結していますが、サブプロットになっているストーリーは、1作目から展開しているので、初めての方は最初から順を追って読まれたほうがいいと思いますね。 スカーペッタの人生の中での様々な人々との出会い、彼女を巡る様々な出来事が、共感出来るようになっていますからね。 スカーペッタは、自分の恐怖や悲しみをばねに死体と向き合い、真実を追い求める。 この彼女のストイックに生きる、人間としての生きざまに、本を読むたびに魅了されてしまいますね。

2018/05/21
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信長燃ゆ
「本能寺の変」は、日本史最大のミステリだと思う。 織田信長は、なぜ明智光秀に討たれたのか? 明智光秀が謀反を起こした動機には、さまざまな説がありますね。 信長への「怨恨説」、天下を狙った「野... by dreamer さん

チルカル 様 私のレビューに対するチルカルさんの素晴らしいコメント、非常に恐縮しています。 私の人生において、読書と映画を観る事は、とても大事な生活の一部になっています。 豊饒な物語世界に身を浸すことで得られる魂の休息とでも言ったらいいのでしょうか。 例えば、本を読む時は、その描かれた世界の背景にある豊かな人生や人間ドラマ、男女の心理の機微、風景描写などを味わいたいと思い、歴史小説を読む時は、果てしない歴史の森を探索して、勝者の歴史からは埋もれてしまった歴史の真実を読み解きたいとか、そんな気持ちで本と向き合っています。 そして、様々な本との出会いの中で、私のお気に入りの敬愛する作家の数がどんどん増えていき、また、少しでも私の心にインパクトを与え、心に何かを残してくれた本を再読する事で、初めて読んだ時には見えなかったものを新たに発見する悦びなど、読書の愉しみは尽きる事がありません。 これからも、そんな読書遍歴の一部ではありますが、レビューしていきたいと思っていますので、宜しくお願い致します。

2018/05/16
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半落ち
寺尾聡主演で映画化もされた、横山秀夫の初の長篇小説「半落ち」を、じっくりと読了。 温厚な人柄で知られる梶警部が、痴呆に苦しむ妻を殺したと自首してくる。 取調べは順調に進み、梶警部は完全... by dreamer さん

チルカル 様 素敵なコメントをいただき、ありがとうございます。 確かに、小説にしろ映画にしろ、読む者、観る者の視点によって様々な受け取り方、感じ方が出来ますよね。 また、いろいろな違ったことを考えさせてくれる作品、深読みが出来る作品というのも、それだけ優れているとも言えますよね。 チルカルさんのおっしゃる通りだと思います。 私はこの作品をミステリとして楽しもうという視点で読んだため、今回のようなレビューになりましたが、人間ドラマや社会派ドラマという視点で読むと、これまた、なかなか深いものがあると思いますね。 警察の取調官から検察官へ、さらには裁判を担当する判事、弁護士、県警の隠蔽工作を暴こうとする新聞記者などを経て、最後は主人公の梶が収監された刑務所の刑務官にまで物語の展開が推移する構成も実に見事ですね。 澄みきった目をした殺人犯である梶聡一郎がひた隠しにする「空白の二日間」の謎をめぐり、法や報道に携わる者たちの"人間ドラマ"が、じっくりと描き出されていますよね。 スキャンダルの隠蔽を図る警察という組織と、"個人の矜持"がぶつかり合うという、横山秀夫という作家が得意とするドラマツルギーの果てに明かされる真相には、胸を打たれるものがあると思います。

2018/05/02
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ゆりかごで眠れ
最近、気になる作家のひとり、垣根涼介の「ゆりかごで眠れ」(上・下巻)を読了。 国家と個人の関わりを背景に骨太な物語を描いて、冒険小説の面白さを堪能させられましたね。 この小説の主人公リキ・... by dreamer さん

アスラン 様 今回レビューした垣根涼介は、ベトナムで姿を消した少年の父親を探すように頼まれた主人公たちの冒険行を描いたデビュー作の「午前三時のルースター」。 外務省の失策の犠牲となった南米移民の子供たちの日本政府への凄絶な復讐の物語を密度の濃いタッチで活写した「ワイルド・ソウル」の二作が特にお薦めですよ。

