こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


みんなのレビュー

このページでは「いいね!」されているレビュアー、そして最近投稿されたレビューをご紹介しています。
気になるレビューにコメントを書いたり、「いいね!」をしてみましょう。
すでに読んだ本を見つけたらマイ本棚に登録し、レビューや評価を登録してみませんか。
会員登録をしてレビューやコメントを書いたり、「いいね!」をしましょう。
登録はこちら

いいね!されているレビュアーランキング

昨日までの1週間にレビューにいいね!された数のランキングです。
1日1回更新されます。

新しく追加されたレビュー

次の16件をみる >>
  • 早川書房 (2004/11)

    著者: 原尞

    • 評価: 3.0

      シリーズ5作目にして、第2章の始まりとなる作品。

      とはいえ沢崎の探偵は変わらないが、今作は銃撃を受けるシーンから始まり、複数の事件が並行して繋がっていく。

      刑事が殉職するという事件のため、警察関係の人間がこれまでよりも多く出てくる。

      マンネリ感はあるが、ぶれない沢崎の探偵ぶりは真相に向かって突き進むのである。
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      愚か者死すべし」のレビュー

  • 著者: 水無田 気流赤坂 真理藤谷 治沼野 恭子出口 治明沢木 耕太郎鈴木 一誌郡司 ペギオ幸夫西田 亮介吉川 浩満入江 昭本郷 和人菅野 聡美渡辺 一史巽 孝之青栁 貴史島内 景二会田 誠温 又柔岸 政彦夏井 いつき

    • 評価: 4.0


      凄いぞ、桐光学園。
      「大学訪問授業」と題して、さまざまの分野で活躍されている先生たちをお呼びして、中学一年から高校三年までの生徒さんへ講義されている。
      その時の講義集ですが、この企画、そして高校生だからと、変にかみ砕いての
      講義ではなく、真剣に真面目にどなたも熱っぽく語られている、
      内容プラスその姿勢そのものが、伝えたいこと、学ぶべきこと。

      70前の私にとっても難解な内容もありますが、21人の講師は多岐に亘っており、
      知らない分野を知ることは生徒さん達にも、大いに刺激になったようです。

      〇「主題は「移動」」・沢木耕太郎
      ・尋ねると世界が広がる。尋ねるとそこで何かが生まれる。
      〇「天皇と元号」・本郷和人
      ・日本では、「人」より「血」、それより大事にしているのが「家」」です。
      〇「源氏物語は何の役に立つのか」」・島内景二
      ・「湖月抄」や、橘守部の読み方で読め。
      〇「俳句の種を蒔く」・夏井いつき
      ・ミスがないように作ろうとすると、大きな魅力もなくなっていく」。
      それが俳句の恐ろしさです。
      〇「あなたの中の本当に美しいもの」・赤坂真理
      ・みなさん一人ひとりの中の最も美しいところは、
      あなたの他にはまったく存在していません。

      が、個人的に刺激になったもの、全体で気になった本、
      四冊、BOOKOFFで購入いたしました。
      遅まきながら、新たな世界が広がるのは、愉しみでおます。
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      高校生と考える日本の論点 2020-30 (桐光学園大学訪問授業)」のレビュー

  • 著者: 吉田 篤弘

    • 評価: 4.0

      まさしく吉田ワールド。

      静かな文章で綴られていながら、ものがたりが次々に繋がっていく。

      そして、気が付くと奥行きがでてくる世界。

      それでいながら、眼は絶えず登場人物の心情に注がれている。

      ふと、自分もその世界に入り込んでいるような気持ちになる。

      穏やかでありながら、想いは深く広い。
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      遠くの街に犬の吠える (単行本)」のレビュー

  • 角川グループパブリッシング (2012/01)

    著者: 庵田定夏

    • 評価: 5.0

      修学旅行を目前に控え、浮き足立つ文研部。そんな矢先、太一達二年生には、己の大切な将来を見据える進路調査が行われる中、生徒達全員の願望が視える能力を超常から授かり、その能力を巡って対立が勃発する物語。

      例え、誰かの夢を見透せても、それを叶えるべきはあなた。

      他人の奥底にある夢が唐突に分かってしまったら、どうするだろう?
      使い方によっては全ての人を幸福に出来る。
      しかし、その夢を叶える為に本人が必死にならなければ、その夢は嘘となる。

      その夢を叶える過程で起こった逆境は何よりもこれからの本人の宝物になる筈だから。
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      ココロコネクトユメランダム」のレビュー