2018/04/26
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月の裏側
恩田陸の人間が水によってさらわれるという、幻想味の濃い恐怖を描いた「月の裏側」を読了。 九州の箭納蔵市は、街じゅうに掘割が張り巡らされた水郷都市。 だが、その平和で美しい都市で、三人の老女... by dreamer さん

豚の確認 様 とにかく、恩田陸さんの「月の裏側」は、ホラー的であり、哲学的でもありつつ、ユーモアと包容力があり、不思議な読後感がいつまでも尾を引く作品なので、是非、御一読をされてはいかがかと思います。

2018/04/22
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月の裏側
恩田陸の人間が水によってさらわれるという、幻想味の濃い恐怖を描いた「月の裏側」を読了。 九州の箭納蔵市は、街じゅうに掘割が張り巡らされた水郷都市。 だが、その平和で美しい都市で、三人の老女... by dreamer さん

月うさぎ 様 ジャック・フィニイの「盗まれた街」は、宇宙種子となって地球へ飛来し、地球人そっくりの複製として再生し、地球の支配権を得ようとする異星人を扱った作品で、侵略テーマSFの古典として有名なんですね。 恩田陸さんは、昔のSFなどの名作へのオマージュを捧げた作品をいくつも書かれているんですね。 例えば、ゼナ・ヘンダースンの「ピープル」シリーズから「光の国」を、ロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」から「ライオンハート」といったように。 これらのオマージュを捧げた作品について共通して言えることは、ただの再話ではなく、いずれも過去の名作に恩田陸という作家の個性が絡み、心地よさの中に"一抹の不安"を誘う、不思議な世界を生み出していると思っています。 なお、ジャック・フィニイの「盗まれた街」は、「ボディ・スナッチャー 恐怖の街」という題名で1956年にドン・シーゲル監督によって映画化され、また1978年にフィリップ・カウフマン監督によって「SF/ボディ・スナッチャー」という題名で再映画化されています。

2018/04/22
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有罪答弁
今回読了したスコット・トゥローの「有罪答弁」は、「推定無罪」「立証責任」に続く第3作目の作品。 主人公のマック・マロイは、刑事あがりの弁護士。 有力者の引きで大手の法律事務所に勤務すること... by dreamer さん

月うさぎ 様 アラン・J・パクラ監督、ハリソン・フォード主演の映画版「推定無罪」も風格があり、見事な一級品のリーガル・サスペンス映画になっていましたね。 スコット・トゥロー原作の小説は、それ以降のリーガル・サスペンスものの流行の口火を切った作品だと思っています。 その要因として、もちろんスコット・トゥローの作家としての豊かな才能とミステリとしての緊密な構成も群を抜いていたと思います。 加えて、法廷という主人公を印象づけておきつつ、結末に人間を勝利させる鮮やかな手口があったからだと思います。 そして、信じ得るのは人間だという認識も、考え抜かれた"意外な結末"とともに差し出されることによって、より大きな効果を持ち得たのだと思います。 「推定無罪」は、リーガル・サスペンスという仕掛けのみが可能にした、わくわくするようなミステリの醍醐味を味わえる小説だったと思いますね。 法廷は、そこに所属する人間のすべてを決定します。だが、人間は法廷の奴隷ではありません。人間性の幅は、最後に法廷の限界を乗り越える------。 それを深く受け止めることによって、スコット・トゥローの法廷物語は、最終的に救いをもたらすのだと思いますね。

2018/04/20
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榎本武揚
幕末ものの歴史小説を貪り読んでいますが、今回読了したのは、安部公房の「榎本武揚」。 「壁」でこんなにも凄い小説があったのかと衝撃を受けて以来、「砂の女」「他人の顔」「燃えつきた地図」「箱男」... by dreamer さん