  • 著者: 湊かなえ泉麻人山口瞳畑正憲團伊玖磨阿川佐和子内田百閒井上ひさし塚本邦雄清水幾太郎小島政二郎よしもとばなな柏井壽星野博美森本哲郎佐野洋子種村季弘黒井千次寺田寅彦村上春樹野呂邦暢向田邦子常盤新平滝沢敬一永江朗外山滋比古草森紳一片岡義男吉田健一植草甚一村松友視

    • 評価: 4.0

      味の良しあし、うんちくは分からないけれど、コーヒーをよく飲む私には、色んな作家のコーヒーに対する思い、世界観に浸ることができて楽しかったです。
      作家とコーヒー。
      原稿用紙(今はパソコンなのでしょうね)の隣に1杯のコーヒー。
      何だかハマりすぎです。

      それにしても結構コーヒーに詳しい、美味しい淹れ方を知っている作家さんが多くて驚きました。
      コーヒーの香りが充満しているところでコーヒーを飲みながら読書したくなりました。
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      こぽこぽ、珈琲 (おいしい文藝)」のレビュー

  • 東京創元社 (2010/01)

    著者: 朱川湊人

    • 評価: 3.0

      自分の読んだ装丁本がなかったのでこっちで感想。
      全部ホラーかと思いきや…ホラー3編。
      なんとも言えないダークな話2編からの短篇5話。

      印象に残ったのが
      『死体写真師』恐ろしい葬儀社、
      優しい恋人と思ったら葬儀社とグルだった!!

      『アタシの、いちばん、ほしいもの』
      飛び降り自殺した女子高生の永遠の孤独。

      『私はフランセス』
      子供より某宗教を選んだ両親・兄。
      アクロトモフィリア。
      この話を読んだ時、真っ先に思い浮かべたのが木原音瀬さんの『コゴロシムラ』
      そしてフランセス・オコナーを検索したら…


      ネタバレ?↓



      ◆死体写真師
      両親が交通事故で亡くなり、
      たった1人の肉親である
      妹の百合香も3年半の闘病の末に亡くなり
      姉の早苗はただただ悲しみ暮れるばかり
      そんな早苗に優しく寄り添う恋人の晴紀。
      百合香の葬儀をどうしようと悩んでると晴紀が
      こちらの意向を組んでくれる葬儀社を
      ネットで探し出してくれた。
      最期に妹・百合香の綺麗な写真を撮りたい…
      しかしその代償は大きかった…
      葬儀社とグルだった晴紀、真相を知った時は…


      怖い、怖い…閉じ込められた魂


      ◆レイニー・エレーン
      公務員の佐原は妻と子がありながら、
      出会い系サイトで出会った女と関係を持ちラブホテル街へ
      今回M山町のホテルに入るが
      相手の女性が5年前にM山町で起こった殺人事件の話をしだす
      被害者は一流企業のOLだったが、
      夜は‶エレーン〟と名乗り客を取っていた私娼。
      実はこの‶エレーン〟佐原の大学時代の同級生・理華で
      当時佐原が好きだった女性。
      理華の事を思い出してしたら相手の女性が…



      傍からみれば佐原はトンデモない死に方だけど
      本人それはそれで幸せだからなぁ…
      これって東電OL事件だよな…と、思いながら読んでた。


      ◆アタシの、いちばん、ほしいもの
      家の近所のマンションの12階から飛び降り自殺した
      引きこもりの女子高生・樹里。
      自分が落ちた植え込みの中でぼんやりするのが好きだったが
      当てもなく日中ブラブラと徘徊することも…
      死んでから分かる事
      自分が一番欲しいモノ
      死んだらここではない世界に行けると思ったが
      心だけが生きている永遠の孤独


      やっぱ自殺するとそうなるのか?と思わせる
      どこにも行けない



      ◆私はフランセス
      Rには幼い頃から悪癖がありそれが元で
      16歳の頃に家族に縁を切られ
      天涯孤独の身に…
      田舎から東京に出て売春で生計を立ててたが
      20歳になった頃、お客のMと知り合いやがて恋人関係へと
      Mには少し変わった性癖があったけど
      それは些細なことで気にならなかった。
      恋人になっても自宅に連れて行ってくれないMに
      他に女がいるのか?と勘繰るが…
      女は居なくそこで‶アクロトモフィリア〟であると、
      本当の性癖を教えられる
      MはRを愛してくれるがMの心の中には、
      フランセス・オコナーという腕のない女性が住み着いていた…
      彼女以上の存在になれないと、
      フランセスに嫉妬したRは…


      この話を読んだ時、真っ先に思い浮かべたのが
      木原音瀬さんの『コゴロシムラ』
      あぁ…いるんだ!!と、
      そして何気にフランセス・オコナーを検索したら
      実在の人物で画像が…
      ここでも、あぁ…いるんだ!!w(*゚o゚*)w と、


      それとRの悪癖に至ったストレス…
      家族全員が某宗教の敬虔な信者。
      前にこの信者の娘さんの
      コミックエッセイを読んだ事があるので
      Rの幼少期は辛かったべな…と。
      そして子供じゃなく信仰・宗教を選んだ両親と兄
      あぁ…怖い、怖い!!!!!Σ(ll||д゚ノ)ノ


      性癖は…どうする事も出来ない
      まぁ~それでも巡り巡って本人たちが幸せならば…愛だよね、
      愛。



      ◆いつか、静かの海に
      母親に捨てられ、
      暴力的な父親に虐待を受けながら育った沢村克也。
      小学4年生。
      ある日の夜、お腹が空いて食べ物を買いに外に出た克也は、
      公園のすべり台の上にいた曾根という男性と出会う。
      曾根が好意で食べ物を分けてくれることになり
      曾根のアパートに行くと奥の部屋に寝ている若い女性…
      その後女性が気になった克也は曾根のアパートを訪ねた

      寝ている女性‶お姫さま〟
      人肌とは違う質感の‶お姫さま〟
      月の水しか飲まない‶お姫さま〟

      ‶お姫さま〟とは?
      ‶お姫さま〟に人生を捧げた曾根
      月の水を作る月光レンズの秘密
      曾根の後継者として後を任された克也
      しかし当時小学生6年生になってた克也には無理な話で
      それから30年…



      不思議な話

      曾根さんには実行に移すだけの愛があったと思うけど…
      当時、小学生の克也には…
      でも30年経った今でもハードルは高いんじゃないか?
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      赤々煉恋」のレビュー

  • 東京創元社 (2003/02)

    著者: 田中早苗 , LevelMaurice

    • 評価: 3.0

      【ポーの遠い親戚辺りかな?】
       本書は、昭和3年に刊行された著者の「夜鳥」という短編集をベースに1作を追加してある復刊本です。
       復刊と言っても、現代仮名遣いに直してありますが、言葉などはやはり古いまま。
       ですが、この古さがルヴェルの作品には似合うようです。

       短編集と書きましたが、ショート・ショートと言っても良いほど短い作品ばかり。
       H.B.アーヴィングはルヴェルの作品をポーの作品になぞらえていますが、私的にはそれほどポーに近いとは感じませんでした。
       遠い親戚辺りでしょうか。

       確かに、ポーと同様、怪奇や謎、あっと驚く展開などはあるのですが、ルヴェルの場合、ポーと決定的に異なり、哀切、悲哀、人間的情味のようなものが色濃く漂っているように感じました。

       ルヴェルが描く世界には、貧困、苦悩、悲しみが充満しており、登場人物も、不虞者、乞食、売春婦などなどが多く見られます。
       ある意味弱い立場の者達を多く描いているようですが、必ずしもその弱い者達が救われる話とは限りません。
       また、殺人などの犯罪も描かれますが、決して謎解きに重点があるわけではなく、そのような事態になってしまった時の人間の弱さ、浅はかさなどが強く描かれているように感じました。

       巻末解説で、江戸川乱歩は、「ポーは大人、ルヴェルは少年」と書いていますが、なるほどと頷けるところもある捉え方ではないでしょうか。
       古い言葉遣いですので、やや読みにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、独特の魅力がある作品だと思います。


      読了時間メーター
      □□□     普通(1~2日あれば読める)
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      夜鳥」のレビュー

  • 早川書房 (1976/06)

    著者: エラリイ・クイーン

    • 評価: 3.0

      【エラリー、4度目のライツヴィル/中期以降の作風が変わったクイーンを読む】
       エラリー・クイーンの作品の中には、架空の町ライツヴィルを舞台にしたシリーズがあります。
       本作はその4作目に当たります。
       エラリーにとって、ライツヴィルという町は心の故郷とでも言うべき位置づけであり、いつまでも思い出として心に残っている場所なのです。