あすか様 いつも素敵なコメントをありがとうございます。 今年のNHKの大河ドラマ「西郷どん」を観て、幕末ものの歴史小説への思いが再燃し、今、貪るように読んでいます。 読書の愉しみのひとつに、ひとつ気に入った作品があると、次から次へと関連した他の作品を読みたくなってくるんですね。 例えば、徳川幕府の最後の将軍・徳川慶喜を主人公とした司馬遼太郎の「最後の将軍」を読んだとして、とても面白かった、考えさせられたとすると、他にも面白いものはないかと、山岡荘八の「徳川慶喜」、海音寺潮五郎の「江戸開城」へと読書遍歴をしていくんですね。 歴史というのは、作家の海音寺潮五郎も言っているように、"解釈"、私流に言うと"歴史認識"だと思っていますので、ひとりの歴史上の人物、ひとつの歴史上の事件が、作家によってどのように描き分けられているかというのを、味わうという愉しさがあると思うんですね。 それぞれの作家が、歴史をどう捉えているのか、また、どういう動機から例えば、幕末という特定の時代に心が惹かれ、なぜその中のある人物像に興味を抱いて筆をとろうとしたのかなどを深読みしていくと、歴史小説の読書の愉しみが倍加するんですね。 これからも、幕末ものの歴史小説のレビューをしていきたいと思っていますので、お時間があったら目を通していただけたら、これ以上の喜びはありません。

2018/03/27
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リンドバーグの世紀の犯罪
リンドバーグと言えばアメリカ合衆国の生んだ国民的な英雄の一人だと思う。ビリー・ワイルダー監督の名作「翼よ! あれがパリの灯だ」でのジェームズ・スチュアートの印象が強く残っている。 1927年... by dreamer さん

坂本龍馬というのは、やはり司馬遼太郎の「竜馬がゆく」でその大半の人物像のイメージが作られたのではないかと思っています。司馬さんがこの小説を書くまでは、それほど脚光を浴びていませんでしたからね。 私がコメントで書きました、歴史上の黒幕説ですが、ある人物を暗殺するという政治的なテロは、その人物を暗殺することによって誰が一番得をするのかという視点から考えると、そこにヒントが隠されているような気がします。 例えば、織田信長で言えば、彼は天皇家にとって非常に危険な人物でしたので、そこに危機感を抱いた当時の京都の公家の連中が、明智光秀をそそのかして本能寺の変を行なわせたと思っています。 坂本龍馬で言えば、倒幕のために彼の大政奉還論が邪魔な人物、つまり西郷隆盛か、あるいは、彼の存在がやはり邪魔で船中八策を自分の論であるかのように山内容堂に進言した土佐の後藤象二郎。幕府見廻り組や新選組とかの説は違うと思っています。 源頼朝で言えば、源氏を傀儡政権にして、実権を握ろうとした北条一族の北条時政か北条義時で間違いないでしょう。 足利義満は、自分が天皇になろうという野望を抱いたため、それを恐れた公家を中心とする勢力が中心となって行ったのではないかと思っています。 孝明天皇で言えば、彼が唱える過激な攘夷論が邪魔で、若い後の明治天皇を擁立することで、その実権を握ろうとした岩倉具視だろうと思います。 歴史の探索って、限りない夢とロマンがあっていいものですね。

2018/02/07
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リンドバーグの世紀の犯罪
リンドバーグと言えばアメリカ合衆国の生んだ国民的な英雄の一人だと思う。ビリー・ワイルダー監督の名作「翼よ! あれがパリの灯だ」でのジェームズ・スチュアートの印象が強く残っている。 1927年... by dreamer さん

こういう歴史上の定説というか、謎になっている事柄を実証的に論理的に切り崩して、解き明かしていくというのは、ミステリを読むのと同じくらい、知的好奇心を刺激されて興奮しますね。 それから、歴史上の謎というものがいくつもあります。例えば、坂本龍馬を殺害した黒幕は誰なのか? 本能寺の変の黒幕は誰なのか? 源頼朝、足利義満、孝明天皇の変死の黒幕は誰なのか?------など、数え上げたらきりがないほどあります。 これらの謎にアプローチした作品(歴史小説・歴史評論)も、最近はかなり出版されているようなので、時間を作って読み進めたいと思っています。

2018/02/06
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