       さて、本作の始まりは、ライツヴィルのただ一つの地方新聞である『ライツヴィル・レコード』の切り抜き記事が何者かによってエラリーに送り付けられてくることから始まります。
       最初の記事は、町の隠者・奇人と考えられていたマッケイヴィという老人が心臓疾患により亡くなったという記事でした。
       マッケイヴィは、大変な吝嗇家で貧乏だと考えられていたのですが、実は莫大な財産をため込んでいたことが分かったということで、ライツヴィルでも繁盛している染色工場の株を大量に保持している影の共同経営者だったというのです。

       次の記事は、その染色工場のもう一人の経営者が拳銃自殺したという記事でした。
       マッケイヴィの莫大な遺産は、彼の主治医であり、金にこだわらずに貧しい人たちの医療に人生を捧げていたドッド博士に遺贈されたのですが、その結果、ドッド博士は染色工場の共同経営者という地位に就くことになったわけです。
       当然のことながら、染色工場の経営状態を知ろうと考えたドット博士は、もう一人の経営者に報告を求めたのです。
       ところが、もう一人の経営者は工場の資産を使い込んでいたのですね。
       これが表ざたになれば横領ということで刑事処罰を受けることになるのは明らかでした。
       そのため、逃げられないと考えたその経営者は自殺したというのです。

       三つ目の記事は、『町の乞食』と揶揄されていたトム・アンダースンという男が失踪したというものでした。
       トムは、もともとは優れた教師だったのですが、妻を亡くして以降、酒浸りになってしまい、まるで乞食のようにして食い扶持を稼ぎ、一人娘のリーマを養っていたのです。
       ところが、ある夜から、家に帰って来なくなってしまったのです。
       その後、トムの破れた衣服や、格闘の後と思われる形跡が発見されたことから、トムは殺害されたのではないかと警察は見ているというのです。

       何故こんな無関係とも思える記事がエラリーに次々と送り付けられてきたのでしょう?
       そうしているところへ、若いリーマ本人がエラリーを訪ねて来ました。
       リーマは、父親のトムは間違いなく殺されているのでその真相を明らかにして欲しいと頼んできたのです。
       なんでも、父親のトムは、ライツヴィルでは名高いエラリーをよく知っていたようで、困ったことがあったらエラリーに相談するようにとリーマに話していたそうなのです。

       リーマは、『乞食』と言われる父親に育てられていたため、貧しく、身なりも間に合わせの服を着ているような状態でした。
       こんな格好でニューヨークのエラリーを訪ねて来るとは。
       もともとライツヴィルには深い愛着を持っていたエラリーです。
       加えて、謎の新聞記事の件もあり、エラリーはリーマの頼みを聞き入れて(リーマの身なりを整えてやった上)ライツヴィルに同行することを承知したのです。

       さて、エラリーがライツヴィルに到着した後、殺人あるいは事故死と思われる事件がさらに続いていきます。
       何の関係も無さそうな事件なのですが、エラリーはそこにあるつながりを発見します。
       しかし、そんなことで殺人を繰り返すものだろうか?
       さすがのエラリーにもそんなことをする動機がさっぱり分かりません。

       クイーンの小説の一つの特色は、国名シリーズに用いられた『読者への挑戦』ですが、中期以降の作品ではこの挑戦はすっかり影をひそめてしまい、作風もあらかじめすべての手がかりを読者に与えるというフェアなものから、物語自体の深みや文学性を追求するものへと変わっていきます。
       エラリー自身も、初期のペダンティックで冷静一徹の男性から、人情味のある人間らしい男性へと変貌していきます。
       ライツヴィル・シリーズはその後者に当たるのですが、それでもまだシリーズ最初の方の『災厄の町』などではフェア・プレイ志向の片鱗はうかがえるのです。
       
      ところが4作目の本作になるともはやそのような初期の作風は完全に捨て去られており、読者に謎解きを挑もうという姿勢は完全に消えています。
       むしろ、本作ではリーマの素直な性格や、ライツヴィルの美しい情景などを丹念に描きこむ方に力点が置かれており、読者にはあまり謎解きの手がかりは与えられません。
       ですから、初期の作品のように真相を見破ってやろうという読み方は放棄した方がよろしいと思います。

       結末は意外なものではありますが、ややこじつけめいた点も見られます(特に最後の事件は相当苦しい)。
       また、エラリーの謎解きも、初期のようにまるで数学の問題を解くようなクリアさはなく、作中のエラリー自身、「それは自分にも分からない」と言って明らかにしない部分も残されるのです。

       どちらの作風が好みかは読者の趣味によるのですが、私は長いこと初期のクリアな作風を愛していたので、中期以降の作品はこれまで読まずに放置してきました。
       多少、中期以降の作品に手を出してはいたのですが、その時は違和感を感じ、それ以上は読み進めなかったのですね。

       それでも、中期以降にも優れた作品があるのだという評論をいくつも読み、認識を改めて未読の中期以降の作品を読むようになりました(現在進行形です)。
       やはり初期のクリアさには強く魅かれるのですが、中期以降の作品の魅力も段々わかってきたつもりです。
       さて、みなさんはどちらがお好みでしょうか?


      読了時間メーター
      □□□     普通(1~2日あれば読める)
      >> 続きを読む

      2020/08/06 by

      ダブル・ダブル (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-5)」のレビュー

  • 著者: 住野 よる

    • 評価: 3.0

      他の住野作品とはだいぶ違う印象。
      いじめを扱っているのもそうだし、人物像をはっきりさせない所や、伏線や謎エピソードを後で読者に分かり易く回収しない所とか。
      読後にあれって何だったの?とかあの人のエピソードどこかで生きた?みたいなのが散りばめられてる。
      考察サイトで、あーそうかーと気付かされることが多かった。

      ラストが印象的。
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      よるのばけもの」のレビュー

  • 著者: 石持 浅海

    • 評価: 3.0

      川端直幸は本屋で運命の出会いを。
      それが同じ会社の人間と分かり、友人が出会いのセッティングを。
      その高野秋とはお互い気が合うが、なぜか腕に2つ時計をつけていた。

      石持さんのちょっとした疑問を仲間内で解いていくようなライトミステリの類い。

      ただ違うのは謎が2人の恋愛と絡んでいく形になっていること。
      恋愛ミステリとでもいえばいいのか。

      2つの腕時計が5つ目の話で明かされる過去。
      多少強引な気がするが、直幸という名前からタイトルに繋げる締めは悪くない。
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      まっすぐ進め (河出文庫)」のレビュー

  • 著者: 原田 マハ

    • 評価: 4.0

      下巻では俵屋宗達と天正遣欧使節の4人が長崎を出立し、マカオ、ゴア、リスボン、マドリード、フィレンツェ等を経てローマへと向かう。

      もちろん現在のような船の技術はないので、各地で季節の風を待ちながら進むため、ローマには三年の月日を費やした。

      各地で目に映るものや触れ合うものに刺激を受けていく宗達。
      特にイタリアについてから出会ったレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティに刺激を受ける。

      積年の思いの末、ようやくローマ教皇の下へ辿り着いた一行。織田信長から命じられた洛中洛外図を献上した。

      そして帰り道に立ち寄ったミラノで、宗達とマルティノは運命的な出会いをし、長崎へ向けてまた船旅を始める…というところで宗達らの話は終わる。


      いやー。また下巻は雰囲気が変わりますな。
      やはり旅がメインになるので、ちょっとした冒険譚が面白かった。
      まぁ冒険譚と言っても、陸上では極上のおもてなし生活なのだが。

      宗達が様々なものに刺激を受けて人として、絵師として成長していく様は見ていて感心したが、下巻でちゃんと絵を描いたのは1回きり。
      帳面にさらさらとは書いていたけど、もっと絵を描いて段階的に成長を見たかったなー。

      ちょっと読中気になったのは、マルティノ泣きすぎ。絵を見る度に泣いている。最初は、そんなに感動するほど素晴らしい絵なんだな、と思うけど、毎回なので涙の価値がだだ下がり。
      ○○の絵を見ることに→どうせまたマルティノが泣くんでしょ。みたいな感じ。

      もう一点気になったのは、ミラノでの出会い。ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ。
      唐突な出会いだったのにやけに掘り下げて書くなぁ。早く次に進んだらいいのに…と思って読んでいたら物語の回収要素だった。
      本人達は運命だ!って盛り上がってはいたけど、突如現れた少年に物語の大事なところを持っていかれたので、「え?今までの旅路はいったい…」という感じ。

      エピローグで望月彩目線で原田マハさんの言いたかったことが書かれているが、それならもう少し、その部分をしっかり書いてほしかったな、という印象。

      まぁでも面白かった。

      帰路の途中で物語が終わったので、読了後も「マルティノ達は次どこに行くんだっけ…?あっ、いや、もう読み終わったんだった」というのをしばしば。

      また、自分は美術や歴史に疎いのでその辺りを調べながら読むのも面白かった。
      原田マハさんの本はいつもどこまでが史実で、どこからがフィクションなのかよく分からないから、知識として残しておきたいことは調べておかないとごっちゃになる。

      個人的に残念な部分はあったものの、長編を短期間で読み切るのは久しぶりのことで、充実した時間を過ごせました。
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)」のレビュー

  • 東京創元社 (1997/11)

    著者: 井上勇 , QueenEllery.

    • 評価: 3.0

      【むかしむかし鬼婆が 靴のお城に住んでいた……】
       本作は、マザーグース見立てのミステリなのですが、クイーンが書くとさすがに一ひねり加えられた作品になっています。

       物語の背景となるのは、大富豪であり『鬼婆』と異名を取るコーネリア・ポッツの一族です。
       コーネリアは、靴職人だったバッカスと結婚し、サーロウ、ルーラ、ホレイショという三人の子供をもうけました。
       バッカスは怠惰な靴職人でしかなかったのですが、コーネリアには商才があったのでしょう。
       あっという間に靴工場を建て、全米で売れに売れる靴を作り、工場も拡大の一途をたどり、大富豪となったのです。
       バッカスは、経営の才能などなく、単なる靴職人でしかありませんでした。
       野心も無い男で、ポッツ靴会社が拡大の一途をたどっても何の関心も持たず、遂には失踪してしまったのです。

       コーネリアは7年の法定失踪期間を過ごした後、強い意志を持たない男だったスティーヴと2度目の結婚をし、やはり三人の子供をもうけます。
       ロバートとマックの双子の兄弟と、末娘のシーラです。
       コーネリアは、スティーヴと結婚をする条件として、ポッツ靴店の名前を残すために婿入りを求め、強い意志も無いスティーヴは何のためらいもなくこの条件を受け入れ、ここに現在のポッツ一族が成立したのでした。

       ポッツ一族は、コーネリアのあまりにも強烈なキャラのため、マザーグースの『靴に住む老婆』の詩に例えられ、揶揄されるような一族になっていったのです(『靴に棲む老婆』の詩の出だしはリードに書いたものです)。

       さて、コーネリアが先夫バッカスとの間にもうけた三人の子供は皆精神に欠陥があるというか、少なくとも性格異常者でした。
       長兄のサーロウは強度の被害妄想者であり、誰彼構わず名誉棄損訴訟を起こしまくっています。
       長女のルーラは発明マニアで、役にも立たないガラクタを作るのに巨額の資金をつぎ込んでいました。
       次男のホレイショは比較的まともではあるのですが、やはり歪んだ性格の持ち主なのです。

       これに対して、スティーヴとの間に生まれた子供たちは皆優秀で、ポッツ靴会社も双子の兄弟によって健全に運営されていましたし、末娘のシーラは美しく賢い女性でした。

       エラリーは、一族の顧問弁護士であるパクストンから、サーロウが名誉棄損訴訟の相手に立腹して14挺もの拳銃を買い込んだので危なくて仕方が無いという相談を持ち掛けられたことをきっかけに、ポッツ一族とかかわりを持つようになります。

       さて、事件の方ですが、サーロウは今度は双子の兄であるロバートの言動に腹を立て、侮辱されたといきり立ち、何と決闘を申し込んだのです。
       ロバートは取り合いませんが、執拗な性格のサーロウは引き下がらず、逃げても追いかけて殺してやるとまで息巻く有様です。
       サーロウは、買い込んだ14挺の拳銃の中から2挺を選んで持ち出し、ロバートに好きな方を取らせ、残りを自分が使う拳銃とし、翌朝、屋敷の庭で決闘を行うと宣言し、その場に居合わせたエラリーに立会人となるよう求めたのです。

       こんな馬鹿げたことはやめさせたいのですが、まともではないサーロウに理を説いても聞き入れるわけがありません。
       パクストンは、サーロウに内緒で、弾丸を空砲とすり替えることを提案し、エラリーもロバートもこれを承知します。

       シーラとパクストンがサーロウを引き留めている間にエラリーはサーロウの部屋に忍び込み、サーロウが使うことになっている拳銃の弾丸を抜き出して空砲と入れ替えました。
       もちろん、ロバートが使う拳銃も空砲を仕込んだのです。

       準備を終えたエラリーが、サーロウ、シーラ、パクストンらのところに戻ってみると、サーロウはシーラから(引き留めのために)酒をすすめられていたせいかすっかりご機嫌になっており、エラリーも誘って外に飲みに行こうと言い出したのです。
       ここでサーロウの機嫌を損ねるのも得策ではないことから、一向はサーロウと共に飲みに出かけました。
       ところが、サーロウは一向に帰ろうとせず、何と、翌朝、決闘時間の寸前まで店に粘り続けたのです。

       そしてそのまま決闘の場に赴き、エラリーに頼んで部屋から拳銃を持ってきてもらいました。
       形だけのことだ……と思い、そのまま決闘を行ったところ、何と、サーロウの拳銃から実弾が発射され、ロバートは死んでしまいました。
       サーロウら一行が飲みに出かけていた昨夜の間に、屋敷にいた誰かが空砲を実弾に戻したのだ!

       早速捜査が始まるのですが、14挺あるはずの拳銃のうち、2挺がどうしても見つかりません。
       サーロウはその隠匿場所を絶対に言おうとしないのです。
       そうこうしているうちに、サーロウは今度は双子の生き残りのマックに腹を立て、今度はマックに決闘を申し込む始末です。
       マックもさすがに頭にきて、受けてやると言ってしまうのです。
       
       既に警察の捜査が入っており、こんな決闘は認められないとして実行させないことになってはいるのですが、何とも物騒な話です。
       ところが、決闘の前夜、マックはベッドの上で何者かに射殺されてしまうのです。
       そして、その死体の目は鞭で打たれており、ベッドサイドにはスープが置かれていました。
       「パンはやらずに スープで済ませ 鞭で殴って 寝に行かす」……靴に棲む老婆の後半の詩のままではありませんか!

       エラリーはこの謎を解くのですが、解決篇を読んだ時、私は正直「クイーンにしては大したことが無い作品だ」と思ってしまったのです。
       そのトリックは私にも分かりましたし、あまり意外性もない解決で、「これは甘めに評価してギリギリ☆3つかなぁ」と思ってしまったのです。

       しかし、それは私の早合点でした。
       クイーンはさらに何重かのどんでん返しを用意していたのです。
       しかも、そのどんでん返しにエラリーが気づいた推理は秀逸なものでした。
       う~む、さすがにクイーンだけのことはある!
       地味な作品かもしれませんが、なかなか読ませる佳作と言って良いでしょう。

       ところで、みなさん、『ニッキー・ポーター』っていう女性の登場人物はご存知でしょうか?
       最初は、エラリー・クイーンのラジオドラマのために創作されたキャラで、エラリーの助手として犯罪捜査に携わるキャラなのです。
       その後、映画シナリオの元になった作品などにも登場するようになるキャラなのですが、ダネイはこのキャラ、あんまり好きじゃなかったみたいですね(リーが、ファンの要望に応えて当初はラジオドラマ限定とう条件で登場させたキャラのようです)。

       このニッキー・ポーターなのですが、ラジオドラマで初登場というのはその通りらしいのですが、何と、本作でその誕生秘話が語られているのですよ。
       その正体は、末娘のシーラなのです!
       事件が完全に解決した後、ポッツ靴会社と縁を切ったシーラがエラリーに仕事の紹介を頼みに来るのです。
       エラリーは、シーラのことを好もしく思っていましたし、丁度、小説執筆のためのタイピストが欲しいと考えていたところでしたので、自分の秘書になってくれないかとシーラにもちかけるのです。

       シーラはその話に興味を示すのですが、既にスキャンダルになっている自分がそんなことをしては迷惑をかけると尻込みします。
       しかし、エラリーは、偽名を使って秘書になれば良いと言い、その偽名として二人で考え出した名前がニッキー・ポーターなのですよ。
       こういう書き方をしていますので、小説ヴァージョンでは、本作がニッキー・ポーター初登場の巻と言っても良いのでしょうね。


      読了時間メーター
      ■■      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      靴に棲む老婆」のレビュー

  • 著者: 須本壮一 塩田武士

    • 評価: 4.0

      昭和の未解決事件「森永グリコ事件」をモチーフにしたミステリーで、2つの路線から解明に向かっていく。1人はたまたま年末特集記事で無理難題を押し付けられた文化部の新聞記者、もう一人は事件で勝手に使われた脅迫録音に使われた子供の声の本人。この事件の少し前に起こったハイネケン誘拐事件にも関連し、イギリス取材まで盛り込まれ、当時の追跡劇のディテールもしっかり描かれている小説で面白かった。事件に関連した人物の一人一人を突き止めていき、最後は長い間放置されてしまっていた最大の被害者に辿り着く。
      どうやら映画化されるらしい。 >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      罪の声 昭和最大の未解決事件(2): イブニング」のレビュー

  • スクウェア・エニックス (2005/01)

    著者: Studio BentStuff

    • 評価: 3.0

       ・・・なんだろう・・・ISBN打ち込むとヒットして出たタイトルをコピペして検索すると別の本しかヒットしないんだ。
       ここの検索がちょっと意味不明。

       閑話休題。

       ドラクエ8をプレイするにあたって、ゲーム進行の情報はなるべく伏せたままでデータに関する部分だけ欲しかった。
       データの部分は下巻が担当しているので、下巻だけあればいいと言えばいいんだけれど、上下巻の本の下巻だけそろえるのも収まりが悪いので一応上下そろえた。
       実際参考にしたのはこちら。

       主にアイテム・錬金・チームモンスター情報ぐらいだけれど。
       結構無茶しても何とかなっちゃう戦闘バランスだし、そこは自分で考えてプレイしないと遊んでいる意味ないし。
       錬金でいろいろ試すのが面白いと思っていたけれど、いろいろ試しても面白くなかったので、情報に頼った。
       自分で見つける面白さを残したシステムじゃなかった印象。
       ・・・なので、役立った。

       ゲームそのものがあまり面白いゲームじゃないし、奥深いものでもないので、正直役立つ情報は少なかったが・・・。
       それは攻略本じゃなくてゲームが悪い部分だろう。
       ドラクエシリーズは好きなんだけどね。
       8は、好きになれなかったな。
       全員99まで上げて、全モンスター討伐程度までしかやり込まなかった感想だけど。
       ゲームの感想は、レヴューと関係ないかもしれないけれど、ゲームあっての攻略本なので。
       どこまで役に立ったかというと、それほど役に立たなかった。
       だけどそれは、ゲームが難しくなかったからというのは、攻略本を語る上で必要な情報かと。

       錬金を極めることは手間がかかる割に意味が薄そうだと気づいて、あまりこだわらなくなったし。
       すると、役立てたページは殆どないのよね。

      >> 続きを読む

      2020/08/05 by

      ドラゴンクエスト8空と海と大地と呪われし姫君公式ガイドブック」のレビュー

    • 分かります。僕がやったのはPS2版ですが、8はやり込み要素がめんどくさい割にあまり意味がないのでやる気が出ない。竜の試練もだるすぎ。物語的もあまり印象に残らず…。
      でもゲームの攻略本って面白いですよね。アイテムやモンスターを見てるとワクワクします。
      最近はゲームをやらなくなりましたが、昔やったゲームの攻略本を買おうか迷っています。
      >> 続きを読む

      2020/08/05 by 豚の確認

  • スクウェア・エニックス (2005/01)

    著者: Studio BentStuff

    • 評価: 3.0

       ・・・なんだろう・・・ISBN打ち込むとヒットして出たタイトルをコピペして検索すると別の本しかヒットしないんだ。
       ここの検索がちょっと意味不明。

       閑話休題。

       ドラクエ8をプレイするにあたって、ゲーム進行の情報はなるべく伏せたままでデータに関する部分だけ欲しかった。
       データの部分は下巻が担当しているので、下巻だけあればいいと言えばいいんだけれど、上下巻の本の下巻だけそろえるのも収まりが悪いので一応そろえた上巻。

       ・・・なので・・・クリアまでほとんど開いていない。
       感想も何もないのだけれど、クリアまで開かなかったというのも攻略本及びゲームの評価の一つの指標と思い登録。
       物語は一本道で、脇道も少なく、進行上後手後手を踏まさせられる遊びの少ないものであり、変にバランスが良くて無茶しても安定して戦えてしまうので、ホント出番がなかった。
       クリア後に読めば新たな発見もあるかもしれないが、ゲーム中読まなさすぎて部屋の中で幾重不明になってしまった・・・。
       いつか出てきたら、読み返してみよう。
      >> 続きを読む

      2020/08/04 by

      ドラゴンクエスト8空と海と大地と呪われし姫君公式ガイドブック」のレビュー

次の16件をみる >>

みんなのレビュー - 最近登録された読書レビュー | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本